植物
子どもの頃に引っ越した地域には、ヤマユリがあちこちに咲いていました。 ユリは庭で育ているというよりも、道端や野山のどこにでも自生している花でした。 ちょうど夏休みに入る頃に咲き始めてここかしこに良い香りが漂うので、いまでもユリの香りは大好き…
「緑が欲しい」という母の希望に答えて持っていった小さな植物が、1年ぐらいで弱り始めました。 行くたびに、なんとか持ちこたえていました。 今まで母が過ごした二つの施設では、鉢植えの植物が枯れた時にその土をどうするか聞いたことがなかったのですが、…
ベランダにたくさん植物があって、季節の草花がある生活がうらやましいなと思いながら、NHKのドラマ「植物男子ベランダー」を録画して観ていました。 ポトスのような簡単な観葉植物でもだめにしてしまうので、技術的、能力的に無理だと思うから余計にうらや…
海水と真水が混じり合う場所が「汽水」であるということは、中学校や高校で学んだのでしょうか。 なんとなく知っていたこの言葉を目の前で見るようになったのが、1980年代半ばに東南アジアで暮らした時に初めてみたマングローブでした。 海の中に森があり木…
分水を訪ねるために6月初旬、上越新幹線に乗りました。 大宮を過ぎたあたりから、田植えを始めている水田が見え始めました。 昨年古代蓮を見に行ったあの行田市のあたりまでは、これから田植えという風景でした。 東北の水田よりさらに1ヶ月ほど遅い風景に少…
皇帝ダリアが広がり始めたことに気づいたのが10年ほど前のことでした。 その頃は、両親が暮らしていた標高のやや高い地域では寒すぎて育てられないと母が言っていましたが、ここ2〜3年でその地域でも育てられているのを見るようになりました。 また、皇帝ダ…
1ヶ月ほど前、母の日のカーネーションについて介護士さんの意見が偶然、目に入りました。 家族が花を贈ると、それの世話をしたり片付けをするのは介護士さんたちで大変だということに加えて、「花を贈るのは家族の自己満足」と書かれていたと記憶しています…
今年はアスパラガスが手頃な価格で手に入るので、ここ1ヶ月ほど、連日のように購入して食べています。 アスパラガスは、子どもの頃から大好きな野菜のひとつです。 ただ、子どもの頃の「アスパラガス」は白くて缶詰のものでした。 ちょっとふにゃとしていて…
今年も通勤途中で見かける梅の開花は、1月に入ってからでした。 12月には咲き始める早い年もあるので、まだかまだかと待ち続けていたのですが例年並みのようです。 昨年の災害と認識する暑さの影響はどうなるのだろうと思ってこの冬を待っていたのですが、梅…
晩秋というより冬に入った頃、散歩をしているとどこからともなく甘い香りが漂ってくることがあります。 ただ、においそのものを言葉で表現するのも難しいので、「あの香り」が何からくるのかたどり着くのは結構時間がかかりました。 なんと、びわの花だとよ…
10年ぐらい前に初めて気がついた皇帝ダリアですが、最近はあちこちで見かけるようになりました。 11月に訪れた岡山でも、庭や畑のすみ、あるいは公園でたくさん目にしました。 ダリアが好きだった祖父が生きていた1990年代には、もう植えられていたのでしょ…
今日もまた呪文のようなタイトルです。 これなら勘で読めそうですが、書くのは難しいかもしれませんね。 先日、岡山を散歩していて、あちこちに緑の葉っぱが育っていました。 ここ2週間ほど、スーパーでもほうれん草が安くなり、1束80円ぐらいなのでとてもあ…
近所の庭の沈丁花を毎日のように眺めて通るのですが、今年は11月5日に小さな固いつぼみが出始めているのに気づきました。 大きさにして数ミリぐらいでしょうか。 いきなり一晩で数ミリになったとは考えにくいので、やはり毎日見ているようで見ていないもので…
ひと雨ごとに気温が下がっていくこの時期は、夏が好きな私にはちょっと寂しい季節です。 まあ、今年はさすがに 暑さが災害になるほどなので、もう十分かなとは思いますが。 さて、学生の皆さんはちゃんと夏休みの課題を終えたでしょうか? 私は今年は是非、…
酷暑の中の散歩のペース配分が、少しわかりました。 駅から徒歩数分以内の場所で森がある場所を訪ねて、歩くのは1〜2km以内ぐらいなら危険ではなさそうです。 そこでバスの車窓から見える、あの場所を訪ねてみようと思い立ちました。 以前、渋谷から新宿まで…
