2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧
香川用水について資料を読んでいると、讃岐山脈と阿讃山脈と二つの名前が出てきます。讃岐山脈は耳にしたことがありますしパソコンでもすぐに転換されますが、「阿讃」は一文字づつ打ち込みます。 山のことは本当に知らないことばかりなので、どのあたりなの…
財田(さいた)と財田(たからだ)のように、日本語の地名・駅名は難読だけでなく読み方がいく通りにもできることも難しいですね。 あるいは「川」は「かわ」だったり「がわ」だったり。濁点ひとつで検索できないこともあります。 散歩や遠出に出かける前に…
吉野川総合開発計画は戦後に立てられたようですが、資料館ではその発想はもっと前からあったことが展示されていました。 「郷土の先覚者『大久保甚之丞(じんのじょう)』と四国新道」というリーフレットがあり、この財田(さいだ)に生まれた甚之丞が新道以…
いよいよ香川用水の水の資料館に入りました。 「高知・徳島両県の友情の水」とあったように、最初に高知県や徳島県のパネルがありました。 圧巻だったのは「吉野川流域の洪水遺産マップ」で、徳島県池田町のあたりから河口までの長大な吉野川の地図に水防竹…
香川用水の水路を渡ると、美しく整備された香川用水記念公園が広がっています。 人工の池や小川、水車などが遊歩道のそばにあります。おそらく夏休みや学校の行事があれば、たくさんの人が訪れるのでしょう。 この日は、広大な公園を独り占めしました。 目指…
雨宮神社のそばの交差点に「香川用水記念公園 右折1km」の表示が出ていました。 そこから緩やかな上り坂で、道路のそばには稲穂が重くなって黄金色になった水田が続いています。 この地域はその名も財田ですが、「ざいた」かと思ったら「さいた」と読むので…
詭弁に詭弁を重ねることがこの国の政治の手法になってしまったので、なぜ支持率が下がったのかわからないのか、それとも滑っと煙に巻きながら本当は次のさまざまな思惑が渦巻いているのでしょうか。 最近「胆力のある」と称賛されている大臣の名前を耳にする…
香川用水記念公園への最寄りのバス停の前にあった雨宮神社の説明の中で「社叢」という言葉がありました。 今までどこかで目にしていたのかもしれませんが、意識するのは初めての言葉です。 でもすぐに「しゃそう」と読み、鎮守の森のことだとわかりました。 …
9月初旬、家を出る時には久しぶりの雨で24度でしたが蒸し暑く感じました。早朝、秋の虫がリンリンと鳴いていました。やはり秋は来ていましたね。 直前になって香川県の地図を眺めていたら、琴電に「水田駅」があることに気づきました。 ちなみに読み方は「み…
遠出を始めた2018年ごろは「ここを訪ねるのはもう一生のうちに二度とないかもしれない」という決死の覚悟だったのですが、いつの間にかもう一度あの場所をより深く知りたいとふらりと出かけています。 そして訪ねれば訪ねるほどさらにやり残しの宿題が増える…
昨年、雑踏警備という言葉と、その国家資格ができたことを初めて知りました。 きっかけはおそらく2001年(平成13)の明石市の事故だろうと思っていました。 今年の渋谷駅周辺のハロウィンに集まらないでという呼びかけから、「雑踏」とはどんな定義があるの…
今年は渋谷駅前に人が集まらないように区が呼びかけたことに安堵しました。 ここ何年か、その数日ぐらい前から井の頭線と銀座線を結ぶコンコースは目張りがされて、外の風景が見えないようになります。手もかかるでしょうし、歩いていても鬱陶しい変化でした…
ツルボを見に明治神宮を訪ねようと思い地図を眺めていると、神宮御苑の清正井(きよまさのいど)以外に東池と北池と水色の場所がありました。 何度も見ていたのに、今まで気にも留めていませんでした。 今回はこの北池の方を訪ねてみようと思い立ち、ツルボ…
散歩の記録が遅れに遅れて、ようやく8月下旬の記録です。 立秋を過ぎた頃からツルボを探しながら歩くようになって十数年、9月中旬ごろまでは目を皿のようにして道端を眺めています。 ここなら咲いていそうと思ってもまったく見つからなかったり、時期がずれ…
野川の武蔵野公園沿いにある道が「はけの道」で、2017年ごろに「ハケ」を知って以来、少しずつその道を歩きました。 武蔵野公園内の野川左岸は、まさに崖線で樹木が生い茂っています。 そこを抜けると崖線にも住宅などが建つ地域を緩やかに蛇行しながらはけ…
