高泊開作を少しだけ歩き、15時35分に小野田駅に着きました。幹線道路沿いの食堂でガツンと遅いお昼ご飯を食べようという計画も幻となり、駅に着いた時には寒さと空腹でクラクラでした。
これは早々に宿泊予定の厚狭へ行って、早めの夕食を食べようと思いました。
駅に着いたら下り線の列車が近づいている表示が出ています。これを逃してはならないと、慌てて階段を昇って向かいのホームへ行きましたが、貨物の通過列車でした。
山陽本線の次の列車までまだ30分ありましたが、もう改札のそばの待合室まであの階段を往復する気力もなく、肌寒い中ホームのベンチに座り込んだのでした。
雨の中の散歩は気力を削がれますね。
下校する高校生でホームがいっぱいになった頃、待ちに待った列車が来ました。いつもならうっとおしい混雑ですが、冷えた体に心地よく感じるほどでした。
隣駅の厚狭駅に6分ほどで到着しました。四方を山に囲まれた盆地のような場所です。
雨はパラつく程度になっていました。
駅の近くの水路をたどりながら、16時35分、まずはお目当ての場所に向かい温かい夕食で元気が出ました。
*厚狭*
この地名も「あつさ」と読みそうになるのですが、「あさ」です。
新幹線の停車駅ですが、昨年通過した時には記憶に残っていませんでした。
開作を地図で探していた時に、厚狭川の河口近くの南高泊のあたりまで高泊開作と思われる場所あることに気づきました。その干拓地らしい場所をたどると、国道190号線と山陽自動車道の間に「後潟上」という地名があります。
潟とついた地名はこの目で確認したくなりますね。
そして厚狭川右岸側にも大きな干拓地があります。
海岸線をバスでこの厚狭川河口あたりに行けないかと思いましたが、高泊からは便がなさそうです。
ふと県道沿いの「渡場バス停」をクリックすると、厚狭駅から厚狭川沿いにバスが通っています。
そして国道190号線側の「渡場バス停」もクリックしてみると、なんと下関までの長距離の路線バスがあり、小月も通り、下関のあたりまで海岸線を通るようです。
なんと「ひたすら川と海と開作を見る散歩」にふさわしい路線でしょうか。
そして厚狭駅は新幹線も停まる駅なので、もしかしたらホテルの窓から新幹線も眺め放題かもしれません。
ということで、ここに泊まることを決めたのでした。
疲れ切った体で入った食堂でしたが、線路のそばでしたから通過する新幹線と山陽本線の列車を眺めながらの贅沢な夕食になりました。
満足してホテルへと向かい、窓を開けたらトンネルへと入っていく新幹線が見えました。
3日目は厚狭川沿いに開作を見て、下関までバスの車窓の散歩です。
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