トイレについてのあれこれ 13 「2分30秒」に

2018年に女性のトイレの滞在時間が長くなったということを書いて、平均「2分弱の個室の滞在時間」でどうやら携帯を見ていたり、驚くのは「居眠り」もしているらしいことを知りました。

 

数年経って、あくまでも印象ですが駅のトイレの滞在時間はもっと長くなったように感じていたところ、1月に偶然つけた朝の番組で「滞在時間2分30秒」「1960年代の女性に比べ1分ぐらい長い」という話をしていました。

ああ、やはり。

個室が2つか3つしかない駅のトイレで、時に5分ぐらい待っても一つも開かないことがあります。

「しーん」としていて人の気配もないくらいです。

昔だったら息絶えていないか心配になって「大丈夫ですか?」とノックしていましたが、今は余計なお世話か嫌味になりそうですからね。

 

その番組では「LINEやネットを見始めて止まらなくなる」という想定内の理由以外に、「個室だと安心」「一人になれる」という斜め上の回答があってしかも女性だけでなく男性もそうらしいことを伝えていました。

司会の若い女性も、「ついついゆっくりしちゃいます」と言っていてまた驚きました。

たしかにどこも清潔で快適なトイレは増えました。

 

 

「携帯」と言ってもやはりスマホ出現以前はさすがにここまでではなかったと思うので、自分以外の存在は見えていないような動きをする人がトイレでも増えたのは、スマホにも一因がありそうでしょうか。

さまざまな便利さを享受している道具なんですけれどね。10年ひとむかしで、新たな道具の出現ともに社会の感覚はかなり変化するものですね。

 

トイレの個室だけ「圏外」にならないかなと、今日もまたしーんとした個室を前に並んで待つのでした。

 

 

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