記録のあれこれ 104 iPhoneの地図が重層的になり始めた

6月から8月にかけて Macのマップから忽然と神社名や川の名前が消えて、8月に入り神社名が復活してやれやれと思ったら、今度はiPhoneのマップからも河川名がなくなってしまいました。

 

川と用水路そして水が湧き、あるいは水を治める場所にある神社は私の散歩で最も重要な情報の二つですから、それが得られなくなって少々不安な日々でした。

 

そして散歩の計画はまずMacのマップを見ながら決めて、実際に歩く時にはiPhoneのマップを利用していますが、これが同じ様式で連動しているわけではないようです。

8月10日にはMacの寺社名が復活しましたが、川の名前はいまだに表示されません。

 

iPhoneの地図が変化した*

 

ところが9月28日には、iPhoneのマップの川の名前が復活していることに気づきました。

以前に比べると小さな文字で、読みにくいなあと思いながら駄目元で川の名前をクリックしたら、なんと別枠で大きく川の名前とその住所が表示されています。

この時はまだ大きな河川だけでしたが、その後徐々に支流などの小さな河川も表示されていきました。

 

すごいなあとうれしくなってあちこちの川をクリックしたら、まだ正確ではない場所もあることがわかりました。

たとえば、松川や荒川といった川はあちこちにあるのですが、クリックしたら別の県の松川の住所になっているものを発見しました。

まだ改修途中なのかもしれませんね。

 

それ以外にも、今まではなかった山の名前が一部追加されていました。

車窓から「あの山はなんという山なのだろう」と思った時に、有名な山ならわかるのでうれしいですね。

 

ただ、全体に地図の色が薄くなり、神社の薄緑色が消えてしまいました。

市街地などの全体像を把握するのに、けっこう寺社のあの薄緑色は役立っていたと、なくなってしまってから初めて気づきました。

道路や住宅街などの表示の色が薄い地図だと、これからますます視力が衰えてきた時に見ずらいかなと、がっかりしました。

ただし、縮小しながら日本地図にしていくと、今までよりももっと山の稜線までが正確に描かれている地図になります。

あの小学生の頃から親しんだ日本地図になりました。

このために細部が薄い色調になったのでしょうか。

 

ふと航空写真と切り替えるボタンをクリックしたら、なんと「詳細マップ」「ドライブ」「交通機関」「航空写真」の4種類に切り替えられることがわかりました。

 

「詳細マップ」だと以前のような色分けが明瞭な地図に切り替わります。

ただ残念なことに、私は鉄道を中心にして地図を眺めているのですが、「詳細マップ」では道路が中心になり鉄道が薄い色になってどこを走っているのかわからなくなってしまうのです。

 

なかなかどれも一長一短ですが、それだけ地図というのは求める人に応じた情報量を詰め込まなければいけないでしょうから、限界はありますね。

完璧な地図はないですし、むしろこんな地図があるといいなと思っていたことが、わずか10年ほどで実現していくのですからすごいことですね。

 

Macの地図も早く川の名前が復活するといいですけれど。

 

それにしても、この地図作りをしているのはどんな方々なのでしょうか。そして地図を作り直していく作業にはどんな行程があるのでしょうか。

興味がつきませんね。

 

 

 

 

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