落ち着いた街 107 「この世はいつでも戦い」の落ち着かない街へ

昨日のコメントを見かけたのは、団塊ジュニアの引退・・・もうすぐ日本を襲う『恐ろしい悲劇』」という記事でした。

その前日には「シルバー民主主義」という言葉がネットニュースに流れ、この日は「団塊ジュニア」ですか。

最近の出版社は社会を対立させますねえ。

 

と思ったら、翌日、同じ記事にほんとそうと思ったコメントが。

絶対ゴールとオンラインだと思ったら、ゴールドオンラインだった、クリックさせるために「恐ろしい」「末路」「絶望」とか毎日毎日おどろおどろしい見出しを乱発して、無駄に世の中を暗くしているこういうメディアの社会的害悪も批判されるべきだ。

 

2023年6月に登録しなければTwitterを観られなくなった頃から、ちょうど年金生活への準備もあり、ネットニュースを読み始めるようになりました。

これでもかと不安にさせられるタイトルが多くて最初はびびっていたのですが、しだいにその行間のつじつまの合わなさが見えてくるようになりましたが、驚くのは「名だたる出版社」だと思っていた会社が運営しているサイトが多いのですよね。

あの米の問題でも、ぶっ壊そうとする側の意見ばかりを記事にしている出版社もありましたし、ね。

私も最近はタイトルを読むだけで、おおよその出版社名と内容がわかるようになってきて成長しました。

 

言葉を仕事にしているはずの出版社の荒れた表現や偏った記事になんとかならないかと思うけれど、現代の「政治と経済」の枠組みだと、政府は「自由」を盾に規制なんてしてくれなさそうですね。

 

 

*「富裕層むけ資産防衛メディア」*

 

10代の頃から休日になると大型書店の隅から隅まで歩くのが好きだったので、新しく出てきた出版社もすぐ気づきました。1990年代にできた幻冬舎は、私の好みのジャンルではなかったのですが、今までとは違う方向が感じられた出版社でした。

 

ゴールドオンラインを検索したら、「富裕層向け資産防衛メディア」という物々しい紹介が目にはりました。

富裕層に向けて、その財産を安全に管理し、成長させ、次世代へ円滑に承継するための包括的な情報を提供するオンラインプラットフォームです。国内外の経済情勢や市場の変動、関連法規を踏まえ、財産のリスクを理解し、適切な対策を講じるための実践的な知識や解決策を提供することに焦点を当てています。

 

「私は富裕層」なんていう人が出てきたことがちょっと恥ずかしい時代に感じるのですが、まあそれは構わないけれど、なぜ「おどろおどろしいタイトル」で「世の中を暗くするような記事」が出てくるのでしょうね。

 

 

そしてあの幻冬舎とつながっていることも知り、沿革を読んでみました。

書店で本を見かけるようになって10年ほど、2000年代半ばから方向性が変わっていったのかなという印象を受けました。

 

ちょうど、世の中でも「敵対買収」なんて物騒な言葉が広がり、それまでの投資とは何か違うんじゃないかと素人ながら感じたのですが、真実は如何に。

 

90年代以降に生まれた世代が物心ついた時には、大資本の吸収合併とか敵対買収とか物々しい「経済」の雰囲気と、大学卒業してすぐに経営者とか実業と虚業の区別がつかない時代に育ったのですね。

その前の時代の、みんなで豊かになろうという時代の雰囲気は体験していなければわかないですね。

 

そして戦争こそなかったけれど、株主経済へまっしぐらの戦いの時代が始まっていた、それが今の落ち着かない街の理由の一つなのではないか、そんな回想に浸りました。

 

 

 

 

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