散歩をする 360 米坂線の車窓の風景

あやうく乗り遅れそうだったバスは、白と黒を基調にした落ち着いた米沢の街をぐるっとまわって10時10分ごろに米沢駅に到着しました。出だしから山形新幹線が途中で止まるというアクシデントがありましたが、充実した散歩になりました。 次に乗るのは10時29分…

運動のあれこれ 45 米沢の治水の歴史

散歩の記録をまとめるときに検索することで、また世界が広がります。 大幅な計画変更で訪ねることができなかった米坂線の南側にある水色の矢印のような場所が掘立(ほったて)川の遊水池であることを知りました。 掘立川遊水池の会〜みんなで守ろう遊水池〜…

水のあれこれ 260 最上川と掘立(ほったて)川の間の水田地帯

米沢のどの辺りを歩こうかと地図を眺めていたら、米坂線がまるで水田地帯との境界線かのようにその南側と北側を分けていることに気づきました。 南側に水田地帯が広がっています。 最初に目に入ったのが、笹野町と泉町の間にある水色の矢印のように描かれて…

行間を読む 160 りんごの年表

りんご大学の「学ぶ」に「りんごの歴史」として明治時代から平成までの年表がありました。 1871年(明治4年)に「開拓次官 黒田清隆がアメリカから苗木を購入し、東京の青山官園に75種のりんごを植えたのが、りんご栽培の始まりとされている」から始まってい…

記録のあれこれ 126 「りんご台風」

8月も半ばになると、気温が30度を超えても体が慣れてきたのがあまり暑さを感じなくなりますね。そして少し温かい食べ物や秋の果物が恋しくなります。 岩木川の堤防の内側にあるりんご園の惨状がテレビで伝えられるたびに何もできないことがいたたまれない思…

散歩をする 359 「ヨネ(米)のなるサワ(葦の生える湿地)」へ

2019年に米沢に宿泊した時には主に米沢城のあたりを歩きました。帰宅してから米沢について検索していたら、「米沢観光Navi」の説明に「ヨネ(米)のなるサワ(葦の生える湿地)」という説があることを目にして、「米」がつく地名だというのに肝心の水田地帯…

散歩をする 358  ただひたすら川と海と潟を見に〜山形から新潟へ〜

30年ほど前に信濃川と関屋分水を訪ねて、信濃川水系の隅々まで水を制御している治水に圧倒されたことから、今も宿題を抱えたように新潟県に引き付けられています。 その後、分水の信濃川大河津(おおこうづ)資料館を訪ねた頃から、新潟はなぜ「新潟」なのだ…

事実とは何か 92 文学的表現だけでは足りないが、それが必要なこともある

「霞堤は誤解されている」を読み初めて、定義されていない言葉であるとともにもともとは私がイメージしていた盆地などの平野部分の遊水池的なものではなく急勾配河川で使われていた言葉だったことを知りました。 人命や財産に直結することなのに、なんとあや…

行間を読む 159 「土木用語にしては文学的な表現」

霞堤はすごいという雰囲気にちょっと警戒心がでて霞堤について検索していると、その代表のように思っていた信玄堤も当時は霞堤とは呼ばれていなくて、そもそも霞堤という定義もないことを知りました。 あの1980年代ごろからの周産期医療が急速に安全性を高め…

水のあれこれ 259 「氾濫から遊水へ」

東北から北陸までの今まで経験したことのない大雨のニュースに、高時川の霞堤の話題がありました。 新聞では茶色い水が水田に流れ込んだ写真なので「水害」のように見えますが、「霞堤による遊水池で集落が守られた」という評価もありました。 高時川は淀川…

水のあれこれ 258 「冬の洪水」

岩木川の氾濫のニュースから「津軽で生まれる子らに」(「水土の礎」)を読み返していたら、「第二章 冬の洪水」が書かれていました。 夏から秋の洪水も「凄まじい」だけでなく、冬から春の洪水も凄まじいものであったことが書かれています。そして融雪洪水…

鵺(ぬえ)のような  14 なぜ抗議の意思を表さなくなるのか

このところ、子どもの頃のある場面がしきりに思い出されています。 1960年代後半、家路を急ぐ大人で大混雑の薄暗く古い井の頭線渋谷駅の階段を、母からはぐれないようにと必死に歩いていました。近くに不二家のペコちゃんがいたことと、クリスマスの頃だった…

記録のあれこれ 125 岩木川水系の洪水の記録

土淵川と寺沢川の洪水について検索したところ、弘前市立弘前図書館の「おくゆかしき津軽の古典藉」の中に、昭和50年と昭和52年の水害の記録がありました。 相次ぐ水害と商店街 昭和五十年(一九七五)八月には土淵川が氾濫し、市内の中心商店街が被害を受け…

水のあれこれ 257 土淵川放水路

私のブログは「地図で見つけた気になる水色の場所をただ訪ねる、せっかく訪ねたのに無謀な計画でしょっちゅう途中であきらめる記録」になりつつあるのですが、読んでくださる方がいてコメントまでいただいて本当にありがとうございます。 「弘前城のお堀はど…

記録のあれこれ 124 東北から北陸にかけての「経験したことがない大雨」

8月3日、津軽から秋田への散歩の記事の下書きが終わり、さあ、次は6月の散歩の記録を書き始めようと思っていたところでした。 ええ、このところ毎月遠出をしています。 その8月3日から4日にかけて、「山形、新潟に大雨特別警報」のニュースがあり、次々と被…

