助産師の歴史 11 「正常分娩を保険適用の対象に」という提言を出した人がいる助産師の世界

「医療機関ごとの出産費用・分娩実績が一目瞭然」という厚労省から公開されていた「出産費用の見える化について」を読んでみました。 日本の分娩の全体像ともいうべきデーターですが、今まで厚労省は把握していなかったのかと逆に驚きました。 わざわざ厚労…

出産の正常と異常について考えたこと 6 より異常にさせないための無償の部分

このブログを始めた12年前は出産の安全性についての時代の葛藤の最中で、助産師や一部の産婦さんたちに広がっていた「正常な分娩は助産師だけで」という風潮に対してどうしたら「終わってみないとお産が正常だったかどうかなんてわからない」ということが伝…

事実とは何か 108 「26年度をめどに正常分娩の保険適用を目指す」?

先日、「医療機関ごとの出産費用・分娩実績が一目瞭然、厚労省が比較サイト開設へ…値上げの歯止めも狙い」という記事があり、その中の一文に「えっ?いつの間にそんな話になったのか」と驚きました。 厚生労働省は今春に、各地域の医療機関ごとに出産費用や…

生活のあれこれ 38 築いてきた生活を急に変えさせられることが増えた

買い物一つとっても、さまざまな歴史があり、それぞれの人の生活習慣が少しずつ変化してきたことによって社会も変化してきたのだろうと思います。 ただやはり思い返すとこの半世紀ほどは、人類にとって「買い物」も驚異的に変化する時代だったといえることで…

実験のようなもの 12 セルフレジは「社会的失敗」

セルフレジについてのもやもやを書きましたが、そのわずか3日後に大地震が起きました。電気や通信のインフラの復旧に時間がかかっていた被災地の様子を見ると、買い物にもリスクを分散していた方が良さそうですね。 ポイントとか電子マネーも混乱が大きそう…

散歩をする 488 目久尻川から高座渋谷へ

目久尻川にかかる橋のたもとでぼーっと新幹線の通過を待つあやしい人になってしばらく立っていましたが、待っている時には通過しないものです。 10月下旬で日が暮れるのも早いので先を急ぎました。 目久尻川左岸は急な上り坂で、上り切った台地の上には苗木…

米のあれこれ 79 目久尻川の水田地帯と河童

数年前から年に何回か東海道新幹線に乗るようになって、最初の頃は大きな川がランドマークでした。そのうちにいつの間にかその前後の景色を記憶するようになってあの温水プールが見えるとじきに相模川だと覚えました。 新幹線の線路に対して斜めに川が流れて…

散歩をする 487 倉見駅から「あの場所」を目指す

昨年秋は熊出没のニュースが多かったので、出かけたい場所はたくさんあるのに涙を飲みました。 そんな時には散歩の原点に戻って車窓から見えた風景を歩くことにしようと地図を眺めました。 都内の東海道新幹線の沿線はほぼ歩いたので、神奈川県内を歩いてみ…

散歩をする 486 新幹線の車窓から見えた場所を歩く

昨年10月中旬の豊川(とよがわ)と牟呂用水そして豊川用水を訪ねる散歩に出かける朝、偶然みたテレビで1960年代のまる鼻の東海道新幹線がまだ沿線に何もない地域を通過していく様子を空撮していた映像をみたことで、かねてから心の中にあった無謀な計画がは…

境界線のあれこれ 106 貨幣とポイント、公と民

東京都の早起きしてね運動は2016年の都知事選の公約「7つの0(ゼロ)」の満員電車の改善でしたが、今回の都の物価高対策はどんな公約に基づくものだろうと、「東京大改革2.0 東京の未来は都民と決める」を読んでみました。 *公約にありましたっけ?「1万20…

小金がまわる 38 「ポイント還元に充てられる予算は91億」

人生の大半を都内で生きてきたのですが、早起き運動とか、時々寝耳に水な政策が打ち出されることがあります。 最近もちょっと驚きました。 東京都3月からQR決済で最大10%還元の新キャンペーン 合計1万2000円分還元も可能 予算91億円充て物価高対策 東京都は…

記録のあれこれ 170 「霞堤」や「放水路」のある地域では何が起こっていたのか

2023年6月2日から3日にかけての水害のニュースが次々と伝えられる中、平坦な地形に立つ病院が茶色い水の中に浸水している映像が映った時に「豊川放水路」のそばだと直感しました。 ほどなくして「豊川放水路ができて以来の水害」のようなニュースがあったよ…

生活のあれこれ 37 「霞堤」や放水路のそばでの生活

昨年10月に豊川と牟呂用水そして豊川用水を訪ねた記録を書いていて、愛知県のホームページの「今日は、とよがわ日和」という「お話アーカイブ」を知りました。 豊川水系対策本部事務局とあります。 治水や利水は「反対運動」といった対立に視点が置かれたニ…

つじつまのあれこれ 46 苦しい時の「女性」頼み

あの日以来、ニュースに出てきた政治家のWikipediaや過去のニュース記事をできるだけ読んでいたのですが、さらに最近は急に増えた誰々が〇〇万円のニュースにWikipediaを読むのが忙しい毎日です。 そうこうしていると、「なぜ政治家になったのか」の理由が縦…

事実とは何か 107 安いんだか高いんだか

無事に豊川用水や牟呂用水の散歩を終えて帰る途中のメモに「ガザ支援、15億」「『友人が』で動いたのだろうか」とありました。 3ヶ月も経つと自分のメモもなんのことやらと思いながら、検索して意味がつながりました。 「安倍晋三元首相の妻昭恵さんがXでガ…

