2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

記憶についてのあれこれ 31 <分煙や禁煙の時代への変化>

私自身は幸いにしてタバコを吸う人がいない中で育ちました。 そのためか、子どものころから、20mぐらい先でタバコを吸っている人がいてもそのにおいを敏感に察知していました。 花タバコの記事で「1985年のたばこ専売法廃止に伴って」という一文から、1970年…

物がなければゴミもない

唐突に回想が始まるので、今日もテーマに一貫性のないブログです。 皆さんの家では、一人当たりどれぐらいのゴミがでるのでしょうか。 最近はいろいろと工夫して、週に2回の収集日に多い時で20Lの袋、少ないときなら10Lの袋におさまるようになりました…

行間を読む 27 <人を無力にさせるもの>

「真実は権威とか権力から遠いところにあるのかもしれない」と自分で書きながら、「権力」とか「権威」ってなんだろうと記事をアップしてからもう少し考えてみました。 言葉の持つ力は本当に怖いものがありますね。 いち助産師の立場で個人的な考えを書いて…

小さな思い込み

最近、また目がショボショボするようになりました。 「あーあ。とうとうリーディンググラスの度をあげないとダメか」と思い始めていました。 いやいや、そういえば最近テレビをよく観るしパソコンに向かっている時間も増えたから、老眼が進んだわけではなく…

記憶についてのあれこれ 30 <人を覚える>

最近、仕事で接するお母さんたちの顔と名前をますます覚えなくなってきました。 数日前に退院した方の名前と顔さえ思い出せなくなり、短期の記憶力が衰えて来たのかと落ち込みます。 「忘れた」ことを覚えているので、まだ大丈夫だとは思いますが。 もともと…

ダリア

最近、あまり見かけることのないダリアです。 ダリアと聞くと、母方の祖父が好きだった花、と思い出されます。 そのことを知ったのはここ数年のことで、母が「おじいちゃんは花が好きで、特にダリアが好きだったのよ」ということを初めて聞いたのです。 へえ…

思い込みと妄想 6 <真実は権威とか権力から遠いところにあるのかもしれない>

20代の頃、前回の記事に書いたオープンカレッジで学んでいたときのことでした。 その講師が学内で何かの腕章を付けている学生に、「それは権力の象徴だ」と冗談ぽくですが言いました。 「権力の象徴」 それまで聞いた事も考えた事もない言葉で、以来、ずっと…

記憶についてのあれこれ 29 <誰もが「教える」人になる時代>

小学生の頃から始めたある習い事があります。 当時は真面目な性格だったので(笑)、きちんと練習をして通い続けました。 あと半年ほどすれば「師範」になるという時期に看護学校に入学したため、練習時間がとれずにその世界とは疎遠になりました。 高校3年…

思い込みと妄想 5  <不安と退屈へのあてがいぶちの解決策>

「思い込みと妄想」は「パソコンをMacに変えた」という唐突な題から書き始めましたが、ここで言いたかったのは最後の方の「専門用語がわからないからわかりやすさを求める」ということでした。 「代替療法と妄想」では、「妄想」とは「ちょっとした思いつき…

記憶についてのあれこれ 28  <退屈に耐えられない>

最近、目が覚めるのが早い高齢者型の生活になりました(笑)。 3時4時とかに目が覚めるとそのままブログを書き始めることもしばしばです。 以前だったらそれぐらいの時間に目が覚めてもすぐにもう一度眠くなって、気づいたら8時10時ということもあった…

助産師の世界と妄想 12 <妄想の世界にはリスクマネージメントということばは生まれない>

手元に「助産所開業マニュアル 2013年版」(日本助産師会出版)があります。 少し前に書店で見かけたので購入したのでした。 「はじめに」では「平成11年に初版を発行した」とありますが、1999年以降、書店でこの開業マニュアルが取り扱われているのを見たの…

「お話しいただけませんか。友情について」

「あなたは弓です」でカリール・ジブラーンの「預言者」を紹介しました。 そういえば「友情」とか「友人」についてなんて書いてあったのか、あまり関心がなかったので読み飛ばしていました。 そっくりそのまま引用します。 そこでひとりの青年が言った。お話…

記憶についてのあれこれ 27  <誰を友と呼ぶのか>

父に友人が出来た話を、前回書きました。 父が在職中に、あるいは父が定年後にも自宅にはよく人が集まりました。 在職中は「部下」という立場の人たちで、定年後は「座禅を教わる」ための人たちでした。 父の「中学時代からの友人」とか「遊び仲間」といった…

ケアとは何か 6 <足りない機能を補うものだけではない>

父がお世話になっているグループホームでは、毎月「目標」がたてられて玄関に表示されています。 今月は「もっと知ろう。新たな発見があるかもしれない」とありました。 以前は「玄関の鍵をかけない時間を増やそう」というものもありました。 認知症の方が入…

記憶についてのあれこれ 26 <「引きずらない」>

「引きずらない」 これは先日、父の面会に行ったときに父の口から出て来た言葉です。 いつも通り公園のベンチに腰掛けてしばらく噴水を眺め、それからコンビニのソフトクリームを食べに行きました。 父の兄弟姉妹の話そして座禅の話と、一見、毎回同じような…

