7月22日の朝、ニュースを見て驚きました。車両衝突で「東海道新幹線、始発から運転見合わせ」とのことで、いったい何が起きたのだろうと理解するまでに時間がかかりました。
「豊橋ー三河安城間」とのことでしたが、周辺の風景から蒲郡のあたりだとわかったのはやはり車窓の風景をずっと見続けていたからですね。
衝突した車両の一つには「砂利を実際にならすための車両で『マルチプルタイタンパー』がある。そうすることで線路の高さが水平を保つことができる」という。別の車両とぶつかってしまった理由については「近くで砂利を落としつつ、ならしていくのはワンセットの作業。当然近くで作業していく。どういった経緯で衝突に至ったかわからないが、なんらかの原因でぶつかってしまった。砂利を引っ張る車両にぶつかって、食い込んでしまっている」とした。
(「東海道新幹線、始発から運転見合わせで混乱 衝突した『保守用車両』とは『夜間に線路の不具合を直すもの』『接近して作業する必要がある』」、ABEMA TIMES、2024年7月22日)
いつだったかテレビでその業務を放送していて、たしかわずか1センチとかの砂利の高低差をならしたり砂利を入れ替えていく作業が深夜に行われてこその新幹線の安全な走行だと知って驚いた記憶がありました。
従事していた方が首の骨折と伝えられていましたが、心配ですね。
あっという間に通過する新幹線なので距離感を忘れてしまいがちですが、実際にそばを歩いてみるとほんとすごい距離ですし、線路だけでなく周辺の事故を未然に防ぐためのさまざまな施設があることに圧倒されています。
*帷子川(かたびらがわ)分水路の上流部を歩く*
昨年12月に羽沢から分水嶺を越えて帷子川まで、新幹線の沿線を歩いたのですが、その時の帷子川分水路から上流部を歩くという宿題が残っていました。
かつては「暴れ川」だった帷子川の水を、東海道新幹線の線路から数百メートル上流の水門から横浜駅近くにトンネルで分水していることで、この辺りの水害を防いでいると言うことを知りました。
暴れ川の上流はどんな風景なのでしょう。
地図で見ると、川のそばに「水道道(すいどうみち)」があります。
2019年に横浜水道記念館を訪ねて「日本初の水道道」を歩いたのですが、その上流部分です。
新幹線の沿線を歩いてみようという無謀な計画が、どんどんとその周辺の歴史にも広がります。
ということで3月下旬に歩いてみました。
記録しておきたいことが次々に出てくるので、散歩の記録がとうとう5ヶ月遅れに突入。ちょっとスピードを上げなければなりませんね。
「散歩をする」まとめはこちら。
新幹線の車両から見えた場所を歩いた記事のまとめはこちら。
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