散歩をする 584 馬事公苑周辺の複雑な高低差を歩く

5月初旬の筑後川から遠賀川の充実した散歩のあと、しばらく散歩のメモがなく、誤って捨てちゃったかとスマホの手帳を読み直しました。

そうそう、ゴールデンウィーク分の連休をとると、その分出勤が詰まってくるのでまとまった休日が少なく、5月は近所の花を眺めて散歩をしただけでした。

 

次に出かけたのは6月初旬、馬事公苑でした。

たぶん、戦時中の馬の歴史に触れて、久しぶりに馬に会いたくなったのだと思います。

 

そうだ、半世紀ほどの宿題である馬事公苑に行こうと思いつきました。

世田谷に住んでいた当時から名前は知っていたのですが、今のようにすぐに検索できるわけではないので、1964年の東京オリンピックのために造られたあと、きっと馬術をするお金持ちの人のための施設なのだろうと思っていました。

その頃はまだ畑があちこちに残る郊外でした。

いつだったかマップで馬事公苑を見たら「JRA馬事公苑」になっていて、自由に中に入れるようです。いつか行ってみようと計画ノートに書きました。

 

 

*かつては川だった痕跡*

 

どこから馬事公苑へと歩こうかと地図を眺めていたら、馬事公苑の東側の住宅地に不自然な蛇行するような空き地が描かれていて、その先に東京都下水局南部下水道事務所があり、少し離れたところから南東へと暗渠らしい細い道が描かれています。

 

どうやらかつては川が流れていた場所のようです。

馬事公苑の北側の少し離れたところには目黒川の上流部が北沢川緑道と烏山川緑道になりその烏山川緑道があります。

 

地図で見ると、ちょうど東急世田谷線が上町駅で大きくくの字に曲がる西側の地域ですが、このふたつの小さな川がつくり出した地形があるのでしょうか。

 

車で通ると、東京農大馬事公苑のあるあたりは平地にしか感じられなかったのですが、案外と高低差がある地形かもしれないですね。

 

世田谷線宮の坂駅で下車し、烏山川緑道をしばらく歩いたあと馬事公苑に向かい馬に会おう。

馬事公苑からは東へと続く暗渠の道を歩いて、弦巻(つるまき)神社を訪ね、そこから上町駅まで歩いてみよう。

 

宮の坂」そして「上町(かみまち)」、今まで気づかなかったけれど駅名も地形を表しているのかもしれませんね。

 

どんな風景と歴史があるのでしょう。

少し蒸し暑くなってきた6月初旬に出かけてみました。

 

とうとう散歩の記録が5ヶ月遅れに突入してしまいましたが、しばらくこの記事が続きます。

 

 

 

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