また、新しいタイトルを思いつきました。
日常的に耳にする言葉ですが、ひらがなで書くと呪文のようですね。
語源由来辞典には、「辻褄」の語源が以下のように書かれています。
「辻」と「褄」から構成される語。
「辻」は裁縫で縫い目が十字に合う部分をさし、「褄」は着物の裾の左右両端の部分の意味で、いずれも合うべき部分を意味する。
「あれ?家庭科でそんなことを習ったっけ?」と記憶の彼方なのですが、「つじつま」の元の意味や漢字が思い浮かばなくても、ニュアンスはしっかりと記憶されている不思議な言葉です。
辻褄とは、合うべき道理。一貫すべき物事の筋道。
「つじつまがあう」と「つじつまがあわない」の二通りの使い方があるようですが、後者のほうが使われ方として多い印象です。
それほど、世の中には辻褄が合わないことが多いのでしょうね。
たぶん、計算通りにいかないことが身の回りに多いことが理由かもしれません。
「こうしたい」「こうあってほしい」という思いと、実際の現象にはずれが生じることが多いですものね。
そこをなんとか、思う通りの結論にしたいと突き進むと、結果、とんちんかんな辻褄を合わせる事態になるのかもしれません。
鵺の正体も案外、そんなあたりではないかと思ってこのタイトルを思いつきました。
不定期に続く予感のするタイトルです。
「つじつまのあれこれ」まとめはこちら。