世界はひろいな 51 淡水魚

最初は魚はどうしてあんなにうまく泳げるのかという、自分の水泳の上達のために通いだした葛西臨海水族園ですが、多種多様な生き物に惹きこまれていきます。

最近、葛西臨海水族園の公式Tweetで、「あまり知られていない生き物も紹介したい」と館内に展示されている約600種を紹介する「かさりん図鑑」が始まりました。

 

水族園に行ったら、必ず一つは名前を覚えて帰ろうと思っているのですが、これが頭が固くなってなかなか覚えられません。

きっと子どもたちなら、あっという間に覚えるのでしょうね。

 

それでも色や形、あるいは泳ぎ方が個性的だったり生活が個性的な種の名前を少しずつ覚えました。

 

その中で、ちょっと覚えられないのが淡水魚です。

葛西水族園の広い敷地には、少し離れたところに淡水生物館があります。水族園の本館に比べるとヒトもひっそりしているのですが、展示されている淡水魚もひっそりしています。

見た目が派手な色とか形のものが少ないので、最初は本当に同じにしか見えないくらい、淡水魚には無知でした。

小学生の頃は裏山と沢で遊ぶ野生児だったのに、淡水魚にはあまり出会ったことがなかったのでした。

ですから、今だに区別がつくのは、鯉、鮒、鱒、ワカサギ、鮎ぐらいでしょうか。

それも同じ属でも、異なる分類になるとまったくのお手上げです。

この地味な魚を区別できる人は、本当にすごいと思います。

 

最近、ちょっと淡水魚に関心が出始めました。

黒川清流公園に行った時、私の気配に気づくと驚くような素早さで水底に隠れたあの小さな魚の名前を知りたくなったからです。

そして、どうやって「私の気配」を感じて逃げることができるのか。

 

淡水生物館に行って、隅から隅まで眺めましたがわかりませんでした。

ふれあい科学館でも、似ているようなそうでないような魚がいたのですが、今だにわかりません。

 

先日、葛西水族園に行った時、売店で「くらべてわかる淡水魚」(斎藤憲治氏/内山りゅう氏、山と渓谷社、2015年)が目に入り、購入しました。

残念ながら、私にはやはり似ているような違うような、あの魚を見つけられませんでした。

分類するということは並大抵のことではないと、圧倒されています。

 

それにしても、上流から下流までの魚の美しい写真と説明にひきこまれていきます。

環境を知る

川の上流から下流にかけて、環境は次第に変化します。

そこにすむ淡水魚の種類も環境の変化に応じて少しずつ変わっていきます。

湖や田んぼや水路にもそれぞれ、その環境に適した種類の淡水魚がすんでいます。(p.5)

 

用水路への関心から、また世界がひろがりそうです。

 

 

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