散歩をする 383 修善寺の川合を歩き、踊り子号で戻る

予期していなかった中郷用水と温水池の歴史を知ることができ、その分水路の一つに沿って駿豆(すんず)線三島二日町駅を目指しました。 ここまでは時々日がさす時もあってなんとかお天気がもっていましたが、しだいに天城山のある南の方から黒い雨雲が近づい…

水のあれこれ 234  中郷用水と中郷温水池

散歩の二日目だけで、つぎつぎと「水のあれこれ」が出てくる三島周辺です。 計画の段階では、源兵衛川の途中にある「水の苑緑地」のあたりで疲れてくるだろうから、駿豆線に乗って韮山へ行こうかと考えていました。 ところが源兵衛川を歩いていたら、その下…

記録のあれこれ 118 「水の郷構想」源兵衛川遊歩道、川の中を歩く

千貫樋のあたりは、南北へと少し低くなっているので尾根のような場所に見えました。 千貫樋の説明板があったのは「加屋」という地名ですが、交差点に「茅町」と彫られた小さな石碑がありました。茅が生い茂るような場所だったのでしょうか。 16世紀に、水を…

水のあれこれ 233 千貫樋

本宿用水が潤していた地域と地図で見つけた窪の湧水を見ることができたので、今回の散歩の2日目の計画は達成されました。 ここからは、三島市内を南北に流れる数々の水路のどれかを歩き、そのあと体力が持てば韮山反射炉のあたりを歩いてみようかと考えてい…

水のあれこれ 232 窪の湧水

本宿用水が潤した水田地帯を見たあとは、両親との思い出の地の一つである柿田川湧水群をまた訪ねようかと思いながら地図を拡大したり縮小したりして計画を考えていると、本宿交差点から数百mのところに「窪の湧水」を見つけました。 湧水を見たい、そしてせ…

水のあれこれ 231 黄瀬川と本宿用水、そして新幹線

少しあいだがあきましたが、黄瀬川と狩野川周辺を歩く2日目の記録です。 JR三島駅の南側250mのところに、新幹線の車窓からまるで渓谷のような大場川が見えますが、この川のそばもいつか歩いてみたいと思い今回の1日目の計画に入れてみたのですが、無理な計画…

運動のあれこれ 45  紛争地と赤十字

私自身は日本赤十字社関連の病院で働いたことはないのですが、日赤というと、とりわけ産科で働いていると主に輸血でその恩恵を受けています。全国津々浦々に輸血の供給システムが整備されたからこそ、どれだけの妊産褥婦さんたちが命を救われたことでしょう…

行間を読む 143 「戦死者を並べてとりでにするような戦い」

昨年6月に佐賀のクリークと筑後川を訪ねたときに、デ・レイケ導流堤を見てから筑後川昇開橋を渡って福岡側から佐賀へと戻る計画を立てていました。現地に行ってみると昇開橋は歩いて渡れないことがわかり予定を変更して大川市を歩き、バスで佐賀市内へと戻り…

事実とは何か 88 半世紀ほどの社会の変化をどうとらえるのか

今回の散歩の1日目は午前中の早い時間から深良用水などを歩いたので、その日の宿泊地の三島に16時過ぎには到着しました。 大好きな水の街である三島も、今までゆっくり食事をしたことがなかったので、早々にお店を探しました。 生ビールと、新鮮な魚のお寿司…

水の神様を訪ねる 57  長泉なめりの芦ノ湖水神社

五竜の滝を見て裾野駅に到着したのが14時半ごろで、まだまだ散歩の時間があります。 ここからは黄瀬川を離れて、箱根のふもとを流れる大場川沿いの公園を訪ねてから、深良用水の水の神様だろうと見当をつけたもう一つの芦ノ湖水神社を訪ねる計画でした。 裾…

散歩をする 382 黄瀬川沿いに五竜の滝へ

裾野の水の神様のあと、一旦、黄瀬川とは反対に東へと向かい、JR御殿場線の踏切を渡ったところにある深良神社を訪ねます。 跨線橋の上からは富士山の雄大な姿と、深良用水によって開かれた水田地帯が見えました。 水田に囲まれた鎮守の森の中に静かに深良神…

水の神様を訪ねる 56 裾野の水の神様

せせらぎ児童公園を抜けると、目の前に「裾野市上水道 石脇配水場」のタンクがあり、左手に三島神社があります。 黄瀬川をのぞみ、近くに配水場もあるので、なんとなく水の神様のような気がして訪ねてみることにしました。 「神社創建の由来」が大きな石碑に…

散歩をする 381 黄瀬川と深良用水を歩く

JR御殿場線の踏切を越えると、わずか100mほどのところで深良川は数メートルの落差で黄瀬川へと合流していました。 黄瀬川左岸は崖のように続き、そのすぐそばまで家が建っています。 黄瀬川は田畑より低い位置を流れるため、農業用水には不向きな川であった…

米のあれこれ 35 米づくりのために引かれた深良用水

子どもの頃から耳にしていた、念願の深良用水のそばを歩くことができました。 富士山と箱根の山々に抱かれたなだらかな斜面に広がる水田地帯は真冬でもこんなに美しいのですから、四季折々の変化を見てみたいものです。 Wikipediaの深良用水の「かんがい面積…

水の神様を訪ねる 55 深良用水の神様を訪ねる

2018年に疏水という用語を意識し始めて、安積疏水や琵琶湖疏水を訪ねました。 疏水という言葉は知らなかったけれど、この「山の上にある湖から水路をひく」ことは小学生の頃から知っていたと思い出したのが深良用水でした。 江戸時代にあの箱根の芦ノ湖から…

