ただひたすら川と海をみる計画段階で思いついて立ち寄った河北潟でしたが、そこだけでも数日ぐらいかけてじっくり歩いて見たいと思う歴史でした。
残念ですが先を急ぎ、金沢医科大学前から金沢駅行きの特急バスに乗りました。
金沢市街の周辺は、いつの時代かわからないのですが少しずつ河北潟が干拓されて人が住むようになった土地のようです。縦横無尽に用水路が張りめぐらされていました。
修学旅行で訪ねた40年前は、このあたりはどれくらい人が住んでいたのだろう。
バスの車窓からは新しく建設されている石川県立中央病院やまだ新しい県庁の建物が見え、周辺のお店やビルそして住宅は、富山の黒と白の屋根と壁とはまた違い、このあたりは茶色を基調にして格子が取り入れられているデザインでまとまっていて、それもまた美しい街でした。
余計なものがなく、すっきりとした街並みは、きっと雪にも映えるのだろうなと想像しました。
地図で見ると、海岸沿いに汽水湖らしき場所がいくつかあるので遠目に見えないかなと期待していましたが、わずかの高低差で見えませんでした。
福井県から石川県のあのなだらかにまっすぐ続く海岸線はどんな地形なのだろうと、地図を眺めているだけでも興味がつきません。
修学旅行では千里浜ドライブウェイを通ったのですが、その少し南側に河北潟と砂丘があるなんて考えたこともありませんでした。
ああ、また是非行きたい場所の計画が増えていきます。
しらさぎ号の車窓には、一瞬たりとも目を離したくない水田地帯の風景が続きます。
途中の小松市では茶色い道路がいくつかあり、消雪パイプが設置されていることがわかりましたが、同じ雪国でも富山や金沢ではあまり茶色い道路が見えなかったので、雪への対応方法も地域ごとにいろいろとあるのでしょうか。
あと二駅で福井というあたりから、車窓に顔をつけて今回の目的のひとつ、九頭竜川本流を見逃さないように待っていました。
おどろおどろしい名前とは全く印象が異なり、穏やかに水が流れている川でした。
いよいよ九頭竜川周辺をまわります。
「散歩をする」まとめはこちら。