2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

運動のあれこれ 39 「多摩川由来の崖線の緑を保存する」

Macの地図の航空写真で多摩川周辺を眺めていると、緑地が帯状に続く場所がところどころあります。 最近は、そこに崖線があることがだいぶ想像できるようになりました。 川の流れがつくりだした2~3mとか数メートルの崖は、武蔵野台地と下の水田地帯との差のよ…

記録のあれこれ 98 記憶と物語

先日の食べるということ 71 キャベツの千切りに、settu-upさんからのブックマークがありました。settu-upさんからは時々、資料などを教えていただくことがあります。ありがとうございます。 今回のブックマークでは、ご自身の2015年のブログ新・とんかつの誕…

散歩をする 299 羽毛下通りを歩く

京王フローラルガーデンの周辺を地図で眺めていたときに、羽毛下通りを見つけました。 崖地形、丘陵、山地の片側を指す「ハケ」であることがその通りの名前から推測できたので、そこを歩こうと計画したのでした。 京王フローラルガーデンに行くまでに、布田…

散歩をする 298 西調布から京王フローラルガーデンへ

4月12日に東京都に適用されたまん延防止等重点措置は、4月25日からは第3回目の緊急事態宣言へと変わりました。 ますます都県境を越えた散歩は無理そうと確信した4月下旬、京王フローラルガーデンが5月下旬で閉園になるというお知らせが目に入りました。 子ど…

散歩をする 297 武蔵境の遊歩道を歩く

利根運河を歩いてじきに、東京都にまん延防止措置が4月12日から適用されることが伝えられました。 (1)飲食店の営業時間を午後9時までから8時に短縮要請 (2)マスク会食やアクリル板設置の徹底 (3)都県境をまたぐ移動の自粛要請 「都県境をまたぐ移動の自粛」…

記憶についてのあれこれ 169 父とキャベツの千切り

キャベツの千切りというと、思い出すことがあります。 亡くなった父が、かれこれ30年ほど前に、「彼らは生のキャベツの千切りを絶対に食べないんだよな」と言った一言です。 「彼ら」というのは、1990年代初めの頃に東南アジアのある国から日本に出稼ぎに来…

食べるということ 71 キャベツの千切り

時々孤独のグルメの再放送があるので、見逃してしまわないように番組表を真剣にながめて録画予約をしています。 最近観たもので、「キャベツ大好き、キャベツが無ければ俺はトンカツを食べない」という五郎さんの心の声に、強くうなずいたのでした。 ほんと…

正しさより正確性を 26 インシデント報告のシステムとは違うのではないか

ここ2週間ほど、ちょっと悶々としています。 最初は、新型コロナウイルスワクチン接種数が増えるに従って、「こんな間違いがあった」「こんな手違いがあった」というニュースが増え始めたことでした。 次は、大規模接種会場での予約システムに「こんな欠陥が…

食べるということ 70 離乳するための食事

動物園や水族園や植物園に行けなくなってもう1年以上が過ぎました。 途中、都立の施設も予約制で入れる時期もあったのですが、やはりふらりとその日の気分で行くのが楽しかったのかもしれません。 ただぼーっと動物や魚や植物を前にたたずんでいるだけで、な…

完全母乳という言葉を問い直す 42 WHO/UNICEFのプレスリリースの10年ひとむかし

9年前にこのブログを始めた頃は、お産に対するファンタジーとムーブメントが終焉し始めていた印象でした。これは日本だけでなく、1970年代ごろから世界中で、「出産の医療化」という人類が初めて医療の充実を経験し驚異的に変化する時代の葛藤としてはしかた…

完全母乳という言葉を問い直す 41 一度広まった言葉はなくならない

「本質に戻るまで30年ほどかかるのかもしれない」のコメント欄で、とかえこさんに「ここ10年の授乳について広がった考え方や方法論について書いてみたくなりました」と大きなことを書いておきながら、逡巡したまま時間がすぎていました。 あれから2ヶ月ほど…

行間を読む 111 利根運河の歴史

利根運河の堤防を歩くと対岸に北側からの小さな川の流れがあり、それに沿って谷津のような地形と家や田畑が見えました。 運河によって、この辺りの水の流れや生活は大きく変化したのでしょうか。 以前利根運河の沿革を読んだ時には、1890年(明治23年)に完…

散歩をする 296 利根運河を歩く

最初の計画では、野々下水辺公園から坂川に沿って歩き、小金城趾駅からまだ乗ったことがない流山線に乗ってみようと考えていました。 野々下水辺公園の周囲は、なだらかな丘陵が坂川のそばに続き、田畑も残り美しい風景です。 河岸に点在する神社や城址など…

散歩をする 295 野々下水辺公園へ

坂川の遊歩道を歩き、歴史を知ったあと、その水源地に行ってみたくなり、一週間後の4月上旬に出かけてみました。 水色の線をたどっていくと、流山と柏の間に弧を描くように小さな流れがあり、さらに左岸側からの数本の水の流れを集めています。 そのうちの一…

水のあれこれ 174 坂川の歴史

坂川沿いに松戸神社まで歩いたあとは、最初の予定では水戸街道を歩いて、江戸川を渡って金町駅から帰宅する計画でしたが、実際に歩いてみるとけっこう距離がありそうです。 坂川沿いにまだ遊歩道が続いているのを見ると引き返すのも惜しく、もう少しだけ歩い…