散歩をする 380 「駿馬の如き河」の地を歩く

昨年12月半ばに播磨国を訪ねてからじきにまた遠出はできなくなりそうな予感で、そうなるとますます出かけたくなる思いが募ります。そんな時には高輪ゲートウェイで新幹線を眺めていました。 2月中旬になり、検査が追いつかなくなったのかそれとも高止まりな…

散歩をする 379 津田山から平瀬川ぞいに歩く

津田山を越えて反対側へと平瀬川を見に行くには、久地神社前の道を反時計回りに登るとよさそうです。 まずは久地神社を訪ねてみました。てっきり水の神様かと思ったのですが、「弁財天・毘沙門天」で、そのホームページを読むと「久地」と「クジ」の語呂合わ…

水のあれこれ 230 平瀬川が津田山をトンネルでくぐる場所

4年ほど前に久地円筒分水を訪ねたときに、そのそばの山から川が出ていることに驚きました。 川の上に川があったり、川の下に川があるとか胴体切断マジックのような場所とか、水のそばを歩くようになって本当に驚かされる場所があります。 山から川が出ている…

行間を読む 142  「水を多く取り入れるところに、水が引き寄せられる」

なぜか二ヶ領用水の流れがどちらに向かうのか混乱した、「久地分量樋」跡のあたりですが、その数十メートル先で少し左へと流れが曲がります。そこで津田山を貫いて流れてくる新平瀬川と合流し、そばに久地円筒分水の施設があるのですが、轟々とした水音はそ…

水のあれこれ 229 久地駅から久地円筒分水へ、水争いの葛藤の跡を歩く

散歩のスタートをどこからにするかも、毎回悩みます。これはまあうれしい悩みではあるのですけれど。 今回の散歩も登戸駅からにするか、久地駅にするか、あるいはその途中の宿河原駅にするか悩みました。 2018年に二ヶ領用水の二つの取水口は訪ねたのですが…

散歩をする 378 二ヶ領用水と付け替えられた平瀬川を歩く

昨年末までのコロナは終わりかと思わせるような時期から、一気に都内の感染者数が増加した1月でしたから、様子見のために散歩も遠出も行かずにいました。 1月初旬に3回目のワクチン接種も終え、また第6波の傾向も少し見えてきたので1月下旬に出かけてみまし…

行間を読む 141  遺骨収集と慰霊

供養塔のことを書いていたら、ずっと心の中に沈んでいたことをもう少し考えなければと思い出しました。 私が1980年代に東南アジアの国に暮らしていた頃はまだ戦後の反日感情が強い時期だったので、海外旅行が庶民の手に届くようになっても観光でその国を訪ね…

記録のあれこれ 117  殉難殉職供養塔

先日、新宿駅で総武線千葉行きのホームの最後尾で待っていた時に、こんなところに供養塔があったのかと初めて気づきました。 目の前の別のホームの端に「殉難殉職供養塔」があり、もうひとつ内藤新宿の道標のような碑がそばにありました。 ここ数年、あちこ…

事実とは何か 87 非常時の分析は専門家に

本格的な第6波がくる直前に、私自身は3回目のワクチンを接種しました。 年末にはすでに住んでいる自治体からは接種券が届いていましたが、私の場合の医療従事者枠は1回目と同じく職場がある地域の医師会による接種だろうと思っていました。 なかなか3回目の…

記録のあれこれ 116 第6波の記録

大晦日に根川緑道からママ下湧水、そして矢川緑地まで歩いて水に清められたあと、1月の散歩は下旬までありませんでした。 1月2日に都内の感染者数が82人になり、嫌な予感と思っているうちに1月7日には920人、1月14日4055人、1月21日9695人、1月25日にはあっ…

行間を読む 140 ハケ下とハケ上を結ぶ道

矢川に沿った遊歩道は、2018年に歩いた時と同じ、武蔵野の雰囲気が残っています。 ただ、都道256号線から左へ曲がってすぐの場所の変化に気づきました。あの時には何があった場所か記憶にないのですが、空き地が囲われています。 道路拡幅工事のための用地の…

水のあれこれ 228 矢川と矢川緑地

ママ下湧水の水田をうるおす水の流れの真ん中に、二つの流れが30mほど並行しながら府中用水に合流している場所があります。 2018年に初めて訪ねた時には、二つの湧水の流れがあるのかと思っていました。 その後、何度も地図を見直したり、「東京湧水 せせら…

水のあれこれ 227 ママ下湧水

日記がわりの手帳を引っ張り出して、2018年5月の散歩の記録を読み返すと、この日は「プールは休んで散歩へ。京王線分倍河原駅→矢川駅→矢川緑地→矢川→ママ下湧水→国立郷土資料館→谷保天満宮→国立」と書いてありました。 たぶん、初夏のお天気に屋内のプールは…

米のあれこれ 34 府中用水の始まりから谷保堰へ

根川貝殻橋を渡り立川段丘へと坂道を上ると、多摩川より一段高い場所に住宅街や畑が広がって国立市に入ります。 その少し先に府中用水の始まりがあリます。根川が合流した水色の線が、そのまま東へ細い水路となり、中央自動車道のすぐそばの谷保堰で分水され…

行間を読む 139 「土人(ところのもの)」

根川貝殻橋の案内図に「土人(ところのもの)」とありました。「新撰武蔵風土記稿」に使われていた言葉のようです。 私には「どじん」としか読めなかったのに、こんな読み方があったのですね。 現代ではほとんど耳にすることがなくなった「土人(どじん)」…