「聖書」に言及した記事のまとめ

「聖書」というだけでもう読み飛ばされそうですが、この世に楽園はないの最後に書いたように、「聖書は失敗学であると思って、時々聖書を読みながら考えるくらいが、私には宗教とのちょうど良い距離感なのかもしれない」と思っています。


20代初め頃からキリスト教に関心を持ち、その後、イスラムアニミズム少数民族の人たちといった世界に実際に肌で感じる機会を得たことで、いろいろな価値観があり、またどの宗教にも正解はないというあたりまで来ました。
宗教はいらないと一時は思っていました。
ただ私自身は宗教から距離をおいてももう大丈夫そうですが、それもまた現実の人間の生活の中では極論かもしれないとも思い返すようになりました。
正しいもの善いものを求めたいという希求が人間の中にある限り、白とも黒とも言えない部分、グレーな部分に線引きをしてくれるような何かが、宗教に限らず、必要なのかもしれません。


宗教の怖さは「自分たちは正しい」という独善性が強まった時にあり、浅い考え方のまま信じて、それを他の人に広げようとする伝道へと傾きやすいことだと感じていましたが、それは宗教だからというようりもヒトの社会はそういうものなのだと思うこの頃。


聖書は正しいことが書いてあるのではなく、その行間を読み、そこから教訓を学ぶ。


ここに挙げた記事の中には、「聖書」という言葉が一回出てくるだけだったり、タイトルを見ただけでは何が聖書に関係しているのだろうと思えるような記事もあります。
自分の覚書のためのまとめです。

<2012年>
災害時の液状乳児用ミルクについて考えたこと
完全母乳という言葉を問い直す 8 <ラ・レーチェ・リーグについて>
院内助産とは 28 <分娩における『主導権』>
<2013年>
新生児のあれこれ 26 <感染症ではないとわかった病気ー新生児メレナ>
放射線被ばくへの不安とニセ科学の議論
世界はひろいな 5 <We are the world>
<2014年>
境界線のあれこれ 47 <「知識」と「本当に理解した」ということ>
行間を読む 18 <老人の知恵と経験とは何か>
数を数えるな
記憶につてのあれこれ 19 <アイルランド>
世界はひろいな 20 <女性の体は誰のものか>
目から鱗 1 <思い込みから解放される一瞬>
<2015年>
思い込みと妄想 16 <「霊感がある」>
行間を読む 44 <聖書は失敗学>
行間を読む 46 <祈りと希望>
かかとをつかんで生まれる
気持ちの問題 10 <好きか嫌いかが正しいか間違っているかになりやすい>
食べるということ 7 <食べもののにおいと感情>
世界はひろいな 30 <「Peace be with you」と「サライコム・アラーム」>
水のあれこれ 28 <「お前の村に水はあるか?」>
世界はひろいな 31 <こんなあいさつもある>
世界はひろいな 33 <なんとな〜く伝わる>
<2016年>
数字のあれこれ 1 <数字>
気持ちの問題 24 <正義感のゆくえ>
境界線のあれこれ 68 <絆と呪縛>
境界線のあれこれ 70 <生殖と性欲と性犯罪>
記録のあれこれ 4 <記録で思い出す話>
<2017年>
食べるということ 19 <女性はどこで食べてきたか>
数字のあれこれ 23 <測量の年表、覚え書き>
気持ちの問題 45 <時々、「奇跡」が起きる>
観察する 39 <神は良しとされた>
記憶についてのあれこれ 122 <「日本人にはキリスト教は理解できない」>
行間を読む 68 <ヒューマンエラー>
失敗とかリスクとか まとめ
<2018年>
記録のあれこれ 12 <言語を文字で記録しない社会>
蘩蔞
数字のあれこれ 34 <1タラントン>
客観的のあれこれ 4 <「三人の友人との議論」>
<2020年>
シュールな光景 16 現代の「出エジプト記」
<2021年>
気持ちの問題 65 ネジバナに元気をもらう
<2022年>
数字のあれこれ 77 一日に6g
シュールな光景 25 喉元過ぎれば「白か黒か」
反動から中庸へ 13 国造りへの気持ち
<2023年>
鵺(ぬえ)のような 22 民よりむしりとり、暴君と豹変す
記録のあれこれ 144 知恵の樹の実を食べたくなる
数字のあれこれ 81 「微々たるもの」
小金がまわる 35 「投資する」
難民についてのあれこれ 9 「なんという空しさ、すべては空しい」
思い込みと妄想 47 自分は「政治家」にふさわしいという思い込み
小金がまわる 36 不自然なほど消費税の議論を避けるのはなぜだろう
<2024年>
記録のあれこれ 172 行基さんと「知識」の人々の記録