記録のあれこれ 69 換気が呼びかけられるようになったのはいつか

広島駅からけっこう乗客が乗っていた呉線も、広駅をすぎるあたりから乗る人も少なくなりました。ちょうど海や島々が見える風光明媚な区間は一車両に2人しかいなくて、なんだ、広島駅で並んでまで海側の席を取らなくてもよかったですね。

 

途中で、地元の方と思われる女性二人が乗ってきました。

乗車するなり、窓を開けました。瀬戸内海の温暖な気候とはいえ2月下旬ですし、電車内は暖房が効いています。

その時に「(寒いのに、なぜわざわざ窓を開けるのだろう)」と思いました。

乗客同士十分に間隔を開けられる人数でしたし、空気感染ではないですしね。むしろ、その女性同士がずっとおしゃべりをしている方が私には気になってしまいました。

 

ところが、それから数日もしないうちに、たしか3月に入ってから都内の電車では窓を開けるようになりました。

 

2月の下旬はまだ広島では感染者も出ていない時期でしたが、あの女性たちはどこからか「電車内での換気」を思いついたのだろうかと、ずっと気になっています。

 

いつから「換気」が対応策としてつけ加えられたのだろうと、時系列を追ってみようと思いましたが、状況も対策も刻々と変化するのでわずか2ヶ月前のことなのに、私の中ではもう事実があやふやになってしまいました。

「電車の窓を開けるようになった」と、気づいた時にカレンダーにでも記録しておけばよかったと後悔しています。

 

ただこの記憶から、私自身が換気の必要性を認識したのは3月に入ってからだったという点を記録しておこうと思いました。

 

厚生労働省の資料を読み返してみると、3月1日付で「ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合 家庭内でご注意いただきたいこと〜8つのポイント〜」(日本環境感染学会取りまとめを一部改変)が公開されていて、その中に「換気をしましょう」があります。

◆定期的に換気してください。共有スペースや他の部屋も窓を開け放しにするなど換気しましょう。 

 

このあたりからの変化だったのかもしれません。

 

 

こういう刻々と変化する状況で何を書き留めておくか、それに気づくための情報の取捨選択というのは簡単そうで難しいものがありますね。

時々、振り返って自分の記憶と資料とで時系列を合わせていく必要がありそうです。

 

 

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