2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

散歩をする 445 JR城端線を一往復

新高岡駅にある用水路の公園を見た後は、14時34分発の城端線に乗り終点の城端駅まで行ってまた戻ってくるという計画です。 2019年に石川県の河北潟を回った時に、この路線を地図の中で見つけました。 それまでは「富山平野」が富山県の真ん中あたりに広がっ…

散歩をする 444 バスで十二町潟から新高岡へ

地図で見つけた十二町潟は想像以上に美しく静かな場所でした。 目的を達成したあとは氷見線でもう一度美しい海岸線を眺めて高岡駅へ戻るのも良いと思ったのですが、ふと地図上のバス停をクリックしたところ山あいを抜けて新高岡駅までバスがあることがわかり…

水のあれこれ 307 「離岸流を知る」

今年は本格的な海水浴シーズンの前から水難事故のニュースが多いような印象です。 この3年間からの開放感のようなものが、人を水辺に引き寄せるのでしょうか。 最近、夏になると耳にする「離岸流」という言葉はいつ頃から使われ始めたのだろうとふと気になり…

水のあれこれ 306 十二町潟の水害と排水

朝日丘の八幡神社の御由緒に書かれていた疎水(新川)はどれだろうと地図を眺めたのですが、Macの地図には水路の名前が載っていないことが多いので見つけられませんでした。 「水土里(みどり)ネット氷見」のホームページの「十二町潟を拓く」を読んでわか…

米のあれこれ 62 布勢水海の干拓地

朝日丘の交差点を渡ると、右手は丘陵のすぐそばまで水田があり集落が山裾に見え、左手は少し低い場所に水田が広がっていました。 県道76号線を道なりに歩いていくと、左手の水田地帯の200メートルぐらいのところに水路らしいものが見え、どうやらそばに歩道…

水の神様を訪ねる 79 布勢湖と八幡神社

湊川沿いの遊歩道から県道76号線に出て、まっすぐ西へ歩くと十二町潟水郷公園があります。 少し上り坂になり、その先に国道160号線の大きな道路との交差点に「朝日丘」とあり、その中でも一段高い場所に八幡神社がありました。 お社までは石段を登るようです…

落ち着いた街 37 湊川沿いに氷見の街を歩く

氷見漁港の敷地の周囲は、ツツジやカキツバタなどが植えられて街路樹の美しい歩道が整備されていました。 そこから漁師町のような住宅地を抜けて、県道373号線沿いの商店街を南へと少し戻ると先ほどの小さな川がありました。 この川もまたたくさんの草木が植…

食べるということ 90 まずは魚市場食堂へ

いつもなら目的地に着いたら「さあ歩くぞ!」という記録になるのですが、氷見ではまずは氷見漁港を目指して早いお昼ご飯を食べに行きました。 氷見駅から北へ300mほど歩くと愛宕神社がありました。立派な石垣です。 御由緒がありました。 往古より海の恵深き…

散歩をする 443 氷見線に乗る

5月初旬、6時28分に東京駅を出発するはくたか551号に乗りました。閑散期を狙ったのは正解で指定席はガラガラでしたが、その数少ない乗客が近くに座るように予約されていました。仕方がないのでマスクを二重にしてみました。 大宮では自由席には長い列ができ…

散歩をする 442 ただひたすら川と水路を訪ねる〜庄川と九頭竜川〜

4月初旬に阿波と讃岐を訪ねました。 電車の中では至近距離で他の人がいてもマスクを外して大きな声で喋ったり咳やくしゃみをする人が少しずつ増えてきましたが、5月8日以降は感染の動向が分かりにくくなるので遠出は様子見でと思っていました。 席を移動しに…

井椋神社の参道の前に麦が広がる幻想的な風景でしたが、まだほんの15センチほどなのにしっかりと穂が実っていました。 こんなに低い背丈で実る麦もあるのですね。 麦畑が気になり始めたのは、2019年ごろから頻繁に乗っている新幹線の車窓の風景がきっかけで…

小金がまわる 35 「投資する」

ここ30年ほどの間見たこともないような利子が入金されていました。 といっても1980年代ごろほどではないのですが、最近は「銀行に預金することのペナルティか」と思われるほど手数料の方が取られていますから、それを取り返した感じです。 ずっと「国の借金…

小金がまわる 34 キャッシュレス

一度立ち止まったほうが良さそうなので、マイナンバーカードについての議論が活発になっているのはよいと思うのですが、なんだか出てくる策が肝心なところを外されているような気もしなくないですね。 私はただ存在を証明することとその証明書のリスクを分散…

水のあれこれ 305 雄物川と旭川

2016年ごろから都内近郊の河川や運河のそばを歩き始めて、その後全国の河川や湖沼、用水路や溜池を訪ねるようになって放水路が身近に感じられるようになりました。 2020年ごろに明治以降に造られた放水路を挙げて、「このなかでまだ訪ねたことがないのが新淀…

事実とは何か 102 秋田駅前の浸水

今年は七月に入ってからというもの、週末になると大雨で水害の被害が出ているニュースが伝えられました。第1週、第2週と佐賀や福岡、大分、熊本そして北陸の名前を耳にするたびに昨年七月中旬に訪ねた熊本の水前寺公園内での目の前が見えなくなるくらいの突…

