2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

記録のあれこれ 8 <ファラジの給水時間>

TBSの「世界遺産」で「オマーンの水利システム」が放送されるとのことで、録画しておきました。 オマーンといえば、大好きないんげんの端境期に日本向けに輸出している国であり、「おまえの村に水はあるか?」が挨拶になっている砂漠の国だと、つい最近にな…

散歩をする 10 <谷沢川>

今日の川の呼び名と場所がすぐにわかった方は、近隣の方か相当の川マニアの方ですね。 等々力渓谷なら、ああと思う方も増えるでしょうか。 先日、冬晴れの日に、「東京地形散歩」を参考にして谷沢川沿いを歩いてみました。 <30数年前の等々力渓谷> 等々力…

記憶についてのあれこれ 110 <初めて一人でバスに乗った>

通勤で利用している電車では、私学に通学する小学生と一緒になります。 入学した直後のピカピカの1年生は、1週間ぐらいはご家族が同行されていたり、駅に迎えに来ている様子がありますが、そのうちに一人か友達だけになっていくようです。 まだランドセルが…

観察する 20 <子どもにとって、経験が少なく非日常的な状況>

「電車や公共の場所で大泣きする乳幼児」といっても、状況はさまざまではないかと思います。 ああ、惜しいと思う状況はたくさんあります。 電車の中で、月齢数ヶ月ぐらいの赤ちゃんがベビーカーの中で大泣きしていました。 赤ちゃんはドアに向き合う方向です…

境界線のあれこれ 72 <川とか池とか>

取りだめしていた録画「緊急SOS危険生物から日本を守れ!池の水を全部抜いて全滅大作戦」をようやく観ることができました。。 以前、井の頭公園でかいぼりを実施していたところを見たことがあります。 井の頭池は、神田川の源泉のひとつになるぐらいの湧水が…

食べるということ 14 <山羊を食べる>

少年が育てた山羊ですが、その後どこへ出荷され誰が食べたのかは全く記憶にありません。 その地域では、マグロの心臓を食べたり、少数民族の村ではアヒルの料理を出してもらったり、人生初の食べものの経験がたくさんありましたが、山羊の肉料理はありません…

記憶についてのあれこれ 109 <山羊と少年>

1990年代初頭に、私が居候させてもらった東南アジアの家に、小学校3年生ぐらいの少年がいました。 その家では現金収入もあり、貧困層が8割と言われたその国の中でも経済的には恵まれていたほうだったのだと思います。小学校だけでなく、高校(日本の中学校に…

散歩をする 9 <水元公園>

今日のお題の公園名をご存知なら、近隣の方か公園マニアの方かもしれませんね。 私は最近、公園に興味が出て初めてこの名前を知りました。 東京都公園協会の「公園へ行こう」というサイトで検索していて、水という字が付いていることにまず魅かれました。 き…

観察する 19 <子どもも社会を観察している>

前回の赤ちゃんや子どもが泣かない社会もあるの続きなのですが、育て方やあやし方のテクニックという話ではなく、乳児や幼児といえども相手や社会を観察しながら発達しているのだろうと思います。 新生児でさえも、「もう寝たかな」とベッドに置こうと思った…

世界はひろいな 37 <赤ちゃんや子どもが泣かない社会もある>

今日のタイトルだけでもきっとたくさんの方の心をざわつかせる、書き方によっては「炎上案件」なのかもしれません。 この記事は2年ほど前に書いて、下書き記事として温めておいたものです。 数年ほど前、何の話題だったのか忘れましたが、「赤ちゃんがあまり…

反動から中庸へ 7 <「子どもたちの自由と開放」の反動>

「開発途上国」や「貧困」のイメージ写真によく使われるのが、栄養失調の母親のしなびたおっぱいに吸い付く乳児の写真と、もうひとつ小学校低学年ぐらいの子どもが弟や妹を腰のあたりで抱えて世話をしている写真もあるかもしれません。 現代の日本では、まず…

反動から中庸へ 6 <子どもらしくというのはどういうことか>

私が看護学生だった1970年代終わりから80年代初めに、「母子保健」という言葉や児童福祉法、母子保健法を学んだ頃は、すでに子どもは大切にされるべき存在であることが社会の前提になっていました。 たとえば母子保健法に書かれている目的や、私の母子手帳の…

反動から中庸へ 5 <子どもという存在>

先日の記事で紹介した「利根川と荒川は河道が安定せず、また次第に並行した流路となり、両者の合流点は下流へ移動した」という一文から、まるで反動から反動を繰り返す社会を言い表しているようだなと思いました。 そして、「反動から中庸へ」というタイトル…

数字のあれこれ 16 <風速>

今まで風速を気にしたのは、台風や低気圧が通過して荒れ模様の日ぐらいでした。 最近、風速を気にして出かけることが多くなりました。 それは、お気に入りのいくつかの海辺でビールを飲むためです。 自宅のある地域ではそれほど風がなかったのに、海辺ではけ…

観察する 18 <水族園に図書館が併設されるといいな>

葛西臨海水族園のペンギンの展示は、子どもよりもむしろ大人を引き寄せるのか、いつも歓声でにぎわっています。 幅広い年代の大人が、まるで子どものようになって、「何であんな動きをするの?」「あれは何で」と次々に疑問が出てくるようです。 私は泳ぎ方…