8月上旬の充実した庄内平野の散歩のあとは、仕事の忙しさと連日の極暑で生きているだけで充分という毎日でした。 そんな8月でしたが、下旬に散歩に出かけました。 地図をびよ〜んと拡大してどこを歩こうかと探しました。 心身ともに疲れてくると、湧水で心洗…
私の散歩は地図を眺めて見つけた場所への関心から計画ができていきます。 川や溜池や用水路あるいは分水路や放水路らしき場所など、水色に描かれている場所などを通勤列車の中とかで見つけて行ってみようという場所がつぎつぎと広がります。 これもまた30年…
地図で見つけた鶴ヶ岡城の西側に流れる青龍寺川ですが、実際に赤川頭首工を訪ねてこの地域では重要な河川であったことを知りました。 農林水産省東北農政局のホームページの「地域の歴史」に、「〜繰り返し暴れる赤川との戦いを経て美田を開発〜」という記事…
交通権という概念がいつのまにかできていたことに目から鱗の気分でしたが、「国民の交通権(現代社会の交通の権利)を保障することを考えてこなかった」と書かれているその資料は、なんだか心に沁み入る内容でした。 わが国の産業政策、道路政策や交通政策等…
最近は散歩で全国のコミュニティバスに乗ってみるのですが、規模も料金もその地域でいろいろですね。 私の地域では23年ほど前から変わらず100円で、鉄道やバス路線がない地域を結んでいるその15分ぐらいのルートにとても助かっています。 他県では200円とい…
赤川頭首工を訪ねることができて、今回の散歩も終わりが近づいてきました。予定では12時31分の特急いなほに乗って新潟へ出て、上越新幹線で帰る予定です。 庄内平野の水田地帯や水路の歴史をもっと歩きたいという名残惜しさと、連日35度越えの暑さの中でやっ…
地図で鶴ヶ岡城を眺めていた時には、東側に流れる内川からお堀に取水しているのだろうかと想像していました。 実際に訪ねてみようと計画する段階で、西側を流れる青龍寺川にところどころ分水堰のように見える場所が描かれていることに気づきました。 たとえ…
赤川頭首工から戻り、9時16分に内川通りバス停で下車しました。 すでに33度まで上がっていますが、午前中なのでまだ歩けそうです。 広々とした鶴ヶ岡城址と市役所周辺の地域ですが、全国あちこちの旧城下町を歩くと感じる落ち着きというのはこのゆったりした…
近づくのをためらう風の強さでしたが、説明板らしいものが見えたので意を決して近寄りました。 1枚は「赤川頭首工水利資料標識」で、年間取水量と田植えの時期でしょうか、4月から9月まで5つの時期のそれぞれの取水量が示されていました。 水田へ水を流すと…
散歩の2日目、朝4時に目がさめて窓の外を見ると8月上旬ですからすでに薄明るくなって鳥海山と月山がくっきりと見えていました。 庄内平野、まさに山の懐に抱かれてという美しさですね。 5時すぎてすっかり明るくなると、鶴岡市中心部の住宅街とそれを囲むよ…
夕方にかけて風は涼しくなりましたが、18時でもまだ34度あり、歩くと汗が吹き出してきます。 無事に1日目の散歩が終わり、ホテルに入りました。窓からは左手に鳥海山、右手に月山が見えます。美しい鶴岡の街を眺めながらテレビをつけると、「庄内平野冠水」…
ぐるりと最上川と旧赤川の河道から赤川沿いの水田地帯をまわって鶴岡駅に到着した時にはまだ35度ぐらいありましたが、日が傾きかけると風が涼しく感じました。 駅から南東へ数百メートルほどのところに、赤川と並行して流れる新内川のそばに水神社があります…
余目の美味しいお昼ご飯で元気になり、酒田へ向かいました。 最上川にかかる青い鉄橋が美しく、最上川も穏やかに流れていました。 久しぶりの酒田駅前は、おしゃれな図書館やホテル、観光案内所やバス待合所などの複合施設になっていました。 鳥海山に見守ら…
いつか最上川と庄内平野を歩いてみたいと思っていたので、地図を眺めては「ここに行ってみよう」「ここに泊まろう」と妄想の旅をしていました。 鶴岡に泊まってみたいと思ったのは、1泊2日の日程的にちょうど良さそうだったのと、そこにお堀が描かれたお城が…
ここ数年あちこちの水田を見て歩いていますが、実りの秋には少し早いかなと9月初旬に訪ねるとすっかり稲刈りが終わってしまっていて驚きます。 稲刈りというのは9月から10月ごろだった子どもの頃の記憶があるのですが、最近は台風を避けるために早い時期に収…