2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
赤穂の塩田が閉鎖された時代には、この地域はどんな雰囲気だったのでしょう。 そして時代は減塩の時代となりました。 私にとっては「食塩」しか思い浮かばない「塩」が、もっと違う形で社会のさまざまなことに活用され、また新たな産業へと変化していったの…
塩といえば、一日6gがまず思い浮かぶ毎日です。 30代の頃から気にしてはいたけれど、なかなか嗜好とか生活習慣というのは変えられないものです。当時に比べて今は食品の大半に「食塩相当量」の記載があったり、無塩の食品が増えたので摂取する量を調節しや…
今年は雪の予報が多い年ですね。1月6日にはにわか雪の予報が大雪になり、次に2月10日の夕方には予報どおり雪が降るぐらいにぐんぐんと気温が下がったのですが、拍子抜けするほど雪混じりの雨だけで済みました。 気象予報士さんが雪の予報は難しいとおっしゃ…
次の列車まで時間があったので、お土産やさんに立ち寄りました。 赤穂浪士に関するもの、そして赤穂の塩が並んでいました。 子どもの頃から瀬戸内海の塩田について耳にしていましたし、一時期住んでいた東南アジアでも市場にはその地域で作られた塩が売られ…
2018年に久しぶりに倉敷を訪ねるために岡山へ行きました。 それまでの私の頭の中の路線図は、倉敷までの山陽本線と四国へつながる宇野線があったぐらいの漠然としたものでしたが、準備のために岡山の地図を眺めていると、岡山駅を中心に放射線状にあちこちへ…
大幅に予定変更して案内板から南側へ曲がり、赤穂小学校の前の道をまっすぐに歩くと駅前通りとの三叉路に出ました。 その交差点の真ん中に、「旧上水道」の遺構が保存されていました。さらに数十メートル歩くと、赤穂情報物産館の広場があり、「息継ぎ井戸」…
10時4分に西相生駅から赤穂線に乗りました。すぐに長いトンネルに入り、出るとそこには大きな川の右岸に沿って水田地帯が広がり、駅名も「坂越(さこし)」でまさに坂を越えたようにひらけた場所でした。 周囲の山々はやはり悪石地形です。 しばらくその大き…
念願の相生という子どもの頃から知っていた場所を、実際に訪ねて歩くことができました。苧谷川が流れ込むところから造船所のあるあたりまで海岸線を歩きましたが、深い入り江の最も奥まった場所は、海とは思えない静かな場所です。 あの敦賀や小浜の雰囲気に…
散歩のメモと写真、そして地図をつき合わせながら記録を書くのですが、あの相生駅の真ん中と駅を挟むように流れて入り江へと合流する数本の川の名前はなんだったかとメモや写真を見返しても見つけられません。 昨年、忽然とMacやiPhoneの地図から川の名前が…
JR山陽本線竜野駅に到着し、16時50分発の播州赤穂行きに乗り4分で相生駅に到着した時には、だいぶ暗くなり始めていました。 揖保乃糸の昼食が幻となり、途中でおにぎりを食べただけですからもう空腹の限界です。 「とりあえず店を探そう」の状態で、駅前から…
姫路の男山配水場までの水道の流れを歩き、揖保川のそばを歩くことができました。 今回の散歩の「それまでにいけなかった場所をみる」という目的がほぼ達成されました。 計画の段階では2日目にどこに泊まって3日目にどこをまわるか白紙の状態でしたから、地…
石畳の美しい街並みを見ながら坂道を下り行き当たりばったりに街の中を歩かせてもらったのですが、あちこちに家の前に流れる石積みの水路があります。 木の格子戸と水路、あの法隆寺駅南側の観光客が訪れるわけでもなさそうなのに、手入れが行き届いた街並み…
ヒガシマル醤油工場の間を歩いたのは、あらかじめ地図でそこに水色の線があったことも理由でしたが、もう一つ、揖保川右岸側へ渡る橋を探していたら、本竜野駅から北側へ数百メートルほど歩くと小さな橋が描かれていたこともありました。 駅前の案内図を見る…
散歩の2日目の昼食は幻の揖保乃糸になってしまいましたが、これから訪ねる場所も揖保川沿いなのでどこかで食べられるだろうと再び姫新線に乗りました。 姫路方面に一駅もどり、本竜野駅から歩き始めて揖保川を渡り、揖保川沿いに歩く予定です。 *ヒガシマル…