落花生

落花生という言葉だけで、また何日分かの日記が書けそうなぐらい、回想を刺激する植物です。 子どもの頃から、落花生は比較的身近なナッツでした。 といってもちょっと高価で、お正月などに殻付きの落花生を食べるのが贅沢な感覚がありました。 カシューナッ…

発達する 7 <バトンを渡す>

昨年のリオオリンピックの陸上400mリレーのバトンパスは、その練習についてもスポーツ番組で観てとても印象に残りました。 競泳でもリレーの引き継ぎに力を入れていることを、競泳関係の記事でよく見ます。 わずかの引き継ぎの差や引き継ぎ方で、失格になっ…

発達する 6 <自分の代わりになる人の存在が大事>

現在、全国の分娩施設で60代から80代までの助産師が何人ぐらい、どのような業務に従事しているのか全体像はわかりませんが、夜勤を続けて分娩介助までしている方もそれなりにいらっしゃるのではないかと思います。 80年代を境に救命救急や周産期医療の発達に…

発達する 5 <年をとるということ>

父の面会に行く時にバスを利用するのですが、始発であることと、いつも数人しか乗らないので絶対に座れます。 ところが、並んでいる人を押しのけて横から乗り込む高齢の方がいるので、ちょっとびっくりします。 また最近のバスは、「危険なので、バスが停車…

水のあれこれ 55 <人工の川>

案外早く、先日の新左近川が荒川に対して垂直の方向に流れている理由を見つけることができました。 現在、東京都立中央図書館で開催中の「東京凹凸地形ー地形からみた東京の今昔ー」で展示されていた本で見つけました。 「水路をゆく 東京の川・運河を巡り尽…

散歩をする 8 <運河を歩く>

大規模工事のために、葛西臨海水族園が2月中は休園になることと年間パスポートも1月で終わるので、お正月開けの天気のよい日に早速、葛西臨海公園に出かけました。 お天気はよかったのですが、ちょっと風があったので、海のそばというのは寒さがひとしおでし…

散歩をする 7 <川沿いを歩く>

年始の夜勤明けで、また今年も途中下車をしてふらりと散歩をしてみました。 いつもよく使っている路線から少しはずれて歩いてみました。 地図でそのあたりの道を頭に入れておいたのですが、実際に歩いてみてイメージとは全く違っていたので驚きました。 海抜…

発達する 4 <「老いる」ことをどうやって学ぶのか>

日本老年学会・老年医学会が高齢者の定義を75歳以上とする提言を出したというニュースに、「ああ、これでまた年金受給開始年齢が上がり、まだまだ働き続けなければいけない世の中になるのか」と最初に思いました。 私たちの親の世代は60歳定年・60歳から年金…

シュールな光景 2 <食品と排泄>

今日のタイトルからして、生理的にイヤだと思う方がほとんどではないかと思います。 栄養摂取と排泄というのは、生物の生理学的には基本的な大事な知識ではあるのですが、普通は「食べながら排泄のことを考える」ことはあまりしないですよね。 「排泄」が頭…

シュールな光景 1 <超現実的な・・・>

「シュールな光景」というタイトルはこちらの記事ですでに使っているのですが、その記事の中でシュールと感じた事柄について「非現実的な」という言葉を使いました。 もう一度、「シュール」という言葉についての説明が書かれている三省堂辞書サイトを読み返…

発達する 3 <生活史と過度の一般化>

祖父母とも2〜3年に一度会う程度で、周囲に老人がいない核家族で育ちましたから、看護学生になる前の春休みに特別養護老人ホームでの体験は、「高齢者=寝たきり」という負のイメージが強くなる体験でした。 高齢化社会が来ると盛んに言われ始めていた1970年…

事実とは何か 24 <未病と健康>

医療ニュースサイトで、こんな記事がありました。 逗子に「未病センター」 気軽に健康チェックを 2016年12月22日(木)配信 神奈川新聞 病気になる前段階の「未病」を改善しようと「未病センター」が21日、逗子市役所(同市逗子)内と逗子アリーナ(同市池子…

綿

綿は日常生活に欠かせない繊維ですね。 衣服のための繊維も種類が豊富になった現代でも、木綿というのは肌触りから他に代わるものはないのではないかと思います。 物のなかった時代のお産や信州の産婆で紹介したように、現在に至るまでお産では綿は欠かせな…

多様なスタート

「競泳、スターター」で検索していたら、「日本障がい者スポーツ協会」の「かんたん水泳ガイド」という資料を見つけました。 私自身もだんだんと老化という障害が増えていくなかで、それでも泳ぎ続けることができたらと書いた記事がいくつかあります。 水は…

縁の下の力持ちと適材適所

年末に観た「さまあ〜ずの神ギ問」で、競馬のスターターに密着した内容がありました。 馬が好きな父の影響で馬を見るのは好きですが、賭け事は絶対にダメというこれも父の影響で、競馬には全く関心がありませんでした。 ところが、その番組で競馬のスタータ…