いよいよ世界水泳の競泳が始まりました。
2001年の福岡で開催された世界水泳で、オーストラリアのイアン・ソープ選手の泳ぎに魅せられて競泳観戦にはまっていったのでした。
当時はテレビを持たず観ない生活だったのですが、どこかでたまたま観たのがきっかけでした。
その次の世界水泳の年にはテレビを購入し、すべて録画して観るほどになりました。
さて今年はスペイン・バルセロナでの開催ですが、7月21日からシンクロナイズドスイミングが行われていました。
このシンクロナイズドスイミングも好きで、必ず録画をしてみています。
泳ぐだけでも大変なのに、表情豊かに、動きをピシッと決めて音楽に合わせたストーリーを演じるのはすごいと思います。
バレエや団体体操などで、陸上で全員の動作を合わせるだけでもとても大変なことだと思いますが、それを水の中で揃えていくというのはもう常人にはできないことだと思います。
観ているとあっという間の3分間ですが、泳ぎ続けるだけでも苦しいのに、さまざまな演技までこなすのは相当な体力でしょう。
私がシンクロナイズドスイミングを観る理由のひとつに、美しい泳ぎがあります。
シンクロナイズドスイミングの選手は、競泳の長距離選手から指導を受けて3000mぐらいを泳ぎこんでいるという話をどこかで目にした記憶があります。
テレビでの画面ではわかりにくいのですが、あの演技の間もかなりの速さで移動しているようです。
キックをしなくても手のひと掻きだけでもすっと進むのは、基本的な泳ぎができているからなのかもしれません。
いつか、ぜひ実際に観戦してみたいと思っています。
あ、シンクロナイズドスイミングも観「戦」なのですね。
シンクロナイズドスイミングは国と国との戦いにはなじまないなと、私は思うのです。
ロシアはソロ・デュエット・チーム全てが観ていて惹きこまれ鳥肌が立つような超人的な演技で、本当に他の国とは格段の差があることを感じます。
ただ他の国はそれぞれの国の持ち味のようなものがあって、たしかに技術点では差がでるかもしれませんが、芸術点はそもそも点をつけるようなものではないように感じるのです。
それぞれを楽しめばいいのではないかと。
予選に勝ち抜いたら、あとは順位はつけずに芸術祭のようにそれぞれを楽しむのではだめなのかしらと思ってしまいます。
日本のシンクロナイズドスイミングの選手は、今までも銅メダルをとったときでさえ表情が今ひとつでした。
今回のように4位、5位だと、会場を去るときにはとても暗い表情です。
あんなにすごい演技をしたのに。
全力を出し切ったのに。
まだまだ求められていくプレッシャーに押しつぶされそうになっている表情を見ていると、もったいないなと思うのです。
泳いで踊って楽しかった!という大会ではだめですかね。
採点をしないシンクロナイズドスイミングだと、観ているほうももっと楽しめるかもしれないと思います。
さて、いよいよ競泳の日程が始まりました。
この1週間は録画を観るのに忙しくて、ブログは滞りがちになるかもしれません。
世界水泳を会場で観戦したい!