行間を読む 26 <保健師と助産師のゆくえ>

看護職の国家資格にはまず看護師があり、そのあと保健師と助産師それぞれの国家資格があります。 前回の記事で、紹介した2009(平成21)年の保健師中央会議の資料「3 地区活動のあり方とその推進体制について考える」は偶然みつけたものですが、1948年に保…

産後ケアとは何か 26 <周産期ケアマネージャがいたらいいな>

前回の記事で考えたことから、医療を基本とした産後ケアとは「妊娠・出産に関連した健康問題を、私的な領域にとどまらせることなく社会全体で継続して支援する」ものではないかと思います。 1950年代に「産後の休養の重要性」を社会に広げることから始まり、…

産後ケアとは何か 25 <産後ケアについての医療と代替療法の違い>

「産後ケア」という言葉自体がまだ定義されていないものであることはこちらで書きました。 同じ言葉でも「産前の体型と自信、免疫力と意欲、健康を取り戻し」と、周産期医療の中で考えている産後ケアとは違う意味が社会に広がっているのだと驚きます。 ただ…

記憶についてのあれこれ 25 <女性の虚像の不安のようなもの>

世の中の男性も自分の体調や容姿についての悩みや不安があることと思います。 特に毛髪のことになると、最近では受診まで勧めるコマーシャルがあるので、なんだか男性も大変そうですね。どちらだってよいと思っている女性もけっこういるのではないかと思いま…

記憶についてのあれこれ 24  <化粧について>

世の男性もいろいろと悩みがおありかと思いますが、女性というのは何歳になってもその容姿容色や健康に対する不安を吹き込まれながら人生をすごすのかとつくづく思います。 「『お肌の曲がり角』よりも『筋肉の曲がり角』」で書いたように化粧や肌に関するこ…

産後ケアとは何か 24  <出産後の女性の継続的なケア>

しばらく産後ケアや産後の排泄のトラブルの話題から離れていました。 「産後のトラブルを考える」と「産後ケアとは何か」という二つのタイトルが同時に進んでいるのでわかりにくいと思いますが、今回はこちらでまとめた産後ケアの続きです。 「産後ケアとは…

記憶についてのあれこれ 23 <初めてお酒を飲んだのはいつか>

こちらではお酒ではないアルコールについて書きましたが、今回は飲むアルコールについてです。 ココナッツからとれる酒について書いていた時に蘇ってきた記憶があるのです。 それは、椰子酒を子どもたちも飲ませていたことでした。 泊まらせてもらった家だけ…

世界はひろいな 18  <ジャックフルーツ>

ゴーヤの種を食べる話をメロン記念日さんがコメントしてくださったことから、この果物のことを書こうと思いつきました。 メロン記念日さん、ありがとうございます。 海外の果物や野菜が豊富に手に入るようになった日本ですが、さすがにまだこのジャックフル…

世界はひろいな 17 <ココナッツ>

東南アジアで暮らした時に、南の国の植物や動物はいろいろな意味でダイナミックだと感じました。 色が鮮やかだったり、大きかったり。 今ではよくテレビで見かける極楽鳥ですが、あの鮮やかな色や羽の形、そして求愛ダンスなど、日本にいて思いつく鳥とは違…

世界はひろいな 16  <野菜でもあり果物でもあり>

前回の記事で「草本(そうほん)」という用語を紹介しましたが、私がこの言葉を知ったのはバナナがきっかけでした。 「バナナは木ではなくて草」だということがどこからともなく広がり、バナナが実際になっているところを見たことがない日本人でも、なんだか…

境界線のあれこれ 50 <野菜と果物>

先週来、大雨や天候不順で野菜がとても高くなりましたね。 キャベツと白菜が高騰しなくて助かっていますが、大好きなゴーヤは3倍近い値段です。 ただ、ちょうど先週からりんごが出始めて1個99円でとてもおいしく、野菜不足を補ってくれるかのようです。 …

産後のトラブルを考える 23 <産科医療補償制度の対象を拡大できないか?>

産科医療補償制度が始まってから、出産育児一時金にその掛け金が上乗せされて支払われるようになりました。 「産科医療補償制度の仕組み」に説明されているように、掛け金の3万円は妊婦さんとそのご家族が準備するわけでもなく、また分娩施設の利益になるわ…

産後のトラブルを考える 22 <産科医療補償制度ー無過失補償制度>

周産期医療の中での補償制度といえば、2009年に始まった産科医療補償制度です。 そのHPでは、妊産婦さん向けに以下のように説明しています。 お産の現場では、赤ちゃんが健康で、元気に生まれてくるために、医師や助産師などが大変な努力をしていますが、そ…

小金がまわる 3 <救済制度や補償制度>

保険については健康保険だけでなく生命保険や火災保険など誰もが関係があると思いますが、馴染みのないものが補償制度かもしれません。 補償制度で検索すると、労災補償制度をはじめ公害健康被害補償制度、交通事故の免責補償制度、美術品補償制度などたくさ…