鎮守の森という言葉は子どもの頃から馴染みがありますが、よくよく考えると私にはほとんどわかっていない言葉です。 私にとって鎮守の森の最初の記憶はもしかすると伊勢神宮かもしれません。 4歳の頃にフェリーに乗って参拝したのですが、ガーナ・チョコレー…
昨年の夏は雨が多く、比較的気温が低い日が多かったのですが、今年は尋常ではない暑さですね。 連日35度近い気温が当たり前になってしまいました。 エアコンをつけた室内にいても頭がぼっとして、何もしたくない気分です。 かれこれ2週間ぐらいこんな天気だ…
幼稚園児から高校生まで四方を山に囲まれた地域で過ごしたので、人工林と自然林の違いを見分ける能力がある、とつい最近まで思っていました。 子どもの頃の遊び場であった裏山も、少し離れて見ると杉やヒノキの植林された場所と雑木林の境界線がきっちりとわ…
緑が豊かな熱帯雨林を想像して1980年代に東南アジアに赴任した時に、見渡す限り裸山の状態が続いていることに驚いたことは自然と人工的な自然ー東南アジアの熱帯雨林に書きました。 ただ、同じような風景を見たことがありました。 それは、子どもの頃、1960…
トマトは小さい頃から身近な野菜でした、そう半世紀以上前から。 今も好きな野菜のひとつです。 子どもの頃は、こんな暑い日のおやつはトマトで、塩やウスターソースをつけてガブリと丸かじりしていた記憶があります。 トマトは野菜でもあり果物でもありとい…
今日は、Lotusではなく、花の蓮の話です。 昨年、急に蓮やスイレン、そして水草が気になって、あちこちの植物園や公園を歩いて見ました。 蓮で検索すると、行田市にある古代蓮の里がありました。 古代蓮ってどんなのだろう、行田市ってどんな街なのだろうと…
散歩をしていると、梅の木々には鮮やかな緑の葉が茂り、その中に実がいつの間にか大きくなっています。 なんて美しい緑色なのでしょうか。 あの梅の実の緑色を表現するのは、何色と言ったら良いのでしょうか。 梅の花が好きなので毎年まだかまだかとあちこち…
5月に入って、通勤の車窓からノビルを発見。 すでに20センチ以上になっていて、白い可憐な花が咲きそうになっていました。 前日まで同じあたりをぼーっと眺めていたはずなのに、今年もやられたという感じです。 まさにノビルは「伸びる」ですね。 いえ、植…
母の暮らしている施設は駅から遠く、最寄りのバス停も森の中の道を歩くしかないような場所です。いつもならタクシーを使う面会の帰り道、森を通らなくて良い遠回りの道を歩いてみようと思い立ちました。 それでも見渡す限り、片側は雑木林、片側は水田や畑が…
2月の中頃になると、線路沿いの土手や道ばたに急に新緑が目立ち始めてきて、春が近づいたことを感じます。 今年も季節が巡って来て、突然初夏のような暖かさで、いろいろな花が咲き始めました。 木蓮とかコブシ、沈丁花やレンギョウ、エニシダといった花々…
今年はなかなか梅が咲かないので、そのぶん、ロウバイに目がいきました。 1月の寒い頃にチラホラと黄色い花が目につき、その香りもまた春の到来を心待ちにさせるものです。 ロウバイの見頃になると、近くにもいくつか有名な場所があるのですが、ロウバイだけ…
例年なら12月にはぼちぼちと咲き始めている梅の木が、近所にはいくつかあるはずなのに、今年は本当に咲きません。 他の場所ではどうなのかと、葛西臨海公園まで足を伸ばしてみました。 途中の電車の車窓からも、梅の花は見かけませんでした。 広い園内を散…
梅が好きで、12月になるとつぼみがふくらんで今か今かと咲き始めそうになる木を探しては楽しんでします。 ところが、今年はまだ1月になっても咲いている木が身近なところにありません。 通勤の車窓からも、12月になるとボチボチと咲き始めている木があるはず…
東京ズーネットの1月8日のtweetに、「おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝いはげます」というメッセージとともに羽ばたいて飛んだハシビロコウの動画があり、無性にハシビロコウに会いに行きたくなりました。 ということで上野動物園…
昨年は本当にたくさん柿を食べました。 12月に入ると柿が店頭から消えて寂しいと書きましたが、今も冷蔵庫にいくつか入っています。 いつ頃からだったでしょうか、私が行くスーパーに個別包装の柿が出回るようになったのは。 たぶん、ここ数年ではないかと思…