生活のあれこれ 53 広告が勝手にお勧めされるデジタルな生活

90年代終わり頃に自宅でパソコンを使うようになった頃、そして2011年からそのパソコンの機能を持ったスマホを使い始めた頃を時々思い返しています。

「こんなに広告があったっけ?」と。

 

何か検索すると、これでもかとしばらくは関連した広告が画面のあちこちに表示されてウザいことウザいこと。

パソコンだと消去をするに「×」をクリックすればいいけれど、スマホの「×」は小さすぎてそのサイトを開くところに触ってしまうというトラップがあるのも、地味にストレスです。

最近ではその「×」さえない広告があって、これは表示されなくなるまでじっと耐えるしかないのでしょうか。

 

見たくないものの筆頭に、私は検索もしていないのに勝手に見せられる現実と妄想の世界があいまいになったような漫画や画像そしてアダルトサイトのような漫画、それから手にとって買える店が激減したので仕方なく通販を利用している商品を購入後も延々と広告を送られてくるとか。

 

ネットニュースなんてどれが本文なのかわからないほどクリックのトラップがあって、私は何を読んでいたのだろうと集中力を切らされるのも辛いですね。

 

そして間違って触ってしまったら最後、またその関連の情報がしばらく強制的に送られてくるも地獄のような社会ですね。

 

誰がどうやって、こんなに勝手に他人の生活にずけずけと入って物をお勧めするような方法を思いつくのでしょう。

 

 

*広告が驚異的に変化した時代*

 

2000年代に入って当時の「産科崩壊」への危機感から医療系ブログを読むようになったのですが、当時はまだ文章を埋もれさせるような広告は少なくて、集中して読めたような記憶です。

 

2012年に私自身がブログを始めた時に、無料で開設する場合には広告がつき、広告を出させないためにはプロバイダーにお金を払う方法があることを知りました。

ブログは自分の庭のような感覚なので、そこに広告によって勝手に「違う世界を持ち込まれる」のは嫌だなと思いつつ、いつまでブログが続くのかわからなかったので無料を選択してかれこれ12年半も続いてしまいました。

ブログを載せてくれる会社側が広告料金を収入とするのも、その広告を載せたくないのであればこちらがお金を払うのは順当だと思っていました。

 

ところが、ある時期から積極的に広告をつけてそれでブログ主がお金を稼ぐ方法があることを知り、私が想像していたネット上の経済というのはまったく違うのかと愕然としました。

 

アフィリエイト・マーケティングを読むと、その歴史が私が感じていた葛藤の時代とちょうど重なることがわかります。

 

1996年7月頃、カクテルパーティでAmazon.comの創業者ジェフ・ベゾスが、ある女性に「自分のサイトで離婚に関する本を売りたいんだけど」と持ちかけられたのをヒントにしたのがはじまりであるとされているが、Amazon.com以前にCybereroticsというアダルトサイトがクリック報酬型のアフィリエイトを始めた最初か初期のサイトの1つだというのが、広告関係者やアダルト業界の合意である。

 

2000年頃から比較コンテンツを作り情報としてアフィリエイト広告を見せ、検索エンジンを導線とするといった現在の主流となっているアフィリエイトメディアの掲載手法が確立される。

アフィリエイトの母国である米国にはない手法が日本では広まったおかげで、2005年以降アフィリエイト配信会社が複数上場するといった、世界には稀なほどアクション報酬型のアフィリエイト広告が普及している。

Wikipedia成功報酬型広告」「歴史」)(強調は引用者による)

この続きを読むと、よくまあいろいろと考えつくと感心するほど詐欺への入り口ですね。

 

起業とかスタートアップとか華々しく持ち上げられていたのに、結構ダークサイドへ落ちていった人も多いのかもしれないと想像しました。

 

かつては広告を見たくなければ「チラシを捨てる」「テレビのチャンネルを変える」「広告を見ない」といったこちら側の選択もあったのに、ネットの時代になると「広告を見なければこの画面を見ることができません」「広告を見たくなければ、そのための手順を踏め」になりました。

そして見たくなければ非表示にするためにさらに個人情報を入力させるとか、広告を見ないために新たに料金が発生するシステムはなんかおかしいなあと感じます。

何がおかしいのだろう、というあたりモヤモヤと言葉にならないのですけれど。

 

 

なんでこんな時代になっちゃったのだろう、この地味に生活を脅かすストレスを整理してルール作りをしてほしいほしいのですけれど、どこに言えばいいのでしょう。

政府ですか?デジタル庁ですか?

とても国民の生活を守ってくれそうにはないですけれどね。

 

 

*おまけ*

 

この記事を公開したら、しばらくは「アダルトサイト」が表示されるかもしれないですね。あな恐ろしや。

 

 

 

 

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