鵺(ぬえ)のような 43 「天皇制はいらない」は相手の「思う壺」

皇室の継承問題への膨大なコメントに、「皇室の方々の人権が蔑ろにされているのでは」といった意見を見ると明治時代あたりからの「人類の為」という普遍性がまた一歩前進しているのを感じますね。

半世紀ぐらい前だと、「皇室の人権」なんておこがましくて庶民は話題にもしなかったような気がします。

 

あるいは「人権が守られないのであれば天皇制や皇室は不要では」という意見もありました。

これは社会階層の問題を乗り越えて手に入れた民主主義から社会に人権が浸透したと言えるけれど、反対に、富裕層とか階層社会が揺り戻されてきたことへの不満の高まりからの意見かもしれません。

フランス革命の前夜のような。

 

天皇制は不要ではないかと私も思っていた時期がありましたが、それは自由とか民主主義とか手に入れた社会だとすっかり信じ込んでいたからだったと思い返しています。

 

「王制から大統領制」へが「社会の進歩」であり王制が残るヨーロッパは古いように感じていたのですが、でも現実の社会はちょっと気晴らしで戦争を始めたり、国内を好き勝手にいじる大統領(王)自由や人権で先駆けのイメージだったかの国から出現するのを見ると、「自由民主主義」とか「立憲民主主義」とかなかなか思想だけでは「強大な権力を持つ者」の暴走は止められないことを目の当たりにしている現代。

 

今、「天皇制はいらない」と思う国民が増えれば、自分の国を「サタンの国」と洗脳するような宗教に近づいた政治家たちの「思う壺」になりますからね。

 

 

*記録は大事*

 

祖父から政界入りを反対され、「政治家を目指すなら佐倉惣五郎のようになれ」と言われた元首相のWikipediaも読んでみました。

世界基督教統一神霊教会(統一教会)

1992年3月、出入国管理及び難民認定法の規定で日本に入国できなかった統一教会の教祖、文鮮明が特例処置で14年ぶりに日本に入国した際、文鮮明と会合を持った。

1994年8月、勝共連合の幹部の誘いで文鮮明の側近である朴普煕と会談、1991年の文鮮明と金日成の会談の報告を受ける。

2006年3月21日、千葉県の幕張メッセで開催された統一教会系列の「天宙平和連合(UPF)日本大会」にその活動趣旨に深い理解を示し、祝電を送ったという。

文鮮明発言録全615巻(約20万ページ)において、日本の歴代首相で最も多く言及があったのは中曽根であったという。発言録173巻226ページの記述によると、文鮮明は1988年2月18日の説教で「一昨年(86年)の選挙当時に日本のカネで60億円以上使った」と述べている

(Wikipedia「中曽根康弘」「宗教関連」)

「1986年」、父の書斎に勝共連合の本があったり、「日本人にはキリスト教は理解できない」と似ても似つかぬ団体の本を読ませようとした頃だったとつながりました。

 

さて、二世の方はどうでしょう。

統一教会および全国教育問題協議会との関係

・2004年7月の参院選・群馬選挙区(改選2)で、自民党が公認した中曽根と上野公成の2人の現職のうち、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)は中曽根を支援した。民主党が擁立した元銀行員の富岡由紀夫がトップで初当選し、中曽根は僅差で上野をかわし、4期目の当選を果たした(上野は落選)。教団創始者の文鮮明は2005年1月16日に韓国で行った説教で、中曽根家が衰退する可能性に触れ、「今回、統一教会のメンバーら300世帯以上が記録的に選挙に参加した。だから当選した。金持ちが一つになって援助をしなければ、切られてしまう。統一教会は怖いところなのだ」と語った。

(Wikipedia「中曽根弘文」「人物」、強調は引用者による)

安倍元首相によって女性天皇・女系天皇の議論が突如白紙撤回された頃ですが、本人は郵政民営化に反対したために党内で地位が下がったが、その4年後には麻生内閣で外務大臣に復活した時期ですね。

 

 

そしてまさか三世の方までと思いましたが、念のためWikipediaを読んでみました。

統一教会との関係

2021年10月の衆院選の前月に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の教会で開かれた「中曽根氏を励ます会」に出席し、選挙支援を求めるあいさつをしていた。事務所によると「励ます会」は群馬県内の2か所の統一教会の教会で開かれた。9月19日の朝霞の会場には40~50人、同27日の高崎市の会場には70〜80人が集まった。

(Wikipedia「中曽根康隆」「人物」)

ああ…。

 

 

やっぱり「継承問題でゴタゴタするぐらいなら天皇制はいらない」なんて短気を起こしてはいけませんね。

ゾンビのような世界が待ち受けている未来が見えました。

いや、今もすでに次々と増税されて生活が成り立たなくても忍耐づよい国民にさせられているのは、なんだかあの団体の手法に似てきていますからね。

 

それにしても、天皇陛下はこうした動きが身近にあるのをご存知の上で何も異議申し立てすることもできず、それでも「国民のために」と三代にわたって耐えてこられたのですね。

それを考えるだけで胸が張り裂けそうな思いになります。

今、私にできることはなんだろう。

 

次は生長の家とか日本会議とかずっと気になっていたことを考えていくことにしましょうか。

 

 

*おまけ*

 

昨日「皇室典範改正案の審議、自民『中継なし』要求 委員長ポストも」(毎日新聞)のニュースで見た参院国対委員長の名前も「たしか・・・」と思ったらそうでした。

・2013年2月 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の元広報委員で世界戦略総合研究所会長の阿部正寿は、エマヌエル阿部有國の筆名で『安倍政権の強みがわかるー日本[精神]の力』(平成出版)を出版。同月7日、出版パーティーが憲政記念館で開かれ、磯崎は同パーティーに、下村博文、上野通子、中川秀直とともに出席した。

・2017年1月22日、旧統一教会香川教区と教団関連組織の「真の家庭運動推進科学協議会(APTF香川)」は、文鮮明らの生誕を祝う「真の父母御生誕記念礼拝」を高松市で開催。日本統一教会の徳野英治会長(当時)が出席した同行事に、平井卓也らとともに来賓として参加した。磯崎の秘書は2022年8月12日の取材に「17年行事の写真がネットに出回ったため再確認したところ、参加が判明した」と説明した。

・2021年7月から8月にかけて、旧統一教会の関連団体「宇宙平和連合(UPF)」が主催するイベント「ピースロード」が香川県で開催。同年8月7日、同イベントのクロージングセレモニーに、実行委員長を務めた平井卓也、三宅伸吾とともに「世界平和への道」と書かれたタスキをかけて出席した。

・2022年7月から8月にかけて、共同通信社は、全国会議員712人を対象に、旧統一教会との関わりを尋ねるアンケートを実施。8月31日に各議員の回答の全文を公表した。岸田文雄首相は8月8日の自民党臨時役員会で、統一教会をめぐり「政治家の責任で関係をそれぞれ点検し、適正に見直してもらいたい」と述べ、当所属国会議員全員に通達するよう指示しながらも、自身はアンケートに答えることを拒否した。磯崎もアンケートに答えることを拒否した。

ああ…。

身の潔白を証明できなかった人が参院国体委員長で、これが「静謐な環境」ということですね、きっと。

 

長年それなりに自民党を信頼してきたけれどここまで党名と中身が違うとは。

そして、政党に関係なく政治家でい続けたい人がねじれながらつながっているだけということでしょうか。

 

 

 

 

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