5月、6月と続けて、新幹線に乗るために大宮駅を利用しました。
6月は分水に行くためなので上越新幹線でしたが、待っている間に秋田新幹線が入ってきました。
わずか1ヶ月前に乗ったばかりなのですが、懐かしさがこみ上げてきて、このままこまちに乗ってしまいたいとうるっときた自分に驚いたのでした。
あっという間にこまちは東北へ向かって行ってしまいましたが、ひとつのホームの両側に次々と、東北新幹線、山形新幹線、上越新幹線そして北陸新幹線が入ってきました。
いつも利用する品川駅とは大違いです。
大宮駅では車体のデザインも行き先も多様な新幹線が集まっていることに、こんなに新幹線があるのかとちょっと浦島太郎の気分でした。
というのも私が1970年に初めて東海道新幹線に乗った以降も利用するのは東海道・山陽新幹線ばかりで、1990年代に2階建の東北新幹線を何度か利用しただけでしたから、いつの間にこんなに変化したのだろうと、記憶から抜け落ちているのです。
同じような感覚に陥るのが全国の高速道路網で、私の頭の地図では首都高速と東名高速と名神高速道路ぐらいしか描かれていなかったのに、いつの間にかあちこちにつながっていることに驚いたのが90年代ぐらいでした。
たぶん、生まれた時にはすでに高速道路も新幹線も整備されていた世代とは違う、驚異的に変化した時代ゆえの浦島太郎の気分なのだろうなと思っています。
それにしても、大宮駅の新幹線ホームは1日いても飽きないかもしれません。
周囲の人に気持ちの高ぶりを悟られないようにしながら、入ってくる新幹線に見入ったのでした。
そして、まずは日本中のすべての新幹線に乗ってみたい、そしてできればすべての路線に乗ってみたいという気持ちが強くなりました。
10年前の私からは想像がつかない世界が広がってきました。
「10年ひとむかし」まとめはこちら。