FINAワールドカップ東京大会がなくなってしまうのが残念

FINAワールドカップは熱戦でした。
昨年の大会と同じく、カテインカ・ホッスー選手の圧倒的な強さが印象的でした。1日に何種目もの決勝に参戦して、世界記録級の泳ぎをみせるあの強さはどこからきているのだろうと思います。


それ以外にも、ロンドンオリンピックで200m平泳ぎ金メダリストのダニエル・ジュルタ選手や200mバタフライ金メダリストのチャド・レクロス選手など、本当にすごい選手が大勢参加している大会でした。
その中で日本の選手も健闘していました。


そして、酒井志穂選手の2009年の100m背泳ぎで出した世界記録はまだ破られていないので、スクリーンに名前があがるとちょっと誇らしく思います。


日本では競泳の国際大会を観戦する機会も、そしてもちろん選手が世界のトップレベルの選手にこうして挑戦できる機会も少ないのですが、残念なことにこの短水路のワールドカップ大会が東京で開催されるのは今年が最後のようです。


国際大会を開催しても観戦者が少ないのでしょうね。
今回は平日開催という理由もあるかもしれませんが。


10年くらい前に初めて競泳の大会を観にいったのは、2月に行われる短水路日本選手権でした。
まだまだ競泳はマイナーなのか、会場ががらがらがった記憶があります。


その後、回を重ねるごとに観客席の人が増えていったのですが、今回のような国際大会ではテレビで知名度のある日本人選手には声援があるけれど、海外選手はほとんど知られていないし関心がないのだろうなという雰囲気があります。
すごい泳ぎを目の前で観ているのに、何だか残念。


きっと観客も世界の競泳を知りながら観戦する楽しさがわかるぐらいになったときに、競泳選手ももっとレベルアップした目標に向かっていけるようになるのかもしれません。


ここ何年か、秋のこの大会で世界のトップレベルの選手の泳ぎを間近で観られることが楽しみだったのに、来年はもうこういう機会がないのかと思うとがっくりしています。


そんな私を励ますかのように、表彰式のあとに入賞した選手が投げたぱちゃぽが私の膝の上に落下!
期せずして受け取ったのでした。