米のあれこれ 61 水争いと洪水と荒川の水田

六堰頭首工の上の重忠橋を渡り、説明板と魚道を見たあとそのまま荒川の右岸側を歩き始めました。 地図で見つけた神社を目指して歩き始めると、堤防そばの水田の脇に「開田記念」と彫られた大きな石碑がありました。1952年(昭和27)に建てられたようです。 …

記録のあれこれ 154 「荒川の恵み 四百年の歴史ある大里用水を次世代へ」

六堰頭首工を渡る前に、重忠橋のたもとに大きな石碑がありました。 荒川の恵み 四百年の歴史ある大里用水を次世代へ 国営総合農地防災事業竣工記念之碑 本事業は、荒川中流域にあり、六堰頭首工を要とする荒川左右岸に広がる、三市三町二村(現在四市一町)…

散歩をする 441 六堰頭首工を見に行く

4月初旬に那賀川や吉野川を眺める充実の散歩が達成できました。 しばらく遠出は感染状況や社会の変化の様子見でと思っていましたが、こんな時こそ近場で訪ねたかったところへ行こうと4月下旬に日帰りで出かけてみました。 昨年12月に一泊二日で利根大堰を中…

数字のあれこれ 81 「微々たるもの」

最近の政府の言動は、奴隷から解放されようとするイスラエルの民に対してファラオの頑なさとの応酬を描いた十の災いをみているような毎日ですね。 河野太郎デジタル相は8日、マイナンバーカードを自主返納する動きが出ていることについて「本当に微々たる数…

記録のあれこれ 153 「岡山文庫」

昨日の記事の「岡山の河川拓本散策」は「岡山文庫206」というシリーズで、一番最後に「岡山県の百科事典 二百万人の岡山文庫」としてそのすべての題名が掲載されています。 この岡山文庫を初めて知ったのは2018年に祖父母の田んぼが干拓によってできた歴史を…

記録のあれこれ 152 「岡山の河川拓本散策」

無事に岡山駅に戻ってきました。1月に岡山駅で、四国方面へ行く特急や快速の本数が多いことから思い立った散歩でしたが、充実した時間でした。 これは私の散歩を計画する能力ではなく、津々浦々、どこでも訪ねたところには尽きない歴史があるからだと思うよ…

食べるということ 89 讃岐うどん

讃岐国といえばうどんですね。 遠出をすると食事を忘れて歩きまわるので、しっかりしたご飯は1日に1回とかその土地の名物を食べずじまいに終わってしまうことばかりです。 そして旅行中には野菜不足になるので、野菜が山盛りの麺類とか中華料理をむしょうに…

散歩をする 440 記憶の中の琴平を歩く

充実した阿波国から讃岐国への散歩も、あとは琴平駅から岡山へ戻って終わりです。 この三日間、子どもの頃に四国を家族で回った時の記憶の片鱗を寄せ集めていましたが、だんだんと現実だったか夢だったかむしろ怪しくなる始末です。 四半世紀前の記憶でさえ…

水のあれこれ 304 琴電沿線の溜池を見る

JR琴平駅から100mほど離れた琴電琴平駅に向かいました。 駅のそばに小さな川が流れていて、のぞき込むと美しい流れでした。 あとでWikipediaを読むと、満濃池はこの金倉(かなくら)川を堰き止めたことが書かれていました。 満濃池は8世紀初頭に、金倉川をせ…

散歩をする 439 吉野川を眺めながら讃岐国へ

駅の近くを少し歩いただけで眉山の湧水群や落ち着いた街並みそして俘虜収容所長の石碑など、もっと歩いてみたい徳島の街でした。 有人改札で切符を見せると、「いってらっしゃい」と駅員さんに見送っていただきました。機械だと、「ピッ」とか「ガチャッ」で…

記録のあれこれ 151 「人間愛を貫いた武人」の記録

新町川の遊歩道を通って徳島駅へ戻る途中に、川のそばに大きな黒い石碑がありました。 人間愛を貫いた武人 松江豊寿(トヨヒサ) この地には、徳島と極東のドイツ人俘虜収容所長だった松江豊寿陸軍大佐(一八七二〜一九五五)の住居がありました。 松江大佐…

落ち着いた街 36 眉山からの湧水

徳島駅のある場所は島のように川に囲まれていて放射状に水色が描かれていることが気になって、ぐるりと一周してみたいと思っていましたが散歩の2日目は体力の限界になりやめました。 遠出の3日目の朝というのは疲れが溜まって計画していたこともやめようかと…

生活のあれこれ 25 生活の場を記録した本があるといいな

お昼にしっかりとご飯を食べたらお腹があまり空かなかったので、2日目の夕飯は軽くコンビニのお惣菜ですますことにしました。 なんと「徳島のれんこん入りつくね」がありました。ほんの少し前に見た蓮田の農作業の様子を思い浮かべながらいただきました。 全…

米のあれこれ 60 旧吉野川と今切川の水田や蓮田

ぜひ見てみたいと思っていたJR鳴門線の車窓からの水田や蓮田、そして鯛の浜の水神社を訪ねることができて満足して徳島駅行きのバスに乗ると、今切川に堰があるのが見えました。 帰宅してから旧吉野川の歴史をたどっていたら、あれが今切川河口堰だとつながり…

水の神様を訪ねる 78 鯛の浜の水神社

勝瑞城を訪ねたあと徳島の中心部へ戻るには列車でという方法もありますが、地図を眺めていたら水神社を見つけました。 勝瑞駅から東へ数百メートルのところで旧吉野川は今切川と分かれるのですが、その今切川が南へ流れながら大きく蛇行したところにその神社…