散歩をする 357 角館の川と水路を歩く

11時45分に特急つがるが秋田駅に到着しました。秋田市内も見てみたい場所はあるのですが、12時13分のこまちに乗って今回の散歩の最終目的地に向かいました。 大曲駅の手前に、雄物川と玉川が合流する場所があります。大曲駅はJR田沢湖線に乗り入れる秋田新幹…

水のあれこれ 256 馬場目川と八郎潟

2016年ごろから都内近郊の川や公園を訪ね歩くようになり、2018年秋に祖父母の水田の歴史を訪ねたことがきっかけで、2019年からは全国へとその範囲が広がりました。 八郎潟を訪ねたのはその初期の頃で、まだ一泊二日で車窓から見て帰ってくるといった感じでし…

散歩をする 356 特急つがるで八郎潟のそばを通る

五能線の車窓の旅が終わり、10時37分に東能代に到着しました。ここから秋田駅まで青森から弘前、秋田をむすぶ奥羽本線の特急つがるに乗る予定で、わずか49分ほどの乗車時間ですが、ここもまた今回の遠出の大事なポイントです。 2019年に初めて八郎潟を訪ねた…

行間を読む 158 能代線から五能線へ

弘前から東能代までの列車時刻を検索するとまず奥羽本線が出て、特急だと1時間16分ぐらいで2460円、普通列車でも1時間29分ぐらいでほとんど所用時間は変わらず1690円と出ます。 五能線の場合だと、快速リゾートしらかみは3時間30分で3610円、普通列車は3時間…

10年ひとむかし 86 30年前だったらどうなっていただろう

一つの感染症を片時も忘れることなく生活するなんて人生の中で考えたこともない日々が続いていますが、この感染症拡大がもし30年前に起きていたら、40年前に起きていたらどんな状況になっていたのだろうと想像しています。 歴史にもしはないのですけれど。 1…

シュールな光景 27  検査をしながら「会食」

「コロナ『第7波』の最中でも…岸田首相、党幹部らと連日の会食」(2022年8月4日、東京新聞)の記事で、以下の箇所に引っかかりました。 首相周辺によると、首相は定期的に抗原検査を行なっており、会食相手にも抗原検査を求めているという。 「無症状で抗原…

鵺(ぬえ)のような 13 目が泳ぐ

次から次へと絶望感を感じさせることの正体が見てくる中で、「知りませんでした」「何が問題なのかがわからない」「これからは祝電は送りません」と答える人の目がみなさん泳いでいたり、泳いでいなければ口元に引き攣ったような笑みが出ているという共通点…

散歩をする 355 五能線に乗る

青森の散歩もいよいよ3日目、また早朝からホテルの窓を眺めていました。3時半にはうっすらと空が明るくなり始め、八甲田山の左側が明るくなり始めたと思ったら、わずか4分ぐらいですっかり白々と夜が明けました。またここで方向感覚がおかしくなりました。地…

生活のあれこれ 8 その地域の生活を知る

散歩の記録を書きながら地図を見直すと、行く前には目に入らなかったことがたくさん見えてきて、実際に歩いた街の雰囲気とともに思いを馳せる時間になります。 寺沢川から樋の口あたりを地図で見ると、地名から城下町の記録になっていることがわかりました。…

水のあれこれ 255 弘前城のお堀はどこから来た水か

今回の散歩の二日目の日程は欲張ったので、富田の清水を訪ねたあと、まだまだ弘前市内を歩く計画でした。 富田の清水の少し先から下り坂になり、川があります。土淵川で、土淵堰(どえんせき)とは違いこちらは岩木川の支流の平川に流れ込む川で、「つちぶち…

水のあれこれ 254 「御膳水」と「富田の清水」

黒石駅から再び弘南鉄道に乗り、終点の弘前駅の一つ手前の弘前東高前駅で下車しました。 二日目は盛りだくさんの計画で、ここから地図で見つけた富田の清水まで歩きます。交通量の多いまっすぐな道を、暑さと疲れでちょっとくらくらしながら歩きました。弘前…

散歩をする 354 黒石の水路を歩く

先日、都内の電車の中で田舎館の田んぼアートの広告を見ました。 ちょうど2ヶ月半前、私が訪ねた時にはこれから田植えをするかという時期で、空き地のような田んぼにスタッフの方が何か作業しているのが車窓から見えました。 さて、津軽平野を見て歩く遠出の…

行間を読む 157 「経済的な農業を営み、過酷な労働から農民を解放すること」

「岩木川の支流の一覧」を読みながら、今回の散歩で通過したり歩いた地域の風景を思い返していますが、あんなに広大な津軽平野のほとんどが江戸時代から水を排水させてできてきた地域であり、しかも現在のような姿になってわずか半世紀であることが見えてき…

水のあれこれ 253 「岩木川とその支流の一覧」

岩木山の麓、岩木川の両岸に水田やりんご園が広がる風景は、想像以上の美しさでした。 土淵堰や縦横無尽の水路、あるいは岩木川の堤防の内側にあるりんご園などは、どうやってそれを維持してきたのでしょうか。 雨だけでなく、豪雪地帯ですから融雪洪水はど…

存在する 27 存在を証明するとお金になる?

運転免許証の更新時期が来たので、今度こそ免許証を返納しようと思い出かけました。 免許をとった翌日に一度だけ運転したきり、40年近く運転したことがない筋金入りのペーパードライバーです。国内では自分自身を証明するのにもっとも社会で信頼されていると…