2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

新生児のあれこれ 55 <髪の毛>

久しぶりの「新生児のあれこれ」です。 タイトルに「髪の毛」とつければ、何の話題かピンとくることでしょう。 buzzfeedの「茶髪で生まれたら普通じゃないの?髪染めを教養された女子高生の想い」という記事を読みました。 その中の担任教師の「どこの血が入…

数字のあれこれ 27 <身長>

パンダの身長測定は何を測定しているのか、未だに答えを見つけだせないのですが、魚の計測方法が「マンボウのひみつ」の中に書かれていました。 魚の場合には「全長」と「体長」があるそうです。 一般的な魚の場合の「全長」とは、「体の前端〜尾びれを中央…

散歩をする 38 <表参道から旧渋谷川へ>

神代植物公園が東京の街路樹などを育てるための苗圃だったことを知って、秋になったら街路樹を見にいこうと楽しみにしていました。 ふだん気にもとめていなかった街路樹が気になったのは、80年代に暮らした東南アジアでハイウエイ沿いの街路樹でした。 ハイ…

事実とは何か 43 <マンボウの都市伝説>

昨日の記事で紹介した「マンボウのひみつ」(澤井悦郎氏、岩波ジュニア新書、2017年8月)の最後の方の、「死因にまつわる都市伝説」も興味深く読みました。 私もマンボウについてネットで検索すると、いろいろと「へえーっ」と思う話がありましたが、中には…

観察する 40 <まだわかっていないことを知る>

葛西臨海水族園に行くと飽きもせずにながめていたマンボウですが、昨年末か今年の初め頃だったでしょうか、姿を見なくなりました。 職員の方に尋ねるのもなんだか憚られて、ひっそりとした水槽の前を寂しく通り過ぎています。 最近、その水槽ではウミガメが…

木通

またまた呪文のようなタイトルですが、私自身、初めてあれをこう書くことを知りました。 あれとはこれです。 先日、録画しておいた「相葉マナブ」を観たところ、懐かしい木通についてでした。 小学生の頃、野生児で野山を駆け回っていた時の秋のおやつが木通…

発達する 18 <嗅覚の加齢に伴う変化>

いまだに新生児でさえ「日常生活行動」が十分に観察されたり表現されていないように、人間の年齢に伴う変化は複雑すぎて、自分の体をどう取り扱うかという「トリセツ(取り扱い説明書)」もないのが現状なのだろうと思います。 たとえば女性の更年期について…

数字のあれこれ 26 <歩数計を買ってみた>

どれくらい歩いたかアプリを入れてみようかと思いましたが、どこをどれだけ歩いたかといった個人情報がお金になることにちょっと戸惑いがあったので、原始的な方法の歩数計をさっそく購入しました。 歩数計というとなんだか中高年のウオーキングのイメージが…

数字のあれこれ 25 <どれくらい歩けるのか>

たまに、歩いて目的地に向かうという番組があります。 見ていると疲れそうなので、結論だけ楽しみにしていますが、おおよそ一日に30kmを目標にしている印象です。 平均して1時間に4kmぐらいの速度ですから、単純に計算すれば8時間で歩ける距離です。 例えば…

境界線のあれこれ 79 <都県境>

日頃はほとんど意識していない都県境ですが、多摩川を渡って都内に入る時にはなぜか「無事に戻って来た」とほっとします。 もし、神奈川など西の方向に出かけている時に大きな災害があっても、とりあえず多摩川を越えられれば自宅へたどり着けると無意識のう…

散歩をする 37 <旧江戸川沿いを歩く>

今年になって、あちこちの川沿いを歩くようになりました。 地図を見て、川が蛇行したり、合流したり分岐している箇所を眺めては、「その場所をこの目で見てみたい」と思うと、いても立ってもいられなくなって散歩に出かけています。 目的地に行くまでは、大…

助産師の世界と妄想  27 <こうして研修会でひろがっていく>

助産師の中に広がる代替療法や変な雰囲気について書きつつも、一緒に働いて来たほとんどの同僚はごくごく真っ当に働いていると思っています。 むしろ、あれだけ話題になったホメオパシーと助産師の件や、助産師向けの書籍で話題になったこともほとんど関心が…