水のあれこれ 340 豊橋海岸堤防耐震化工事

潮風と日差しにさらされて薄くなっていた豊橋海岸の案内図ですが、検索したら私が訪ねた昨年10月のわずか2週間後にその完工式が行われていたという記事を見つけました。 豊橋海岸の堤防耐震化完了 東海・東南海地震に備え、県が進めていた三河湾沿岸の豊橋海…

散歩をする 485 西吉前新田から神野新田町を歩ききる、つもりだった

西吉前新田の水神社を訪ねることができ、ここからいよいよラストスパートで神野新田町(じんのしんでんちょう)、そして牟呂用水の流れる牟呂市場町まで歩く予定です。 広大な干拓地ですが斜めに歩けば5kmぐらい、きっと1時間半ぐらいで目的地まで歩けるだろ…

水の神様を訪ねる 95 西吉前新田の水神社を訪ねる

豊橋駅をくぐりながら南西へと流れる牟呂用水の先の干拓地を訪ねる前に、もう一ヶ所歩いてみたい場所がありました。 豊川と豊川放水路の河口よりももう少し渥美湾に迫り出した感じで、「西吉前新田」があります。干拓地らしくぐるりと水路で囲まれた地域で、…

行間を読む 199 牛川と豊川の舟運

豊橋市内に牛川という地名があることに、もしかすると借耕牛(かりこうし)のような農耕牛がいた地域だろうか、それとも近代になって酪農が行われていたとかの歴史があるのだろうかと想像していました。 検索しても地名の由来はわからなかったのですが、豊川…

散歩をする 484 牟呂用水のそばを歩く、つもりだった

散歩の3日目の朝、旅の醍醐味の時間にもうひとつ始皇帝の時代の遺跡の番組がありました。騎馬民族と対峙するために全長700kmに及ぶ馬車の道を整備した跡らしいのですが、まるで切り通しのような道です。 その中で「轍(わだち)の幅を統一した」と解説があり…

生活のあれこれ 36 「なりわい」という「文学的表現」

2024年1月25日に能登半島地震に対する政府の方針が出されましたが、いつになく違和感を感じたのが「生活となりわい支援」と「パッケージ」という表現でした。 令和6年能登半島地震「被災者の生活となりわい支援のためのパッケージ」 令和6年能登半島地震の発…

生活のあれこれ 35 死ぬまで生活は続く

散歩の3日目、いつもの通り薄明るくなっていく窓の外を眺めながらテレビをつけていました。 遠出をするようになって「旅の醍醐味」といえるのがこの朝の時間です。 窓の外の風景を眺めていると、さまざまな人の生活がこの社会をつくっていることにしんみりと…

水の神様を訪ねる 94 豊川放水路と豊川の間の水の神様

「霞堤」の地域から豊川を渡ってJR飯田線江島駅まで歩くというのは無謀すぎる計画だと散歩の2日目に早々に気づき、土合バス停から新城(しんしろ)駅までまたバスで戻りました。 途中、新城市内の田園や集落が整然として美しく、いつかもっと歩いてみたいと…

生活のあれこれ 34 怖いのは人間

一度歩いた場所が次々とニュースで伝えられてくる中、とにかくお一人でも無事でと祈るしかない毎日でした。 被害の状況を見ると、自治体の首長さんが「壊滅的だ」と絶望的な言葉を発せられたのが理解できるような状況ですが、全国の落ち着いた街や水田が健在…

生活のあれこれ 33 利便性の先にある義務化や強制は怖いですね

13年前にはもう自分の人生で「未曾有」という言葉に遭遇することはないだろうと思っていたのに次々と「日常から非日常へ」の10年がすぎ、さらに今年は元日に起きた能登半島地震そして2日の羽田での航空機事故と理不尽さに心が千々に乱れるような1年の始まり…

行間を読む 198 賀茂用水から牟呂用水へ

地図を眺めていると、豊橋駅の牟呂用水が西へと流れておよそ2kmほどのところに「牟呂水神町」「牟呂市場町」といった「牟呂」のつく地名と牟呂八幡神社があります。 牟呂用水が干拓地と思われる場所へと流れ込んでいたような場所に見えますから、それで牟呂…

つじつまのあれこれ 45 「策士」と政策も相容れないもの

このところ「〇〇〇万円」「〇〇万円」といった金額とともに出てくる政治家のWikipediaを必ず読むようにしています。 それぞれの人生の記録があって興味深いですし、そこから「策士」になるか「政策を考える人」になるかの分かれ道のような法則も見えてきそ…

水の神様を訪ねる 93 牟呂用水神社と「先覚者」

2019年に牟呂用水を知ったあと、地図で豊橋市内からずっとたどってみました。ほぼ開渠で、さらに現代でも利用されているようで蛇行した水路をたどるのはけっこうたやすくできました。 そして突き当たったのが豊川(とよがわ)の堰で、のちに牟呂松原頭首工だ…

水のあれこれ 339 牟呂用水の始まりを見に行く

早朝からの多米町の散歩はすでに9000歩に達しましたから、2日目の計画もまた相当無謀のようで途中で削ることになりそうです。 バスで9時49分に豊橋駅に戻り、JR飯田線新城駅へ向かうのに入場したところで気づきました。途中でICカードが使えなくなるようで、…

つじつまのあれこれ 44 「閥」と政策は相容れないもの

昨年末からの裏金の問題で、途中から「派閥も悪いわけではなく、政策集団として‥‥」というようなことが滑っと聞かれるようになりました。 その時に辞書を引けばよかったのですが、「そうか、心を入れ替えれば政策集団になるのか」と聞き流していました。 *…