散歩をする 239 利根川と信濃川・千曲川を見に

7月8月は近郊のまだ乗ったことのない路線や都内をひっそりと散歩していましたが、しだいに遠出をしたくなりました。

 

昨年関屋分水大河津分水を訪ねた時は上越新幹線を利用しましたが、いつか上越線でゆっくりと車窓の風景を見てみたいと思っていました。

そしてあのブータンを思い起こさせるような浦佐のあたりは、一面、稲穂で輝いているだろうと思ったら、今だと思い8月下旬に決行しました。

 

高崎線の終着駅より利根川沿いに群馬県内を北上し、三国山脈を越えて新潟県に入り、中越地方の魚野川・信濃川沿いに六日町盆地などを経て長岡市に至る鉄道線。 

 

利根川上流をずっと見ることができそうです。

地図を見ると湯檜曽(ゆびそ)駅と土樽(つちたる)駅のあたりにループの線路が描かれています。

たしか、1980年代前半に石打スキー場へスキーをしに行く時に当時の国鉄上越線に乗ったのだと思いますが、車窓の風景はほとんど記憶がありません。

ただ、ほんとうに「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」ことに驚きました。

 

上越新幹線は長岡を出るとじきに長いトンネルが続いて、魚沼のあたりの景色は途切れ途切れにしか見えないのですが、時々ちらりと見える川が魚野川で、越後川口駅の前で信濃川に合流するようです。

この合流部を見てみたい。

そして昨年、信濃川中流域から下流域を訪ねた時から、ぜひ信濃川上流そして名前が千曲川に変わって長野県内を流れている場所を見てみたいと思っていたことを実行するために、越後川口駅から飯山線に乗って長野へ出て、さらに千曲川沿いを小諸まで行くことにしました。

昨年9月に初めて北陸新幹線に乗ったあと、千曲川沿いを訪ねる計画も立てていたのですが、台風19号で北陸新幹線車両基地が水没するほど、この地域に甚大な水害が起きてしまいました。

 

1年近くたって、千曲川流域はどんな状況なのだろう。

 

1日でぐるりと大きな川をまわるぜいたくな計画ができたのでした。

 

 

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