ユーモア

唐突な告白ですが、さまぁ〜ずが好きです。


夜中のトーク番組「さまぁ〜ず×さまぁ〜ず」と「もやさま」は必ず録画しています。


もやさまで、隣近所にいそうなおじさんおばさんのなにげない行動や言葉にうふっと笑わせてしまうところがすごいと関心しています。
テレビ番組やこうしたお笑いといえばテンポのよさが求められている中で、普通だったらカットされそうな間の悪さやひねりのない会話に笑わせるところが、さまぁ〜ずの魅力かと思います。



<お笑いブームの始った頃>


wikipediaお笑いタレントを読むと、私の人生・・・というか現在50歳前後の人たちは、まるでお笑いの歴史そのものですね。


私が生まれてしばらくしてテレビが日本の家庭に広がり始めました。まだ感度のわるい白黒テレビが記憶の片隅にあります。


それとともに漫才師、噺家といった人たちの「笑い」をお茶の間の聞ける時代になりました。
小学生の頃はやはりなんといっても「8時だよ!全員集合」でしたし、コメディアンと呼ばれる人たちがたくさんテレビに出演するようになりました。


1970年代前後を境にして、日本全国で同じ時間に同じ番組を見て笑うという、少し前までは考えたこともない時代が始ったのだと、なんだか感慨深いものがあります。


高校生ぐらい、1970年代後半ごろから私はテレビに興味がなくなりほとんど観なくなったのですが、お笑いブームが始ったことは感じていました。
それまでの落語家や漫才師、コメディアンともまた違う人たちが生まれたように感じました。


さらに1990年代頃からでしょうか、電車の中などでまるでお笑い芸人のように早口でよくしゃべる若い男性が増えた気がするのは。いえ、あくまでも気がするだけですけれど。
私の同世代の男性というのはあまり公共の場では「おしゃべり」はしない人が多い印象があって、おしゃべりのうるささといえばもっぱら女性だったのですが。


まくし立てるような会話や、相手の体を叩いたり相手をこきおろしたりという内容は私は苦手なので、あまりこのお笑いブームにも関心がなかったのでした。



<ユーモア>


1980年代初め、20代だった頃に読んでいた伊丹十三氏の本でユーモアについて書かれていたことが印象強く残っています。


どの本のどの箇所に書かれていたのかも忘れてしまったので、記憶違いもあるかもしれませんが。


kotobankデジタル大辞泉のユーモアでは、「人の心をなごませるようなおかしみ。上品で笑いを誘うしゃれ、諧謔(かいぎゃく)」と説明されています。
概ねそういう意味なのだと思いますが、伊丹十三氏はもう少し違うことを書いていました。


それは、ちっぽけな自分を笑い飛ばすといったニュアンスでした。


Wikipediaユーモアの「愉快さとユーモア」の説明がそれに近いかもしれません。

人の行為、かかわりについての深い洞察や世知の豊かさが、上品でセンスのあるユーモアを生み出すことが多い。


さまぁ〜ずは、「人間ってそういうことをやっちゃうんだよね。あなたも、そして自分も」という観察を笑いにしているところが、ユーモアに近いように感じるのです。