小高い場所の古天満宮から東觜崎(はしさき)の美しい街が見え、そこに揖保乃糸資料館も見えました。 計画では、そこでそうめんを食べる予定で、ホームページを見て何を食べるかも決めていました。 散歩2日目のクライマックスといってもいいほど計画の段階で…
散歩の2日目の午前中は、水の館も男山配水池公園も目前にして結局あきらめるという、相変わらずの行き当たりばったりになりました。 それでも姫路の水の流れを見ることができて満足し、次の目的地に向かうため姫路駅のホームに立ったときに、「あっ」と気づ…
新幹線で岡山を訪ねる途中、今まで姫路駅の東側で何度も渡ったはずの川ですが、なぜか意識にのぼることがありませんでした。 きっと「あと少しで姫路城が見える」ということに集中していたので、見落としてしまったのかもしれません。 思えば、私にとって姫…
甲山(かぶとやま)浄水場を訪ねて、いよいよ前回の散歩のリベンジ、男山配水池公園を目指します。 姫路市中心部に戻る途中、バスの車窓から馬を運ぶ会社が見えました。こんな街中にと思ったら、近くに姫路競馬場があるようです。 11時8分、河間町バス停で下…
今回の散歩の2日目は、昨年6月下旬に岡山から姫路まで回った時に行けなかった場所を訪ねます。 新幹線で姫路を通過する時に近くに見える姫路城ですが、歩くと結構ありました。その距離感の失敗から、前回訪ねるのを断念した男山配水池公園です。 姫路城の外…
海外のニュースは、スペインのエブロ川の水位がゆっくりと6mぐらい上昇して洪水になっているニュースも伝えていました。 その2日ほど前に、以下の報道がありました。 過去20年で"最悪"スペインで大規模洪水 川の増水で周囲を水に囲まれてしまった家屋。寸断…
中央分水界を歩き、石生駅からふたたび福知山線と加古川線を乗り継いで、その日の宿泊地である姫路に向かいました。 翌朝、またいつもどおり真っ暗な中この地域の天気予報やニュースを見て、日が昇ってくる風景を待っていました。窓からは新幹線の線路も見え…
谷川駅で36分の接続待ちをし14時46分の福知山線福知山行きに乗ると、ぐいと山の中へと入り再び水田が見えて柏原(かいばら)駅、その次が石生(いそう)駅で、わずか11分で到着しました。 地方に行くと待ち時間の方が長くなりますね。でも周囲の風景を眺めて…
加古川のどの辺りを歩こうと地図を眺めていた時に、水分かれ街道よりも先に目に入ったのが、JR加古川線船町口駅の北にあるなんとも不思議な川合でした。 二つの川が真横から来て合流しているように見えます。船町という地名から、二つの方向からの物流の拠点…
加古川も以前から川沿いを歩いてみたいと思っていた川で、いくつか散歩の計画がありました。 JR加古川線が加古川沿いに走っていて、福知山線か宝塚線を乗り継ぐと京都や兵庫北部、あるいは鳥取へなど、一筆書きの乗車券でぐるりと回る計画がたくさんできる場…
博物館にあったパンフレットに「淡山疎水(たんざんそすい)・東播用水(とうばんようすい)のお話し」という小学生向けのものがあり、平易な言葉で書かれていますが全体像が良くわかるものでした。 *淡山疎水と東播用水ってなあに?* 淡山疎水と東播用水…
西明石からJR神戸線に乗ると、右手には溜池が散在している地域が続きます。祖父母の家に行くときに溜池がある地域との雰囲気の違いを漠然と感じて印象に残っていました。 紙に印刷された地図を見ていた時代にはわからなかったのですが、自由自在に拡大したり…
昨年12月中旬、まだ真っ暗で気温5度と凍てつく中、5時に家を出て品川に向かいました。 今回は6時22分発ののぞみ3号です。 駅では「東京、小田原間の電力設備点検のため遅れが生じる可能性」が表示されていましたが、一本前の新幹線は定刻通りでしたからじき…
昨年10月16日に都内の感染者数65人を最後に、しばらく20人前後の日が続いていました。 8割近い人がワクチン2回接種しても、外ではほぼ100%のマスク着用率で、もしかするとこのまま終息するのかと淡い期待を抱いてしまいそうな社会の雰囲気でした。 私も、…