10年ひとむかし 2 <辰巳に通って10年>

こちらの記事に書いたように、辰巳の国際プールで競泳大会を観戦するようになって10年が過ぎました。


毎年、同じような道を通って辰巳の会場に行くのですが、やはり10年ひとむかしだと、いろいろな変化を思い返しています。



プールの入り口に向かって歩いて行くと、10年前にはなかった東京スカイツリーが風景に加わりました。
そしてプール周辺の変化で一番大きいのは豊洲かもしれません。


<大きく変わった人の流れ>


辰巳へは永田町駅半蔵門線から有楽町線に乗り換えているのですが、10年前の有楽町線は有楽町駅と銀座1丁目までは人の乗り降りが多いのですが、その次の新富町、月島、豊洲、そして辰巳間は乗客も少なくひっそりとしていました。


休日だと月島へ遊びに行く人が少し増えるぐらいだったでしょうか。
豊洲に至っては、ほとんど乗降りもない駅でした。


10年の間に、辰巳駅のむこうに次々と高層マンション見えて風景がガラリと変わりました。
特にここ3〜4年ぐらいでしょうか、辰巳からの帰りに乗る電車が豊洲から乗り込む仕事帰りの人で激混みになり、身動きもとれないほどです。
以前はゆったりと乗れていたのですが、どっと疲れます。


すごいですね。マンションだけで「2011年までの10年間に7,620戸もの新築マンションが供給された」(wikipedia)のですか。
東京の風景も人の流れもすごい勢いで変化している事を感じます。


30年前の東京メトロは、いま考えればのんびりした時代でした。
半蔵門線はまだ半蔵門までしかなくて空いていましたし、田園都市線沿線の開発も始まったばかりで渋谷駅の混雑も今思えば、まだまだそれほどではなかったですね。


ホームドアが必要になり、有楽町線も10年前にはなかったホームドアが完備されたのも大きな変化かもしれません。


<スタートリストがネットで見られるようになった>


競泳大会では午前中に予選が行われて、午後の決勝進出者のリストが作られます。


10年前にはこのスタートリストはA3の紙に印刷して無料で配られていました。
たまに印刷が遅れてしまったり、印刷ミスがありました。


いつからか、このスタートリストが無料ではなく1枚100円になりました。
でも記念としても欲しかったので買い、つい最近まで2004年からのスタートリストを保存していました。
何年か前には中学生や高校生で無名の選手だったのに、いつのまにかメダリストにまで成長しているのを見つけると感無量といったところです。


いつ頃からか、日本水泳連盟のHPでこのスタートリストが検索できるようになりました。
(それとも私が気づかなかっただけかもしれませんが)


10年前は、会場に到着してこのスタートリストの紙を見ないと、応援している選手が決勝に進めたのかわかりませんでしたが、今は各種目の予選レースが終わるとリアルタイムに結果がネットに公表されていきます。
やっぱり10年の変化は大きいですね。


ほんとうに10年ひとむかしだと感じます。


ということで「10年ひとむかし」という記事が不定期に書けそうです。




「10年ひとむかし」まとめはこちら