特に予定がなかった休日、泳いだ後に葛西臨海水族園に行こうと思って一歩外へ出たら、けっこう冷たい風が吹いていました。私が住んでいる場所でも風速8mと表示されていたので、きっと海風はもっと強い可能性があるので、急遽、散歩コースを変更しました。
いつも地図をつらつらと眺めているので、歩いてみたい場所がいくつもあります。
今日は新宿御苑の大温室に行き、そのあと新宿御苑内にある玉川上水跡を歩いてみようと決まりました。
玉川上水に関心がでた頃からだいたい玉川上水の跡は歩いたような気になっていましたが、まだ歩いていない場所があります。そういう場所をここ2〜3年、少しずつ歩いています。
玉川上水についての記事のまとめも作りたいのですが、いつになることやら。
新宿御苑内にある玉川上水については一昨年、その横を歩いたのですが、閉園時間だったので外からしか見ることができませんでした。昨年は、ロウバイを見に行きましたが、広い苑内を歩いていたら時間切れで、大温室も玉川上水跡も見ることができなかったのでした。
平日だったので苑内は人も少なくて、ようやく咲き始めた梅や緋寒桜をゆっくりと見ることができました。そして大温室へ向かうと、やはり考えていることは同じですね。暖かさを求めてたくさんの人が来場していました。
いろいろな国から来ている様子が、言葉や雰囲気でわかります。
やはり植物に癒される のも各国共通といった感じでしょうか。
さて、いよいよ、玉川上水へ。
正確には「玉川上水・内藤新宿分水散歩路」で、新宿区が管理しているそうです。
外から見ると、新宿御苑と同じような大きな木が茂った散歩道です。
暗渠の上に遊歩道があるイメージでした。
中に入って感激しました。
小さい水路ですが、水が流れています。
玉川上水の途中のように下水の再生水かと思ったら、湧き水だそうです。
分水散歩道の延長は510m「 旧新宿門」「大銀杏」「大木戸」の3区間から成り、水源には、国道20号新宿御苑トンネル内の共同溝に湧出した地下水を利用しています。水路底には、粘土を使用し、自然な流れを再現しました。また、既存の樹木を生かしながら林床には、武蔵野の雑林で生育する草本類を中心に植栽しています。
丸ノ内線とか古からの地下鉄だと駅構内にちょろちょろと湧き出た水が流れているのを目にしますが、こうした排水を活用して水路ができているとはなんといきな計らいでしょうか。
水路には清らかな水が流れ、水草が生い茂っています。
水路の始まりの部分はそれほどの水量でもないのですが、500mほどの間に、流れが悠々として水路の幅も広くなり、水が滔々と流れていくのでした。
地図を拡大しても、載っていない水色の部分を発見。
そして、玉川上水の歴史が大事にされていることに嬉しくもあり、ちょっとしんみりもしたのでした。
「散歩をする」まとめはこちら。