食べるということ 50 春先まで柿を食べる

一昨年、お正月まで柿を食べたことを記録していたのですが、今年はさらに2月の終わりまで店頭に柿がありました。

 

9月の中頃からボチボチとお店で見かけて、以前だったら12月に入る頃にはシーズンが終わっていた果物だったような記憶があります。

散歩をしていると、木の葉が落ちたあともオレンジ色の柿の実が冬の景色を美しく彩っているですが、鳥しかついばんでいなくてだんだんと落ちていく様子に、「ああ、もったいない。あの柿の実を食べられたら」と眺めるほど柿が好きです。

 

ここ数年ぐらいで、特殊な保存袋に入った柿を見かけるようになりました。

今年もお正月を過ぎた頃に、「そろそろおしまいかな」と寂しく思っていたら、なんと先週まで柿を食べることができました。

入荷量は多くなさそうですが、夕方には売り切れているので、やはり柿のファンは結構いるのかもしれません。

3月に入って、とうとう柿のシーズンが終わりました。

 

あの保存袋はどういう機序で柿の鮮度を保っているのか、気になって検索しているのですがまだ見つけられません。

保存袋の柿が出始めた頃に比べて、今年はさらに、購入したあとの柿が柔らかくならずにシャキシャキした感じを長く保てているような印象です。

 

収穫し、保存袋に入れて貯蔵し、そして少しずつお店で販売されるまでの過程はどんな感じで行われているのでしょうか。

収穫は天候に左右されるでしょうし、いっきに収穫のピークがくる中で、安定して長期間にわたって出荷させるためにどのような試行錯誤の歴史があったのか知りたいものです。

柿の生産地でexposure的な散歩コースがあったら、ぜひ回ってみたいと思うのですが。

 

思い返せば、9月から半年間も柿を食べていました。

なんと幸せな時代でしょうか。

 

 

 

「食べるということ」まとめはこちら