10月に早々に送られてきた「資格情報のお知らせ」ですが、「いったいこれはなんだろう、『資格確認書』のことなのだろうか」と混乱していました。
マイナンバーカードについてのニュース記事はできるだけ読むようにしていたのに、全く知らないものだったので不意打ちでした。
そもそもカード自体も「マイナンバーカードとマイナカードとか、違う呼び名が使われていて、何がなんだかですからね。
その後、これは「すでにマイナンバーカードを持っている人に送られる」ことが何かの記事でようやくわかり驚きました。
私はまだ作っていないのになぜ送られてくるのだろう?
もう一度読み直しましたが、「資格確認書」については全く触れられていなくて、マイナポータルへ誘導するような内容でした。
そのマイナポータル自体への不信感もあるから作っていないのですけれどね。
*えっ? 「マイナンバーカードと併せて大切に保管してください」*
その「紙の『資格情報のお知らせ』」には、細かい文字でその取り扱いの注意が書かれていました。
・医療機関等を受診する際にマイナ保険証の読み取りができない例外的な場合については、マイナポータルの資格情報画面をマイナ保険証とともに医療機関で提示していただくか、この資格情報のお知らせをマイナ保険証とともに医療機関で提示することで受診いただけます。
要は「マイナ保険証を提示しても本人確認されないトラブルがあるので、常時これを携帯せよ」ということですね。
なんだ、どうせマイナンバーカードと一緒に「紙の何か」を持って歩かなければいけないのなら、今の健康保険証が切れる頃に送られてくるであろう「資格確認証」1枚のほうがいいですね。
マイナンバーカード取得はあくまでも任意なのだから現行の健康保険証と併存しておけばよかったのに、簡単なことを難しくしてもう引っ込みがつかなくなったとしか見えないのですけれどね。
できれば「資格確認証」もプラスチックにしてくれればいいのに。
*「今後の政府の狙いは?」*
「12月2日に保険証廃止、『マイナ保険証』未所有どうなる?ー今後は『なければ手続きできない』システム増へ」(CNET Japan、2024年11月19日)という恐ろしいタイトルですが、わかりやすい記事がありました。
健康保険証の期限が切れると、マイナンバーカードの未所有者やマイナ保険証の未登録者には代わりとなる「資格確認書」が送付される。資格確認書は、健康保険証と変わらすに5年間の有効期限で使うことができる。
有効期限後はどうなるのかちょっと不安ですね。
また菅原氏は、マイナ保険証が運用開始から3年経過したにもかかわらず利用率が14%程度と低水準な理由として、マイナンバーカードの紛失や個人情報の漏えいといったトラブルが出てくるため、使用していない、個人情報を入れたくない、怖いと思っている人が多く、マイナンバーカードを持っているものの利用したくない、携行したくないという人が圧倒的にいると説明。
これらを背景に2024年10月28日、マイナ保険証の利用登録解除の申請が可能になった。
それまでは一度登録したら解除することはできなかったのでしょうか、それもトラップのようで怖いですね。
「資格情報のお知らせ」についても説明がありました。
ただし、マイナ保険証で医療機関で受け付けした場合の手順を紹介した上で、便利でないと指摘。通信障害やカードリーダーの不具合、マイナ保険証に未対応の医療機関などでマイナ保険証が利用できない際は、マイナ保険証登録者に送られてくる「資格情報のお知らせ」というA4判の書面をマイナ保険証と一緒に提示しなければならないことも加え、現時点では圧倒的に資格確認証の方が便利としている。
私に送られてきたのは名刺大でしたが、まだ登録もしていないのに一方的に送付されるのはなぜでしょう。不思議で雑なシステムですね。
その記事の最後に「今後の政府の狙いは」と、こんなことが書かれていました。
さらに、マイナ保険証の施策を進める政府の狙いとして、マイナンバーカードの使い道をたくさん作りたいこと、マイナンバーカードがなければ手続きできないというシステムを徐々に増やし、国民がマイナンバーカードでなんでもできる世の中にしたいことにあると説明。
えっ?矛盾していますよね。
コメント欄に「兵糧攻め」とだけ書かれたコメントがありました。
まさに。
怖いですよね。
でも怖い、不安だというとイデオロギーで反対しているように思われそうな世の中。
いや、今までの人生で、政府に脅かされるようなやり方を強制された記憶がないので、ほんと今のマイナンバーカードの進め方は怖いと思うのですよ。
「簡単なことを難しくしているのではないか」まとめはこちら。
失敗やリスクについてのまとめはこちら。