散歩をする 294 坂川に沿って歩く

雷電神社を後にして、JR常磐線を越えてしばらくまっすぐな大きな水路沿いを歩きました。中をのぞきこむと案外と水は綺麗で、水鳥や亀がのんびりと水辺にいました。 周辺の家の雰囲気から、80年代ごろに整備された水路でしょうか。 遊歩道という感じではない…

水の神様を訪ねる 34 松戸の雷電神社と竹が花雷電湧水

3月末、よく晴れて春というより初夏のような陽射しの中、松戸駅で降りて歩き始めました。 松戸市役所の北側に新京成線が通っていて、その反対側に金山神社があるので、まずそこを目指しました。 松戸市役所は少し小高いところにあって、その間の細い道の先に…

散歩をする 293 松戸を歩く

3月下旬、しだいに大阪での感染者数が600人を超えるようになり、おそらく4月の遠出は8割がた無理そうと諦めつつ、いつでも出発できるように準備はしていました。同時に、また遠出の散歩ができなくなることに備えて東京近郊の地図を眺めていました。 1月に松…

水の神様を訪ねる 33 玉川上水と雷電神社

4月下旬、少し気温が上がった思ったら、久しぶりの大雨と激しい雷でした。 その音を聴いて、2回目の緊急事態宣言が終わった直後の3月下旬に雷電神社を訪ねた時の記録がまだだったと思い出しました。 雷電神社? どこか遠出の散歩かと思われることでしょうが…

食べるということ 69 棊子麺

きしめんは「棊子麺」と書くことを、また初めて知りました。 「棊」という漢字は初めて見るような気がするのですが、どんな意味があるのだろうと検索すると「碁石」につながるようで、いやはや日本語も漢字も難しいですね。 「日本大百科全書(ニッポニカ)…

イメージのあれこれ 31 江戸時代のため池

なんだかんだと生きているうちに、昭和生まれの私は「昭和・平成・令和」の3つの元号を生きる世代になってしまいました。 これは私の感覚で言えば、「明治・大正・昭和」の3つの時代を経験している人ですから、祖父母や曾祖父母の世代に相当します。 「自分…

水のあれこれ 173 「水を導く」

水土里(みどり)ネット愛知のホームページの「愛知の農業用水」に、「水を導く」があります。 ちょうど私が生まれる前あたりからの、愛知県の用水の歴史がまとめられていました。 敗戦の疲弊から立ち上がりつつあったわが国では、米を始めとする食糧を増産…

記録のあれこれ 97 明治用水記念館の資料より

2月と3月にそれぞれ訪ねた明治用水と愛知用水の散歩の記録をブログに書きながら、明治用水記念館でもらってきた資料を読み直しているうちに、ブログにそのまま写し書きしておこうと思いつきました。 *明治用水の計画者 都築弥厚(つづき やこう)* 都築弥…

気持ちの問題 64 「バーベキューを行う場合は相応の知識と近所への配慮が必要である」

材木座海岸でのバーベキューの匂いは、少し離れている住宅地にまで漂っていました。そして大声で話す人が多いので、波の音さえ聞こえない雰囲気です。あの桜の季節になると駅まで酒の匂いが漂う井の頭公園周辺のようです。 そのうちにバーベキューは社会問題…

つじつまのあれこれ 32 感染拡大とバーベキューの落とし穴

3年前に材木座海岸でバーベキューの煙と匂いに驚いた後、バーベキューはそのうちに社会の中で問題になるかもしれないと思いました。 昨年は別の理由で、軒なみバーベキュー会場が閉鎖されました。 ところが「屋外のバーベキューで感染」というニュースで、今…

食べるということ 68 炭で焼いて食べる

バーベキューとか「BBQ」というと、ちょっとオシャレですが、よくよく考えると60年代から70年代はじめまで、子どもの頃はまだ庭で魚を炭火で焼いていました。 魚屋さんはなかったのですが、たまに手に入った魚を焼いたり、夏ならトウモロコシを焼いたりした…

記憶についてのあれこれ 168 バーベキュー

3年ほど前、久しぶりに鎌倉の材木座海岸へと海を見に行きました。 泳ぐには早い季節なので、さすがに人は少ないだろうと思ったのですが、海岸に近づいたところでバーベキューの独特の匂いがし始めました。 焼いているそばでは「おいしそうな香り」ですが、少…

境界線のあれこれ 101 仕事と休日

鉄道会社の列車運行はほんとうに正確ですが、それが生活の中での時計がわりになっていることがあります。 踏切に近いところに住んでいるのですが、出勤する際に警報機の音が聞こえ出すと、「あ、下りの急行が来るから急がなければ」という感じです。 わずか2…

数字のあれこれ 71 一分と誤差がない

あまり予測が当たるのは嬉しくないのですが、3月中旬、2回目の緊急事態宣言が終わる直前に遠出をしておいてよかったと思いました。 4月にはさらに遠出の計画が一つあったのですが、すでに3月下旬ごろからの雰囲気で無理そうだと感じた通りになってしまいまし…

米のあれこれ  23 外郎

今日のタイトル、読めないし、イメージもつかない漢字ですが、これで「ういろう」と読むことを初めて知りました。 2月と3月に愛知県を訪ねた時の、自分へのお土産はういろうでした。 一口サイズのういろうのパックが目にとまり、日持ちが良さそうと思い買っ…