散歩をする 363 新潟市内の潟と水田地帯を歩く

自宅だと2時間おきぐらいに目が覚めるのですが、旅先ではなぜか朝まで熟睡して一度も起きることがないことがほとんどです。これも遠出の醍醐味ですね。

4時に目が覚めた時には、うっすらと明るくなり始めていました。

 

新潟で宿泊したホテルからは、新潟駅が見えました。2年前に分水を訪ねた時には駅周辺の再開発直前でした。在来線のホームが3階に移り、役割の終わった人影のないホームが一階にまだ残っていました。

5時前に上越新幹線が入線してくるのが見えました。始発は6時9分なので、1時間も前から準備されるのですね。

 

テレビをつけるとオランダのニシンについて放送していました。6月になると生のニシンを頭から食べるとか、小さなナイフでニシンのマリネや燻製を作っていました。漁師さんの家がおしゃれでこざっぱりしていたのが印象的でした。

前日イワシを食べたあとの、偶然にも魚の番組でした。オランダには漁業博物館があるそうですが、オランダの漁師さんたちにはどんな生活や歴史があるのでしょう。

 

天気予報では「新潟、長岡、上越」と3つに分けているものもあれば、「上越中越下越佐渡」という分け方もありました。

気温は「上越、湯沢、長岡、佐渡、阿賀、新潟」と細かく分けられていました。細長く、山から海まで複雑な地形です。

 

7時25分にはチェックアウトして、新潟の潟をめぐる散歩の二日目はこの「新潟、長岡」を歩く予定です。

 

新潟駅の南側に大きな水色で描かれた池のような場所があることに、30年ほど前に気づきました。当時は残念ながら地図が紙製しかなくびよ〜んと拡大できなかったことと、潟とは何か考えたこともなかったので、県営の公園だろうぐらいに思っていました。

そして無駄な大型公共事業でつくったのだろうと、今思うととても恥ずかしい壮大な思い込みでした。

 

自分の無知からきた思い込みを、いつかきちんとこの目で確認しなければと鳥屋野潟を訪ねる機会を考えていました。

 

何度も地図を確認しているうちに、信濃川に向かって放水路があり、親松排水機場がある辺りが「太右エ門新田」という地名で現在も水田地帯であることがわかりました。

おそらく30年前に見た、あの新潟市周辺の小さな支流まで水流が監視された大きな制御装置の中の一つだと思います。

それで、いつかこの辺りを歩いてみたいと思っていました。

 

信濃川の堤防沿いに太右エ門新田バス停があり、クリックすると小須戸神社前行きのバスがずっと信濃川右岸の水田地帯を走るようです。

ここから、JR信越本線矢代田駅まで地図では2.5kmほどです。この水田地帯を歩いてみよう。

 

二日目の午前中の計画のために、駅南口のバス停に向かいました。

 

新潟駅南口側は2年前とは全く雰囲気が変わって、広い道路と広場になっていました。

 

 

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