2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧
東海道新幹線の車窓から見える静岡県の大きな河川というと、富士川、安倍川、大井川そして天竜川があります。 どの川も北側からまっすぐ川幅の広い流れがあるイメージで、長い鉄橋を渡ります。 小学生の頃でしょうか、「越すに越されぬ大井川」という江戸時…
大谷川(おおやがわ)放水路の石碑のそばに、「大谷川放水路の概要」の説明板がありました。 まさにこれから訪ねようと思っていた地図でなんとなく見つけた川が複雑に合流する場所の説明が書かれていました。 放水路の概要 放水路は巴川の古庄地区に分流施設…
あさはた緑地を歩くときにはまだ薄日もさしていましたが、バスで静岡駅に戻った頃からポツポツと降り始めました。西には黒い雨雲が迫っています。 これから放水路を見に行くのに本降りになりそうですが、むしろこういう施設の必要性がわかる天候だと気を取り…
あさはた緑地のサイトの説明には、こんなことが書かれています。 あさはた緑地は「自然とふれあう体験型の都市緑地」をテーマに、麻機遊水池第一工区に整備された緑地公園です。普段は市民の憩いの場として、大雨等の災害時は人命と財産を守る遊水池としての…
静岡に宿泊した夜、ちょうど富士山世界遺産めぐりの番組を放送していました。 首がない仏像とか体を破壊された仏像が映り、神仏分離や廃仏毀釈運動、六根清浄といった言葉が聴こえてきました。高校時代、駆け足で教わった明治以降の歴史です。 翌朝は午前中…
静岡天満宮を訪ねるときに、静岡市役所の前を通りました。 そこにある説明板に、今回の散歩の答えが書かれていたのでした。 駿府城下町に清流を運んだ「御用水」と「町方用水」 徳川家康公による駿府のまちづくり 徳川家康公は駿府に居を構えるにあたり、安…
.今回の散歩のテーマである駿河の海と並行に流れる川のうち、浮島ケ原と排水路の理由がわかりました。 岳南鉄道の周辺の湧水を見て吉原駅から14時30分発の島田行きに乗り、15時9分に静岡駅に到着しました。日が沈むまで2時間半ほどですから急ぎます。 午後と…
2019年に山梨の信玄堤を見に行った後、身延線に乗って富士川沿いの風景をみました。この時に富士宮に立ち寄り、富士山本宮浅間大社を訪ねました。街のいたるところに美しい水路があり、浅間大社の池は本当に美しい水でした。 この時の記録を書いたような気が…
昨年6月に佐賀へ向かう途中の新幹線の車窓から、田植え直後の水田に富士山が映っている場所がありました。あっという間に過ぎて製紙工場と少しだけ残る水田の風景になり、富士川を越えました。 畦道を散歩している人の姿があり、あの場所を歩いてみたい、そ…
どこを歩くか計画を立てていた頃、門池公園から県道22号線の蛇行した道をたどると、国道1号線と交わるところに沼津市明治史料館を見つけました。 「なぜ明治なのだろう」、明治時代に特化した史料館なのかなとあまり細かいことは調べずに立ち寄ることにしま…
三島駅で下車し、下土狩駅を目指したのは、その下土狩駅の西側数百メートルのところにある貯水池らしき場所をみてみたいと思ったからでした。 そこまでの道を探しているときに、「鮎壺の滝」を見つけました。そこが今回の散歩の最初の目的地です。 下土狩駅…
品川駅を安全確認のため6分遅れで出発した新幹線ですが、熱海駅では5分遅れで到着し、乗り継ぎのためかホームを走っていく人が結構いました。 事故とはどのように起こるのかを日常生活であまり意識していないと、ほんのちょっとした自分の油断した行動や判断…
昨年11月下旬、駿河の国を訪ねるために、新幹線に乗りました。 6時40分発のこだまです。 ワクチンの効果もあって都内の感染者数が連日数人から20人未満という驚異的な減少の時期が続いているので、出かける人も以前に比べてぐんと増えたようです。 いままで…
ここ数年、東へ西へ南へ北へと遠出をするようになって、今までの人生で一番新幹線に乗っています。 ところが静岡県はいつも通過してしまい、狩野川放水路を訪ねた時と掛川からぐるりと天浜線に乗って浜松まで歩いた時に新幹線を利用したくらいです。 新幹線…
福岡堰に圧倒され、小貝川がつくりだした地形と、ふらりと立ち寄った水田の歴史にまた圧倒されながらバス停へと向かいました。 蛇行した石積みの堤防も美しく、そのそばをしばらく歩いてから、名残惜しい水田の風景をなんども振り返りながらバス停のある高台…
