カンガルーケアを考える 1 <カンガルーケアについての注意>

勤務先に日本産婦人科医会からカンガルーケアーについての注意が送られてきました。

http://www.jaog.or.jp/News/2011/care_12.pdf

健康な新生児に対する出生直後の「カンガルーケア」は、母子相互関係、母乳育児、児の体や情緒の安定化などに効果があることが明らかになっています。しかし、正常産であっても出生直後の新生児は呼吸循環ともに非常に不安定な時期にあることを認識し、「カンガルーケア」実施に関しては以下のような安全管理をお願い申しあげます。

私の勤務先では、カンガルーケアは実施していません。
有効性よりも危険性を強く感じたからです。
けれども「効果があることが明らかになっている」としたら、カンガルーケアを希望される方の選択を受け入れないことになってしまいます。


上記の産婦人科医会の注意文の中、「健康な新生児」と「正常産であっても出生直後の新生児は呼吸循環ともに不安定な時期」は矛盾を含んでいる可能性が感じられます。
「健康な新生児」は容易に生命の危機に直面します。


本当に効果が明らかになっているのか、安全性はどうなのか、新生児に必要なケアの本質は何か、より深く考える必要があると思いしばらく連続で書いてみようと思います。





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