散歩をする 378 二ヶ領用水と付け替えられた平瀬川を歩く

昨年末までのコロナは終わりかと思わせるような時期から、一気に都内の感染者数が増加した1月でしたから、様子見のために散歩も遠出も行かずにいました。

1月初旬に3回目のワクチン接種も終え、また第6波の傾向も少し見えてきたので1月下旬に出かけてみました。

 

ちょうど4年ほど前に訪ねた久地円筒分水のそばに山を掘ってできたトンネルから二ヶ領用水へと轟々と平瀬川の水が流れ込んでいる風景に圧倒されました。そして、あの山の向こうはどんな感じだろうとずっと気になっていました。

 

あの時には武蔵小杉駅からスタートして、府中街道沿いに二ヶ領用水を歩き、久地円筒分水から平瀬川が多摩川に合流する場所を眺めて、二子新地駅から帰りました。

 

今回は、久地駅から二ヶ領用水沿いを久地円筒分水まで歩き、津田山を越えてトンネルの向こう側の平瀬川を歩いてみようと計画しました。

4年前はまだ川や用水路がどこにあるかぐらいしか頭に入らなかったのですが、今回は平瀬川の歴史を読むだけで情景が見えてくるようです。

昭和初期までの沿川では農業が盛んであり、ここ平瀬川も農業用水として利用されていたが、その農業用水として活用するため、また下流の溝口付近で洪水被害が問題になっていたことから、流路が付け替えられ、昭和15年から20年にかけて行われた県営多摩川右岸農業用水利改良事業の一環として、高津区下作延から津田山(七面山)をくぐり高津区久地方面へ抜ける「平瀬川トンネル」が造られ、現在の流路へと付け替えられた。

 

どこまで歩けるか、いつも計画の段階ではありえないくらいの距離を欲張ってしまうのですが、とりあえず生田緑地の初山までは絶対に歩こうと決めて出発しました。

 

真冬でしたが、真っ青な空と暖かい日差しに、川の水面も美しい散歩になりました。

 

 

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