石蕗

週に2~3回泳ぎに行くのに節約のために歩くようになり「道端」のすごい草花の世界をメモして歩くようになりました。

途中にある遊歩道も、時々通ってはいたのですが、今年になって初めて意識した花がこの石蕗です。

目にしていた葉っぱは蕗の仲間だろうとは感じていたのですが、晩秋になってぐいぐいと茎が伸びて黄色い花が存在感を出しています。

 

初めてその名前をメモしたのは、11月20日でした。名札がついていたので「ツワブキ」だとわかりました。「いしぶき」って読んでしまいそうですよね。

ツワブキ。たしかに蕗だ」とメモ。

以来、花の少なくなった遊歩道に、鮮やかな黄色の花とこれまたつやつやした鮮やかな緑の葉っぱをしげしげと眺めています。

 

その時に、そこに蜂が止まっているのに気づきました。花が少ない季節になっても、蜂は働き者ですね。

 

Wikipedia「ツワブキ」の「名称」を読むと、「いしぶき」とも読むようで初冬の季語だそうです。

そしてツワブキ花言葉は「困難に負けない」「謙遜」だそうで、しんみりときました。

 

 

*しだいに鞠のような形になってきた*

 

一本の茎から、先端に何本もの花が咲いています。

これは「頭状花」というそうで、「サカタのタネ 家庭菜園・園芸情報サイト 園芸通信」というサイトにもう少し説明がありました。

いつもは控えめなツワブキですが、1年に一度、冬に花茎を50cmも伸ばし5cmほどの大きな頭状花(とうじょうか)を咲かせます。頭状花はキク科独特の花序で、多くの花が集まった集合花になっています。周りに付く花弁のような花は舌状花(ぜつじょうか)といいます。中心部には筒のような形をした花が集まり筒状花(とうじょうか)とか管状花と呼ばれます。キク科の植物が世界で一番多くの種を分化させたことを考えると、このシステムは繁殖に都合がよいと考えられます。

 

ぼーっとみていたことも、こんなに観察されているなんて。ほんと、道草しながら歩いていると世界が広がりますね。

 

さて、12月初旬には数日の間で一気に花が咲き始めて、美しい黄色の花園の様相になってきた遊歩道でひとつ発見しました。

花の数が少ないうちは、逆三角形というかシャワーヘッドのような形で花が集まって咲いているのですが、次第に数が増えるとまんまるでまるで手まりのように見えるのです。

 

子どもの頃、手先が器用だった母が木綿糸をぐるぐると巻いてボール状にして、そこに色鮮やかな糸で花を刺繍していった記憶があるのですが、その手まりのようです。

もしかしたらこの石蕗からきたのかな。

それが気になって、先人の記録をあれこれ読んでみたのですが、球状になった花について書かれていたものは目にしません。

 

きっともっと探せば誰かは言及している可能性はあるのですが、今は「私が最初に気づいたかも」と悦に入っています。

 

 

そして1ヶ月ほど散歩を楽しませてくれた石蕗の花ですが、だいぶ茶色に変化しました。

でも葉っぱは緑色のままです。

これからどうその存在を変化させていくのか、また観察してみることにしましょう。

 

 

 

*おまけ*

子どもの頃からフキが大好きなので、「ツワブキ」という名にまずは「食べられるか」と思ってしまったのですが、「いやいや、なんだか苦そうで食用にはならないだろう」と思い返しました。

 

ところが食べられるようですね。

ブログを始めた頃からの植物についての「先人の記録」である「季節の花300」にこんなトリビアが。

・冬から春にかけて、若菜をつみとって塩ゆでにするとおいしいらしい。

・「キャラブキ」や九州名産の「佃煮キャラブキ」はこのつわぶきの葉っぱで作られる。

花を愛でつつ、いつか食べる機会を狙う心がむくむくともたげてきました。ごめんなさい。