8月下旬に日帰りで利根川と信濃川・千曲川を見に行ったら、もう少し遠出をしたくなりました。9月に入ると急に雨が多くなったり台風のシーズンになるので、その前にどこかへ泊りがけで行きたいと思い始めて、地図を眺めました。
昨年9月上旬に河北潟や九頭竜川、そして永平寺をまわった時に、行けなかった場所を訪ねたい。
北陸新幹線で富山を通過する時に水田地帯を通過し、そしてその向こうに富山湾が弧を描くように見えました。
黄金色に輝く水田の季節です。ここしかないと思いました。
そして、昨年は計画の段階で神通川のそばにあるイタイイタイ病資料館を地図で見つけ、ぜひ訪ねたいと思っていたのですが時間がとれませんでした。
どのようなコースにしようか地図を眺めました。
高山本線で木曽川中流や飛騨川、そして神通川沿いに富山へ行き、イタイイタイ病資料館を訪ね、富山市内を歩き、高岡市で一泊。
翌日は高岡駅から万葉線で越ノ潟に行き、越ノ潟フェリーで対岸に渡り、そこからバスで富山に戻る。
富山からはあいの風とやま鉄道と日本海ひすいライン、そして信越本線を乗り継いで、ただただひたすら海岸沿いの風景を見て長岡へいき、上越線で越後湯沢駅に向かい、8月に見ることができなかった信濃川と魚野川が合流する部分を車窓から見て帰京する。
あっという間に計画ができました。
昨年来の新潟はなぜ「潟」なのかという疑問の答えに少し近づけそうです。
そして各地に広がる美しい水田ですが、その土地の条件がよくて水田が作られたのではなく、長い時間をかけて今の姿になったのだということを改めて感じる散歩になりました。
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