2年ほど前までは、数百円もあれば飲み物からお弁当そしてちょっとしたデザートまで買えたので、旅行や日常生活で「開いててよかった」とコンビニを利用していました。
高齢になった両親がまだなんとか二人で暮らしていた頃、けっこうコンビニのお弁当や小さいサイズのお惣菜を利用していました。買い物や調理も大変になってきますからね。
私も高齢になったらコンビニがあれば生活できそうと思っていました。
旅先でのその地域のおにぎりやお惣菜も手頃な価格で楽しめていましたが、ここ数年の急激な物価上昇とお米の混乱でおにぎりは贅沢品になり、他のお弁当や惣菜類も値段が上がったりサイズが小さくなり、とうとうコンビニは贅沢な場所になって足が遠のきました。
スーパーマーケットに比べてもコンビニの方が値上がり方が激しい印象があったのですが、もしかして住民向けのコンビニから海外旅行者向けになって「インバウンド価格」になってしまったのではないだろうかと妄想していました。
急増した海外からの旅行者に「日本は安い!」と言わせれば、旅行者が利用する業界は値上げの良いチャンスですからね。
ほんの少し前まで4000円台のビジネスホテルもあったのに軒並み8000円から1万円が相場に、そしてあっという間に、全国各地のふつうのランチが首都圏並みに1000円以上になりました。
人件費とか材料費の高騰など理由はあるでしょうが、円高になっていれば、海外旅行客から「安い!」と言われないし、ここまで物価は上がらなくて済んだのではないかと漠然と思っていました。
*インフレからデフレそしてインフレへ*
少し前までなら2000円もあればスーパーで食品や日用品も買えたのに、3000円が必要になり、最近はあっという間に4000円が飛んでいきます。
あまりに怖くて、買い物の回数を減らし1日の金額の上限を決め、今まで買っていたものもやめたり10円でも20円でも安くと探してみるのですが、それで精算時に200円とか300円とか消費税がかかるのをみると泣けてきますね。
これ以上どこまで切り詰められるだろうかと、干からびそうです。
戦後の日本のインフレを検索したら「戦後のハイパーインフレ(1945~1950年代前半)」、「オイルショックによる狂乱物価(1970年代)」そして「バブル景気(1980年代後半~1991年)」の3つの時期をAIが教えてくれました。
そうか、今回が私の人生で3回目のインフレですか。
「1974年2月にはインフレ率(消費者物価指数)が前年比プラス24.9%という戦後最高の記録をつけました」とのことですが、中学生だったからか生活が苦しくなった記憶はありません。
バブル景気のインフレも経験しているはずですが、やはり物価高で苦しくなったという記憶がありません。
むしろ、その後のデフレの時代の方がなんでも「安く」「お得」「ポイントで得」といった雰囲気の中で、商品やサービスの質が落ちる閉塞感を感じることが多くありました。
そうそう、それまであった「質屋さん」が姿を消して、借金を負う人も少なくなったように感じた時代が一時期あったのですけれど、ローン(借金)が生活の一部になってしまい、手軽に使う人が増えた時代になりました。
きっとモノだけでなくヒトも安く買い叩かれ、なんらかの借金をいつも抱えているような気持ちになったのがデフレの閉塞感だと思い返しています。
そして街の中から個人商店の賑わいや自由さが少なくなり、それまで色彩豊かな服であふれていた風景が変わってしまいました。
私の印象としてはインフレよりデフレ時代の方が辛かったのですが、今回のインフレはなんだか今までとは様相が違うような気がするのです。
1974年のインフレ率を見るとびっくりしますが、その10年後には1ドル260円から120円になり、バブル崩壊後は1ドル80円という超円高だったから、それが今回のインフレとの違いでしょうか。
Wikipedia 「プラザ合意」の「議論・評価」を読むと、あの時代はどんな時代だったのか知らないことばかりです。
*インフレ政策は増収のため*
さて、秋になったら米価は下がると言われて半年、あまり変わらないお米の値段にため息をつきながらまた麺類やパンを買い物かごに入れる日々が続いています。
ここまで我慢すると、「ああ、私はやっぱりお米が食べたいのだなあ」と思いますね。
さらに戦時経済の様相になり、お米の値段はこのまま下がらないのではないかもしれないと思い始めたところ、明治時代に政府が米価の回復と増収を図るために投機的取引に手を出したことを知りました。
もし歴史は繰り返すのであれば、コメ先物取引本上場やインバウンド増加を成長戦略としたのも、インフレを起こして増収を図るためだったのではないか。
政府は本気で米価を下げるつもりはなかったのだろうなと思えてきました。
現代の「政治・経済」には疎いので妄想ですけれど。
*お金の価値を下げたい人がいるのでは*
「インフレ」とはなんだろうと検索したらAIが教えてくれました。
インフレ(インフレーション)とは、モノやサービスの価格(物価)が全体的に継続して上昇する経済現象です。モノの値段が上がる一方で、同じお金で買えるモノの量が減るため、お金の価値が下がることを意味します。
そうそう、インフレだけでなくキャッシュレスというローンの一種や、ポイントやら仮想通貨らや国の信用貨幣とは異なるものに誤魔化されているような雰囲気もまた「お金の価値が下がっている」ように感じますね。
さて「インフレ対策のポイント」をAIが教えてくれました。
インフレが進行すると、預貯金のままではお金の実質的な価値が目減りしてしまいます。そのため、以下のような「インフレに強い資産」への分散投資を検討することが一般的です。
「インフレに強い資産」とは株や不動産・ゴールドだそうです。
株主経済へまっしぐらの時代ですね。
2024年8月に「米がなければパスタを食べればいいじゃない」「米を買えないなら投資で稼げばいいじゃない」と言われているような気がしたのは、気のせいではなかったようです。
もう少し円高にして預金金利を80年代ごろに戻してくれたら、預貯金のお金の価値は目減りしないし、投機的なものに手を出さなくて済みますね。
そして消費税や訳のわからない支援金を無くしてくれたら、年金の1ヶ月分ぐらいが手元に残ってゆとりがある生活になるのですけれどね。それこそが「手取りを増やす」ということですけれど。
きっと頑なにそうしたくない人がいるのでしょう。
誰が国民のお金の価値を下げたいのだろう。
増収分のお金はどこへ行ったのだろう。
「生活のあれこれ」まとめはこちら。
失敗とかリスクのまとめはこちら。