スナップエンドウ

春が近づいたことを感じる野菜のひとつに、スナップエンドウがあります。



野菜ナビの出荷時期のグラフをみると12月頃から増えているのですが、これはクリスマスやお正月料理の彩り用に需要が増えるのでしょうか?
日常生活の感覚では、2月に入った頃からスナップエンドウが手頃な価格で売り場に並び始めるように感じています。


さっと茹でて、マヨネーズやドレッシング、あるいは何もつけずにそのままで食べると、もう気持ちは春ですね。


以前は「さやえんどう」というと、絹さやしかありませんでした。
あ、あとグリーンピースとしてでした。
絹さやはすこしほろ苦さと青臭さがあって、子どもの頃はあまり好んでいたわけではないのですが、不思議なことに年をとるに連れて好きになりました。
でも、どちらかというと料理の彩りに少しだけ使うものでしたから、スナップエンドウや砂糖えんどうの登場は「こんな食べ方もできるのか」と驚いたのでした。
そしてその果物のような甘さも、絹さやと同じ種類だとは思えないものでした。


ただ、正確にいつ頃から私自身がスナップエンドウを食べ始めたのかという記憶は、ほとんどありません。
たぶん、1990年代だったのではないかと思います。



「野菜ナビ」には「アメリカで育成されたもので、1970年代後半に導入」とあり、「スナップエンドウ」と「スナックエンドウ」という呼び名があったものを、Wikipediaスナップエンドウの説明には「1983年(昭和58年)農林水産省により名称が統一され、スナップエンドウが正式な名前になった」とあります。


けっこう前からあったのですね。
すぐに購入しようと思わなかったのは、値段が高かったのでしょうか。
それとも絹さやを大きくした見た目に、ほろ苦さも倍増するイメージで二の足を踏んだのでしょうかか。


ああ、新しい野菜や食品を買った日を記録しておけばよかったのに、残念です。
その記録を見ただけでどんな気持ちで購入したかとか、どこのお店でいくらだったとか、さまざまな記憶が甦って来たはずなのですけれど。


今日もポリポリとスナップエンドウを食べています。
春ですねえ〜。