記憶についてのあれこれ 139 東海道新幹線品川駅

昨年、倉敷を訪ねて以来、今までの人生の中でこんなに新幹線に乗った年はないかというくらい利用しています。

10年ほど前に 母が入院して面会に通った時期は、週に2〜3回新幹線を使っていましたが、それ以来です。

 

最初に新幹線に乗ったのが、小学生の時に大阪万博へ行くために「夢の超特急」に乗った時でした。

今から半世紀前になるのですね。

新幹線のホームに初めて立って、新幹線が停車している時の音を聞いただけで、なんだかすごいと感激していたあの気持ちがいまも蘇るので、新幹線に乗るのが大好きです。

母の面会の時でさえ、心が踊っていましたから。

 

最近、あちこちに散歩するために新幹線を使うようになって、驚いているのがそのダイヤです。

6時台から7時台の早い時間帯に乗ることが多いのですが、3分から4分おきに次々と新幹線が入ってきます。

のぞみとひかり、そしてこだまが次々と来て、そして途中駅で抜いたり抜かされたりしながら、あの速度でほぼ正確に運行されていることに改めてすごいと思います。

 

私が通勤に使っている路線でもこの時間帯はまだ7〜8分おきの時間帯に、そのどれもすでに結構な乗車率で、もう「夢の超特急」は人生の晴れの日に乗るようなものではなく日常の交通手段になったのですね。

 

以前は東海道・山陽新幹線に都内で乗車するには東京駅しかなかったのですが、いつ頃からか品川駅ができてとても便利になりました。

いつからだろうと東海道本線を読むと、2003年だそうです。

東海道新幹線の品川駅が開業したのは2003年(平成15)10月で、現時点では最も新しい。当駅で折り返すことで大井車両基地との競合を回避し、線路容量を最大伝に活用できるようになった。 

 

その早朝の時間帯に3〜4分で列車が入ってくる下りホームと同じように、東京駅に向かう回送列車が次々と通過していました。あれが、大井車両基地から来ていたのでしょうか。

 

ところで、新幹線品川駅がいつ開業したかという記憶が、私には全く残っていないことにちょっとショックを受けています。

2003年当時はほとんど新幹線と無縁の生活でしたが、新幹線と聞くと大阪万博に行った時のことや、その後山陽新幹線まで延長されて祖父母のところへ行ったことなど思い出されるので、少しはそのニュースが記憶に残ってもよそさうなのですが。

 

それにしても、2003年ごろでも相当な本数が走っていたことでしょうから、その合間に品川駅を新設する工事はどうやって行われていたのでしょう。

新幹線が走らない夜間帯に、粛々と進められていたのでしょうか。

なんだか、すごいことですね。

 

 

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