「瀟洒な住宅地」というタイトルをつけたあと、しげしげとその漢字を眺めたら「酒」ではなく「洒」でした。
恥ずかしながらこの漢字を知らなかったとググったら「すすぐ、そそぐ、洗う」といった意味があることを教えてくれました。
この検索にかかった時間はわずか数秒。すごいですね、デジタルは。
以前だったら「しょうしゃ」の漢字を探すまでに辞書で調べ、老眼には辛い小さな文字だと拡大鏡を探して確認して、それぞれの漢字の意味を調べるために重い漢和辞典を引っ張り出して・・・でしたね。
そして手書きで原稿を書いていたら、「瀟」の字を書くのにまた一苦労していたことでしょう。
耳で知っているけれど漢字を書けないものもサクサクと文字に転換できるので、なんだかすごく賢くなった気になっています。
私がブログを続けられるのも、この複雑な漢字を簡単に検索できるようになったからとも言えそうです。
*怖いこともある*
便利さの反面、わけがわからないアクシデントもありますね。
メモがごっそり消えていたり、勝手に編集されたりというのは、ネットが広がる以前にはなかった怖さですね。
アプリの表示が勝手に場所を変えることも、不思議ですね。自分が使いやすいように位置を決めているのに、いつの間にか移動しているのはなぜなのでしょう。
あるいはスマホを握って散歩をしていたら、いきなり緊急電話の呼び出し画面や触った記憶もないアプリになっているのも心臓に悪いです。何か変な握り方をしていたのでしょうか。
あるいはSafariを開いたら、私がそれまでにチェックしたわけでもないサイトや広告になっていることがあります。
なぜそんなことが起こるのか、どこでその理由を知ることができるのか、そういう手段もないことも怖いですね。
そしてその怖さの根本は、使っているこちら側に主導権がなくて、何かに操作されているような不気味さでしょうか。
*節約していたのに引き落とされていた不明金*
専門用語や仕組みがわからないままいい加減に使っているのでたいがいの「怖さ」は妄想のレベルで、実害は少なく、利便性の方がはるかに上まわっています。
ところが最近、「実害」が起こりました。
私は基本、限られた通販の決済にのみクレジットカードを使用しているので、たいがいは毎月通帳で引き落とし額を確認するだけでした。
このところ節約のために通販の買い物も少なくしていたのに、以前と変わらない額が引き落とされてるのに気づきました。
いつもは、パスワードを引っ張り出すのが面倒でクレジット会社の利用明細までは見ていなかったのがいけなかったようです。
ここ数ヶ月、数千円ずつ海外から引き落とされているものを発見しました。
紙で利用明細が郵送されていた頃ならすぐわかったのですけれど。
思い当たるのは、とある製品の不具合でカスタマーセンターのQ&Aを探しているうちに、専門家による有料相談を勧められたことです。
技術的にはそこまで専門家に相談するほどではないのですが、Q&Aでは埒があかないのでその有料相談のチャットをクリックしましたが、質問を書き込んでも日本語がすれ違っているような印象ですぐに中止しました。
その時点では、チャットに入るだけで料金がかかるような説明も金額の契約もなかったし、クレジットの番号を入力した記憶もないので、なぜそれが引き落とされるようになったのかは分かりません。
通常、お金のやり取りが行われる契約はネット上のものでも必ず文書を保管するようにしていたので。
ただ、その日の日付から推察するとこのチャットしかなく、怖いのはその一回だけでなく毎月同じ日に数千円が引き落とされていたのでした。
数キロを歩いて200円の節約をしていたというのに、なんと迂闊なことをしました。
利用明細を毎月確認していたら、早くに手を打てたのに。
クレジット会社の対応方法を読むと、「不正利用の可能性は直接その会社に連絡してください」とありますが、下手に電話をかけたら最後、何が起こるかわからない怖さがありますね。
誰がどのようにして人の口座からお金を引き出すのでしょう。
そして最も怖いのは、その実害に直面したときに解決の窓口がないことです。
まあ、泣き寝入りってこと。
ネットの画面は怖いですね。
*おまけ*
そうこうしていると、サイバーテロで物流がストップしているニュースが。
ああ、やはり自分の存在を証明するものなのに、こちらの主体性がなく(リーダーがなければ情報を読めない)、まるで実印のように重要なものを詰め込んだもの(マイナンバーカード)には二の足を踏んでしまいますね。
民間会社にはサイバーテロの脅威があるが、国のシステムは絶対に大丈夫なんてわけないですからね。
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