東京オリンピックが風景を変えるか

時々、土曜日の朝の出勤があります。
平日のような乗車率250%の通勤からは解放されるのですが、むしろクールな通勤風景とは同じ時間帯とは思えないほど雰囲気が違います。


というのも、金曜日の夜に解放感いっぱいではしごしたと思われる人があちこちにいるのです。


車内の座席やコンコースで無防備に寝ていたり、千鳥足で電車に乗り込んで来たり。
時にはホーム上や線路に向かって・・・。


ホームのあちこちに、駅員さんが処理して清掃したと思われる新しい跡があります。


なので土曜出勤はちょっと苦手です。
何よりも金曜から土曜の朝に勤務している駅員さん達の方が、憂鬱な勤務なのではないかとお気持ちお察しいたします。


鉄道会社の方々にとっては、電車も線路もそしてホームも大事な職場ですよね。
もし自分の会社や家に見ず知らずの酔っぱらいが来て寝そべったり、汚して行ったらどうでしょうか?
なぜ、公共交通機関ではこういう状況がいっこうになくならないのか不思議です。


私もお酒が好きですしけっこう飲めますが、酩酊してわからなくなったり気分が悪くならない程度に自制できます。
気分が悪くなりそうだったらトイレに駆け込むとか、ビニール袋を持参するぐらいの理性を残して欲しいなといつも思います。


昨日の東京オリンピックのゴミ収集のように、オリンピックを機にその社会のエチケットが向上することもあるかもしれません。



もちろん一気になくなるわけではないのですが、半世紀前の私が幼児から小学生だった頃の記憶では、道で小用をしたり、痰をところかまわず吐く大人がたくさんいました。
最近はそういうことが「迷惑」「不快」あるいは「恥ずかしい」と感じる人が増えたのでしょう。


2020年のオリンピックに向けて、是非是非、公共の場所や交通機関での酔っぱらいの迷惑な行動をなくしていけるとよいのですけれど。
なかなか変えられない社会が一気に変化するオリンピックの効用があるかもしれませんね。