数字のあれこれ 84 食費の年間消費税が2万円のわけがない!

人を馬鹿にするな!と思った話ですが、「2万円の根拠が食費の消費税分」というニュースに、ほんと、馬鹿にするのもいい加減にして!と思いました。

 

 

2万円給付は『食費の消費税負担が根拠』自民・森山氏 子ども加算は総理のこだわり

(テレ朝news、2025年6月14日)

 

自民党の森山幹事長は、夏の参議院選挙に向けた公約に盛り込む一律2万円のい給付の根拠について「食費にかかる1年間の消費税負担額」だと説明しました。

自民 森山幹事長

「(家計調査によると)食費にかかる1年間の消費税負担額が1人あたり2万円程度だということが根拠でございます。(石破)総裁が強く言われたのは『育ち盛りの子どもに十分な食事を取ってもらいたい。ひもじい思いをさせてはいけない、との思いから子どもへの加算を実施したい』」

(以下略、強調は引用者による)

 

「選挙の公約」という点で「ばらまき」と呼ぶのですし、こだわりで政策を決めるなんてあり得ないですね。

 

 

 

*食費にかかる消費税が日に50円のわけがない*

 

「食費にかかる1年間の消費税負担額が1人あたり2万円程度」のわけがないのですが、どうやって計算したのでしょう。

 

1日あたり50円の消費税なら、食費は600円で暮らしているのですか?

国会議員や官僚の皆さん、大丈夫ですか?

もしかして、ご自身で家計簿をつけたことがないのでしょうね。

一度、1ヶ月でもいいから政治家に自身の出納帳をつけて公開してほしいものです。

 

日常の食べ物で手が届かなくなったものが増え、このところ同じ値段でも量や質が落ちたものばかりになって実質値上がりをひしひしと感じる中で、食品にかかる消費税が月に1600円程度なんてことがあるはずがありませんからね。

 

先日の「議員会館で1000円のランチ」のニュースを見ても、「ああ、すごいなあ、1000円のランチ」と思うし、「あれは外食だから消費税は100円になるのかな」と思うアリの生活ですからね。

 

 

*ここ10年ほどの私の消費税の動向*

 

 

残念ながら、私の家計簿では「食品にかかる消費税」と「その他の消費税」までは分けてはいませんでした。

でも10年ほど、ほぼ正確に消費税を家計簿に記録していたので近い将来の年金生活では、1ヶ月分の年金に相当するぐらいの消費税だとわかりました。

2019年に消費税が上がってから2年ほどはぐんと消費税額が増えてしまったので節約に気をつけました。

その努力の甲斐あって2024年の年間の消費税総額と2018年が同じくらいに抑えられていますが、この2~3年の物価高の中でも私の消費税額が同じなのは、いかに物を買わなくなったかということですね。

 

食品に対する消費税が年間2万であるはずはないのですが、やはりその他にかかる消費税はとてつもなく大きいです。

物を購入するときには三度悩んでからにしていますし、でも必要があれば質の良い物を迷わず購入しています。

計画的に購入しても、日用品や被服そして医薬品にかかる消費税は食品以上に大きいのに、なぜ食品ばかりを争点にするのでしょう。

 

きっと食品分は少なく見積りやすく、それで世論を誤魔化そうというもくろみなのだろうなと思えてきました。

 

今月から、家計簿の消費税の項目を8%と10%にわけてより正確に記録することにしましょう。

 

 

*なぜ「骨太」に反対という議員さんがいないのだろう*

 

そういえば昨年10月の衆院議員選挙の前にも取りすぎた消費税や、マイナンバーカードと健康保険証廃止などが争点になって見直されるかと期待したのに、選挙が終わるとまた「それはおかしい」「それは嫌だ」と思うことを次々に投げ込んでくるのはなぜなのだろうと考えていました。

 

ようやく基本策を経済諮問会議で具体策を財務省で決めるという方法が生き続けているからだと繋がりました。

 

各政党の皆さんも省庁の皆さんも、なぜ「骨太」に異議を唱えないのだろう。

ここを変えれば、取りすぎた税金を給付金で返すなんてことをしなくても良さそうですね。

でも財務省を変えてもこの「骨太」が変わらないとなると、議院内閣制自体が成り立っていないのではないでしょうか。

 

既存の政党やネット上の政治活動に答えが見えないのは、骨太の方針に異議を唱えないからだと見えてきました。

 

 

家計簿を正確につけましょう、政府や政党の数字の根拠に惑わされないように。

ただ、最近はいろいろと便利な家計簿アプリがありますが、顧客情報を取引する商売に要注意ですけれどね。

 

 

*おまけ*

 

そうでした。2019年の消費税10%導入直後、3000円のパンケーキの話題に「高いおやつだなあ」「消費税は300円」と思いつつあまり世知辛い世の中の反応になってもと自分を抑えていたことを記録していましたね。

あれから5年、政治のカラクリとねじれ方が少しずつ見えてきました。

 

 

 

 

 

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