水のあれこれ 265 「土砂降り」ではなかった

水前寺成趣園から江津湖公園まで、危険を感じるような土砂降りの中を歩きましたが、あの日の降水量はどれくらいだろうと検索してみました。

 

「tenki.jp」によると、当日の天気概況は「前線の影響で夜明け前に九州南部で雨脚が強まる。鹿児島県空港で1時間70.0mm。日降水量が200ミリを超える大雨」と書かれていました。

 

熊本県アメダス実況(降水量)」では日積算降水量は25.5mmとなっていて、思ったより少ないことに驚きました。

イメージとしては「100mmぐらいの雨量」の中を歩いた気分ですが、あの歩いた時間帯だけがちょうど激しく降ったのでしょうか。

 

 

*「雨の強さと降り方」*

 

「土砂降り」とはどれくらいの雨かあまり気にしないで使っていたのですが、気象庁の「天気予報等で用いる用語」にその基準が書かれていました。

 

 

「どしゃ降り」というイメージの雨は、具体的には「1時間雨量(mm)」が20以上〜30未満、「予報用語」としては「強い雨」だそうで、「傘をさしていてもぬれる」、屋内だと「寝ている人の半数ぐらいが雨にきづく」、屋外だと「道路が川のようになる」、車に乗っていると「ワイパーを速くしてもみづらい」とされていました。

 

私が経験した「前が見えない」「危険を感じる」ような雨の降り方は、土砂降りよりももっと強い雨の分類のようです。

 

ちなみに「バケツをひっくりかえしたように降る」と感じるのが「強い雨」(30以上〜50未満)で、高速走行時にブレーキが効きにくくなる現象が起きるレベルのようです。

 

「水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる」があの時の状況でしたが、これに相当するのが、「50以上~80未満の非常に激しい雨、滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)」と「80以上〜の猛烈な雨、息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる」のレベルで傘は役に立たなくなり、車の運転は危険となっていました。

 

あの時は息苦しくなるような圧迫感と恐怖を感じ、水しぶきであたり一面が白っぽくなり視界が悪くなったので、「猛烈な雨」だったようです。

時間にすると20分ほどでしたから、日積算降水量には表れない激しい雨もあるのだという経験になりました。

 

さらに雷鳴も轟いていましたから、ちょっと間違えれば本当に危険な状況でした。

これからは雨の予測の中の散歩は、雨宿りができる安全な場所を計画に入れようと思いました。

 

 

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