10年ぐらい前に初めて気がついた皇帝ダリアですが、最近はあちこちで見かけるようになりました。
11月に訪れた岡山でも、庭や畑のすみ、あるいは公園でたくさん目にしました。
ダリアが好きだった祖父が生きていた1990年代には、もう植えられていたのでしょうか。祖父はこの花の存在を知っていたのかな。
こういう、花の広がりを定点観測している方はどこかにいらっしゃるのでしょうか。いつ頃から、どの地域でこの皇帝ダリアが日本各地で広がったのか気になっています。
晩秋の澄み切った青空に向かって、空高く伸びて咲く薄紫の花は本当に美しいですね。
通りすがりでも、しばらく立ち止まって花を見上げています。
木か草かわからないほど、数mに育った皇帝ダリアの幹は太くしっかりしています。
通勤途中にもあるのですが、今年は一段と太く4〜5mまで伸びて、高いところにいくつも花をつけています。
「つけています」と書くのは、まだ現在進行中で咲いています。
寒さに弱く「霜に当たると即死」と書かれるほどの皇帝ダリアのはずですが、年末からの朝の寒さに当たってもまだ、元気です。
そうそう、年末に房総半島を回った時にも水田には氷が張るほどの気温でしたが、やはり皇帝ダリアが咲いているところがありましたし、母が暮らす地域も以前は標高が高くて咲かないと言われていたのに最近、皇帝ダリアを見かけるようになりました。
「多年草」とあるので、もしかしたら、少しずつ植えられた場所の気候や温度に適応して耐寒性が出てくるということもあるのだろうか、とちょっと気になっています。
あと10年ぐらいしたら、水仙や梅と並んで真冬にも咲くようになったら、花が少ないこの季節にうれしいですね。
「10年ひとむかし」まとめはこちら。