食べるということ 59 食べ物はどのように広がっていくのか

7月の梅雨前線とともに川を見に行った散歩の記録が、ようやく1ヶ月ほどかけて飛び飛びの記事になりながらも先日の記事で終わりました。

東海道本線の沿線の風景は、まだ言葉にならない印象的なところもいくつかあるのですが、新幹線とも違う在来線の楽しさですね。

 

今回、西から東へと戻ってきて、食べ物の広がり方は東西南北差という私の単純なイメージではなさそうと思ったことがありました。

 

醒ヶ井で買った醤油を使い始めていますが、滋賀県なので色の薄い関西風だろうと思っていました。ところが開けてみると、どちらかというと関東風の黒くてはっきりした醤油です。オクラや冷奴などにかけて美味しくいただいています。

私は関西風・関東風の醤油をどちらも好きで使い分けていますが、その広がり方の境界線はどのあたりなのでしょうね。

 

さて、今回もけっこう歩きまわって2日間で5万歩は軽く超えているのですが、1日目の奈良のとり天そばとともに2日目もとり天そばのおかげだったと思い返しています。

大垣市内を歩いたあと疲れていたのでそのまま駅ビル内のお店に入ったら、とり天冷やしそばに誘われました。

 

奈良よりは関東風の濃い出汁で、揚げたてのとり天が山盛りにのっています。

おなかが苦しかったのですが食べ切ったあとは、また歩く元気が出たのでした。

うらやましいですね。大垣では日常的にとり天を食べられるのですから。

 

 

なんで関東だと鳥唐揚げが多くて、とり天を見かけないのでしょう。

奈良や大垣では、いつ頃とり天が広がったのかな。とり天は西から東へと広がりつつあるのかな。

ひとつの食べ物の広がり方も、その歴史を見つけようと思うともう時間の中に埋もれてしまってなかなか大変ですね。

 

 

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