数字のあれこれ 12 <小さくても最強の世界へ惹きこまれる医療従事者の割合>

どのようなキーワードで検索して私のブログに訪れたのかがわかるのですが、その検索サイトをたどるとわあと思う世界が広がっていて、いろいろと勉強になります。


さて、先日「バーストラウマ」のキーワードでの検索があり、そのリンク元にはたくさんの「バーストラウマ」に関する記事がありました。
そのうちの一つを、少し長いのですが紹介します。

 私たち夫婦は、バーストラウマが分娩前後の西洋医学的な医療の介入によって起きる可能性があることを知っていたので、長男の出産の際はできれば信頼できる助産院で産みたいという希望を持っていました。助産師の世界では有名な○○県の△△助産院さんにお願いすることができたので、安心してお任せできました。日常の過ごし方から食事、運動の大切さまで丁寧に教えてくださいます。現代人、とくに田舎に住んでいると、移動はすべてクルマということが少なくないため、歩く距離が極端に少ないので、初産婦さんは3時間の散歩をすすめられます。食事や体の状態については今までの知識で納得のいくことばかりでしたが、運動不足の解消は楽をすることを覚えた体には、結構過酷でした。仕事の都合がつく時は、一緒に歩いていましたが、暑い日等は、結構こたえます。しかし、これも出産のための大事な筋肉を養うためなので、妻は頑張ってウオーキングをしていました。「お産の家」で有名な吉村正先生(日本の自然分娩の先駆者)は、雑巾がけや窓ふき
などの肉体を使う家事労働に加えて、1日2、3時間の散歩を1日300回のスクワットをすすめておられます。

 ついでに吉村正先生のお産の3原則を紹介しておきます。「ゴロゴロ、パクパク、ビクビクしない」です。
 1つ目に「ゴロゴロしない」とは、妊娠がわかった時から、先ほど紹介したような、家事労働や散歩、スクワットをできるだけたくさんしなさい、ということです。医学的な異常がない限りは少しお腹が張っても、安静にせず、体を動かすべきだと吉村先生はおっしゃっています。
 2つ目の「パクパクしない」とはカタカナ食をやめて、和食の粗食にしましょう、ということです。カタカナ食とは「おかあさんはやすめ」に代表される洋食のメニューのことです(オムライス、カレー、サンドイッチ、ハンバーグ、ヤキソバ、スパゲッティ、目玉焼き)。
 3つ目の「ビクビクしない」とは、お産に関する本やさまざまな情報に左右されずに、できることをやって、後は女性に本来備わった生む力を信じて、のんびりした心で過ごすことです。「天にまかせてなるようになる」という心境が大切だとおっしゃっておられます。

 話を元に戻します。何よりも重要なのが、できるだけ医療の介入を避けたお産をすることです。バーストラウマのところで解説したように、自然なお産ではない方法で出産した場合、子どもの潜在意識になんらかのトラウマを作ってしまう可能性があるため、医学的な異常がない限り、できるだけお産の流れを自然に任せた方が良いようです。分娩台で明るいライトに照らされてお産をすることが、妊婦さんや生まれたばかりの赤ちゃんにストレスを与えると考える方もいます。薄暗い畳の部屋で、お母さんが一番生みやすい体勢で、いきみたい時にいきむという、自然なお産が、母子共にストレス無くお産ができる環境だと思います。今の医療は、訴訟などの問題もあり、より安全で効率的な方向に向かいますので、どうしても、早く分娩させて、異常があれば素早く医療的な処置をしてしまいがちです。生まれてくる赤ちゃんと、産むお母さんが「共に作り上げるリズム」でお産をすすめることが、バーストラウマをつくらない条件の1つになります。

(「産む」と「生む」が混同されているのは原文のまま)

「自然なお産」とか「助産師の世界」に関心がある人には、いつものお決まりのような内容です。
妊娠・出産にいろいろなイメージをつぎはぎして、「自然なお産」の幻想にはまってしまったのだろうなと読んで、最後でびっくり。
現役の小児科医のようです。

平成19年まで一般小児科医として診療を行うかたわら、統合医療を志し**クリニックで小児科を担当。平成12年12月に××市内に■■小児科・内科を開院。
医師となってから、重病の患者さんが劇的な回復をすることや子どもの生命力の素晴らしさなどを経験するも、個人差を考慮しない画一的な治療、ステロイド薬や免疫抑制剤の副作用など、西洋医学の限界を感じる漢方薬代替療法と西洋医学を融合して治療を行う**クリニックで小児科を担当、病気の真の原因を学び、実際の診療で効果が見られることを経験。


この文が掲載されている同じサイトには、ベジタリアンとかマクロビとか、波動とか・・・。
あるいは「ありがとう」を24時間聞かせている製菓工場の話とか。


こういう向こう岸に渡ってしまって、小さな最強の世界での「医療」に充実感を感じている医療従事者を呼び戻すことは難しいことでしょう。


そんな医療従事者は、全体の中のどれくらいなのだろうと気になっています。
助産師の世界なら、多職種に比べて高そうですが。



ただ、人数は少なくてもこういう考え方がどうして医療従事者の中で広がるのか、どれくらいの人が影響を受けているのか、そろそろ全体像を把握して、医療の一問題として考える時代になったのではないかと思います。



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「子どもを守るために知っておきたいこと」は、医療関係者の基礎教育でも是非、読んでおいて欲しいものです。
まだ頭のやわらかいうちに、こだわりから物ごとが見えなくなってしまわないためにも。
将来、医療の現場で接する患者さんや御家族を巻き込まないためにも。





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