小貝川の旧河道の堤防とに挟まれた場所にある川口公園は水田に囲まれていました。 田植えから稲刈りまで、どんなに美しい場所だろうと、11月中旬のちょっと茶色い風景の中で想像しました。 ここからひとつ手前のバス停まで歩いてまたコミュニティバスに乗る…
福岡堰と伊奈神社を訪ねたあとはどこへ行くか計画の段階で地図をずっと眺めていると、福岡堰から上流側の数キロの区間に旧河道らしい場所がいくつかあることがわかりました。 水田地帯でもあるようです。 このあたりを散歩するにはどうしたらいいかと思った…
福岡堰に立ってしばらく風景を眺めました。 ここから下流は1.5kmほど、小貝川は分流堤で本流と用水路の二つの流れになり、あの水門(みずもん)でさらに二つの用水路になって水田を潤していくようです。 どうやってこの場所が堰としてふさわしい地形だとわか…
福岡堰を訪ねる計画はだいぶ前から散歩の計画ノートにあって、おおよそのルートまで書き込まれていました。 躊躇していたのは、航空写真を見ても最寄りのバス停からかなり人気のない水田地帯を歩く可能性でした。 江戸時代だったらいや現代でも、女性が一人…
壮大なタイトルですが、これが可能なのが水海道(みつかいどう)のあたりです。 ちょうど3年前に通過した時にはすでに夕闇の中でしたから、いつか歩いてみようと計画がいくつかありました。 6年半前、初めて「線状降雨帯」を知り、一晩中天気図とニュースで…
1月6日に都内にも「大雪警報」が出されて、プールの外に出たら別世界になっていました。帰りの車窓の風景も、今まで沿線を散歩して見慣れているはずの風景が一変しています。 水墨画のように色がなくなり、ランドマークになるような建物も見失いそうでした。…
1月6日は寒く、天気予報では「にわか雪」と伝えていました。にわか雨ならぬにわか雪という言葉を初めて耳にしました。 たしかに家を出るころには小雪がちらほらと舞っていて、予測の正確さに驚きました。 さて、この日は都内のとあるプールに向かいました。 …
綾瀬川のそばを歩き始めたのは2017年で、堀切菖蒲園を訪ねた時だったと思い返しています。 玉川上水から都内の河川や水路に関心が出て、あちこちを歩き始めました。綾瀬駅の近くを流れ、東京拘置所のそばを流れて荒川に合流、その河口には運河や葛西臨海公園…
散歩の記録が2ヶ月遅れになっていますが、昨年9月下旬に見沼溜井の北端だったあたりを歩き、その伊奈町の周辺にある他の氷川神社を11月上旬に訪ねました。 ニューシャトル羽貫駅で下車し、水田地帯の真ん中にある川沿いを歩いてから、伊奈中央駅まで歩いてみ…
一日目に釜石市の中心を流れる甲子(かつし)川の水の美しさにほっとしました。 東日本大震災後では釜石市も甚大な被害を受けて、ニュースではしばしば映像を目にしました。 釜石市の「被害状況及び取り組み状況について」(2012年8月)には、車窓から見た真…
いつか三陸鉄道に乗ってリアス海岸を見たいと思った理由の一つに、田老の防潮堤がありました。 2011年3月11日、本棚を押さえながら田老の堤防のことも思い出していたのは、東日本大震災以前に吉村昭氏の「三陸海岸大津波」を読んでいたからでした。 いつ頃こ…
久慈川沿いにもう少し歩いてみたいな、漁港のそばを歩いてみたいな、どの辺りであのほたてが採れて、どんな暮らしがあるのか歩いてみたいなと後ろ髪を引かれながら、三陸鉄道に乗りました。 最近、もう一度1980年代に2ヶ月ぐらいかけてタイをまわったように…
久慈川沿いの飲食店が続く細長い路地を歩いている時のメモに、カトリックの小さな教会があったことを書き留めていました。 帰宅してMacの地図を最大限に拡大してみましたが、載っていません。 検索したら、カトリック仙台教区の久慈教会だとわかりました。福…
久慈川のそばの遊歩道に満ち足りた思いで、駅に向かいました。 ゆったりと拡幅された国道は「銀座通り」で、街の中心でもあるようです。駅まではもう一本川よりの細い路地を歩いてみました。 飲食店が続いている道で、朝まだ10時ごろだったのでどれくらいの…
八戸線から久慈駅に到着したのが9時2分で、三陸鉄道の乗り継ぎに1時間半あります。 散歩の計画を立てるときに、久慈市のどの辺りを歩こうかと地図を眺めました。 久慈駅は2本の川が合流する場所の近くにあります。 まずはその川合の先端を目指そうかと思った…