散歩をする 36 <塩の道を歩く>

川辺のテラスでコーヒーを飲み、船堀橋を渡るのであれば1時間ぐらいで散歩は終了になってしまいます。 行く前に地図を眺めながら、もう少し歩く計画をたてました。 江東区の小名木川のように、江戸川区も東西に流れる運河がいくつかあるようです。 以前から…

散歩をする 35 <川の安全を守る>

春の気配を感じ始めた暖かい日に小名木川を歩いたのですが、あっという間に川風が強くなり、川に面したテラスでのんびり川面を眺めようと思ったのにできませんでした。 中川船番所資料館前にある、旧中川にかかっている橋を渡るだけでも強風に煽られそうな川…

気持ちの問題 48 <死んだらどうなるのか>

父の告別式の時間に合わせて、献体のために大学から黒塗りの車が父を迎えに来てくださいました。 片道、2時間ほどかけて。 少し遠方のその大学の医学部に献体をすることを決めたのが、1980年代半ばのようです。 当時はまだまだ、「死後の献体なんてもっての…

数字のあれこれ 24 <パンダの身長測定>

上野動物園が時々公開している、パンダの身体測定の様子がとても愛らしいですね。 ヒトの出生直後の体重・身長測定と、それ以降、毎日体重測定をすることはあまりにも日常業務過ぎて、それが他の人が見たらどんな感情を起こすのか、あまり気にしていませんで…

10年ひとむかし 25 <記録を残す手段>

自宅でパソコンを使うようになって20年が過ぎました。 その少し前の1990年代初めの頃には、ファックスやワープロが日常生活品になるという劇的な変化がありましたが、自宅に「コンピューター」がある時代がくるとは考えてもいませんでした。 インターネット…

正しさより正確性を 8 <年表という地図を作り上げる>

中学生ごろまでだったでしょうか、教室の壁に年表が貼られていたのは。 教室には日本史や世界史だったり、美術室には美術史の、音楽室には音楽史の年表があったような記憶があります。 高校生になると、教科書の最初のページにもっと詳細に書かれた年表が付…

食べるということ 22 <神が良しとされた生物から食べ物になるまで>

最近、夢の島植物園や神代植物園あるいは国立科学博物館筑波実験植物園などの大きな温室を訪れる機会が増えて、カカオが実際に実っているところを久しぶりに見ることができました。 この実からどうやってあの美味しいチョコレートができるのか、どうやって人…

カカオ

テレビ東京の深夜に放送していた「さぼリーマン甘太郎」は、甘いスーツを食べる時の甘太郎(かんたろう)の妄想が広がって行く様子がシュールで、でも最近の現実世界のほうがどこまでが妄想でどこまでが現実なのかわからないようなことが多すぎるので、むし…

食べるとういうこと 21 <ご飯の食べ方>

先日放送されていたNHKの「サラメシ」で、石垣島の「オニササ」を紹介していました。 ご飯とご飯の間に鶏ササミのフライを挟んだ、石垣島の人気のおにぎりだそうで、沖縄のスパムおにぎりと同じ感じでしょうか。 さらに、「ハンバーグ・ケチャップオニギリ」…

存在する 6 <無とは有である>

父との別れは、突然来ました。 いえ、もう今年の夏を持てばぐらいには覚悟はできていたのですが、平和な面会の時がずっと続くような気持ちがありました。 ブログに父のことを書く時には、いつも泣きながら書いていました。 子どもの頃から涙もろかった私も、…

記憶についてのあれこれ 122 <「日本人にはキリスト教は理解できない」>

キリスト教について考える時に、いつも一緒に思い浮かべるひと言が、今日のタイトルです。 誰から言われたかといえば、「無とは何か」、「イデオロギーに入り込むな」、「短期中期長期の3つの視点で考えなさい」といった私にとって大事な言葉となったものを…

運動のあれこれ 8 <「母乳育児」という運動から距離をおく>

人工飼育で無事に成長する動物たちのニュースを聞くと、ほっとします。 哺乳類の動物が人工飼育をされても、今のところ「動物にも『母乳育児』を」という声はなさそうなので、生き延びさせる、無事に成長させることが、安堵感の本質なのかもしれません。 な…

運動のあれこれ 7 <この世に楽園はない>

かれこれここ数年、あの東日本大震災以降ずっと考え続けて来たことに、そろそろひとつの決断をしようと思っています。 それは、20代から私を形づくってきたともいえるキリスト教と距離を置くことです。 もう少し正確に言えば、キリスト教への関心は旧約聖書…