「数字のあれこれ」 まとめ

私自身の生き方を振り返ってみると、もしかしたら「良い人になりたい。正しい生き方をしたい」という思いが強かったのではないかと思います。


それ自体は悪いことではないのかもしれませんが、「良い」にも「正しい」にも絶対にひとつの答えはないということに気づくのが遅かったと反省しています。
状況によってその答えはいくつもあるという多様性に気づかずに、「絶対に良い。絶対に正しい」を求めるとそれは他の人の感じ方や考え方を否定する信念にもなってしまう。


なぜ良い人や正しい生き方を求めたのかと考えると、頭がごちゃごちゃしていたのだと思います。
言い替えると、感情で引きずられやすかったという感じです。
怒りや悲しみあるいは不安や不満から、より良いもの、より正しいものを求める。そんな感じでしょうか。


そういう方法も悪いわけではないのですが、いつも遠回りをしているような気がしていました。


そこで、ちょっと数字に置き換えて考えてみると、感情の部分をできるだけ削ぎ落としていくことで問題がすっきりみえてくるのではないかと思うようになりました。


もちろん、数字も時に恣意的に使われるので、その数字は誰がどのように使っているのかも注意が必要ですが。


ということで、日頃気になっていることを数字という視点から考えてみたことを書いたものです。


1. 数字
2. 数字で表現する
3. 確率と気持ち
4. 数字に表せないにおい
5. ミルクと濃度
6. 濃度と流量
7. カエルは動物だが、動物はカエルではない
8. 計算どおりにならない
9. 衝撃を計算する
10. 距離
11. 残りの2割
12. 小さくても最強の世界へ惹きこまれる医療従事者の割合
13. 分母が増えると
14. 時間と人生
15. 飛び込みと水深
<2017年>
16. 風速
17. 時間と充実感
18. 10秒とか、45秒とか
19. タバコの煙やにおいの測定装置はないのか?
20. 高速道路の車間距離
21. 競泳プールの1センチ
22. 百分の一秒
23. 測量の年表、覚え書き
24. パンダの身長測定
25. どれくらい歩けるのか
26. 歩数計を買ってみた
27. 身長
28. 柿の種
29. 二度あることは三度ある
<2018年>
30. 声の大きさとか質とか
31. 流量を測定する
32. 玉川上水の水量計算
33. 三度の法則性
34. 1タラントン
35. 45分
36. 食塩相当量
37. 「1秒間にプール1杯分の水を排水」
38. パンダの体重減少率
39. 2時間に2万個?
40. 水準標石
41. 水準点と水準原点、標高と海抜
42. 日の出日の入り時間
43. 8時間という労働時間の中身
44. 32℃から35℃
45. 人間の距離感
46. 地図は数学
<2019年>
47. 時刻表
48. 2万5000歩
49. 泳ぐ速度を予測する
50. 水深3m
51. 偶然の一致
52. 「頑張って作っても50回」
53. 一筆書き
54. 河童が泳がなくなる温度
55. 弱冷房車を冷房車へ
56. 百分の三秒
57. 帰還困難区域
58. 発想が変わった
<2020年>
59. 分母が増えると偶然も増える
60. 「体感視聴率40%」
61. 「12821」
62. 入退院のデーター
63. 人口が多いことの意味を実感
64. 8.7mmと35g
65. 千川上水の落差41m
66. 「25秒04」
67. 湧水量
68. 粛々と歩いていれば55%増でも問題ないのではないか
<2021年>
69. 「石の上にも三年」
70. 人口密度と確率
71. 一分と誤差がない
72. 元号と西暦
73. ヒトの距離2m
74. 感染症と数理
<2022年>
75. 昔取った杵柄
76. 安全のための15秒
77. 一日に6g
78. 4年に一度
79. 100m
<2023年>
80. 世論調査という占いのようなもの
81. 「微々たるもの」
<2024年>
82. 未曾有の時の「数年」