イチョウと銀杏

先日、パンダを見に上野動物園に行ったことを書きましたが、上野公園に入った途端、強烈な臭いが感じられました。


そう、銀杏の季節ですものね。


銀杏は好きなので、あの臭いも仕方がないかと我慢できるのも「気持ちの問題」かもしれませんね。
でもイチョウがない国から来た人にとっては、強烈すぎるあの臭いは警戒心を呼び起こしそうです。


Wikipediaイチョウの中の「防災」にこんなことが書かれています。

火に強い性質があるため、江戸時代の火除け地に多く植えられた。


へえーーー。
もしかして、都の木にイチョウが選ばれた背景にはそういう歴史があるのかと思って検索したところ、「都の紋章・花・木・鳥・歌」に「公害や火にも強いため、街路樹としても使われています」と書かれています。
なるほど、それで都内にはイチョウが多く植えられている場所があるということなのでしょうか。


そしてこの季節に銀杏を拾う姿をあちこちで見かけますが、銀杏を食べたいという気持ちが、果肉を腐らせて実(種)を取り出して処理するまでの臭いとの闘いにも勝るからこそなのでしょうね。


これから徐々に葉が黄色みを帯びて落ち葉になっていくのもまた、ちょっと幻想的で好きな風景です。