行間を読む 126 津山線と姫新線

少し間があきましたが、ただひたすら川と水田を見に倉敷を訪ねた記録の続きです。2日目は早朝の美観地区を歩いてから倉敷駅に向かいました。 ここからは川沿いに津山線に乗り、津山で姫新線に乗り継いで姫路まで中国山地の真ん中の川と水田を見る車窓の散歩…

気持ちの問題 66 しょぼさの理由

マイバッグがあふれている街の風景に気が滅入り、しょぼさを感じるのは何故なのかと、ここ数ヶ月考えていたのですが、少し前に見たニュースからもしかするとこれかもしれないと思いつきました。 どこかの小学校で新聞紙からマイバッグを作って人にあげること…

10年ひとむかし 82 エコバッグが溢れる街の風景の一年

昨年7月1日にレジ袋が有料になって、だいぶ慣れて私の生活パターンができました。 十数年前から常にひとつは持っているマイバッグを二つにしてスーパーでの買い物はそれを使用、それ以外のコンビニや服、本などの雑貨を購入するときはレジ袋を購入します。 …

食べるということ 77 ヒトが呑まれるもの

お酒は好きですがこの夏は飲まなくなったもう一つの理由に、この1年半ほど、酒に呑まれるヒトが目につくようになったということがあります。 6月の遠出で、ここなら大丈夫そうと思って入ったお店で、次々にお客さんが入ってきて昼間にビールを飲んで盛り上が…

落ち着いた街 16 お酒を適度に楽しむ

この夏は気づいたら2ヶ月ほどお酒を飲んでいませんでした。 今までは夜勤の日以外はだいたい350mlのビールや酎ハイを飲んでいましたし、特に夏日の気温を越えると、夕方になれば「飲みたーい!」という感じでした。 もっと飲んでもほとんど酔わないのですが…

水のあれこれ 193 炭酸水

ここ数年、炭酸水をよく飲むようになりました。 もともと炭酸飲料のしゅわしゅわとした感覚が好きなのですが、以前は甘いものしかなかったのでたまに飲む程度でした。 最近は無糖のものがさまざまなメーカーから比較的安価に販売されているので楽しいですし…

水のあれこれ 192 倉敷川

早朝の倉敷美観地区を歩こう と思いついたもうひとつの理由に、倉敷川を見ることがありました。 倉敷美観地区というと大原美術館とその前の河畔の柳がイメージにありますが、それが倉敷川です。 ほんの数年前までは、倉敷川について知っていることといえばそ…

落ち着いた街 15 早朝の倉敷美観地区を歩く

倉敷に泊まったその夜に、またホテルの窓を叩きつけるような雨が降りました。 今まで梅雨時に岡山に来たことがなかったので、こんなに降るなんて初めての経験で、しばらく窓の外の雨を眺めていました。 翌朝はお天気になりましたが、また湿度が高そうです。 …

シュールな光景 23 東京という「地方局」

2004年ごろまでテレビのない生活だったのは、高校生ごろから活字中毒で本などを読む時間が多かったからですが、細かい字を見るのがだんだん辛くなってきた時期に競泳観戦にはまり始めてとうとうテレビを購入しました。 あんがい、静かでいい番組もあるのだと…

落ち着いた街 14 「災害はつらいが、むしろ竹の節のようなもの」

遠出の散歩で楽しみのひとつは、その地域のローカルニュースや番組を観ることです。 倉敷のホテルで テレビを観ていたら、ちょうどNHK岡山局が真備町の復興について放送していました。 当時は「50年に一度」と言われていましたが、穏やかな気候の倉敷では100…

散歩をする 330 旭川下流を歩く

午前中に児島湾干拓資料室と児島湾の干拓地を歩いただけでも、岡山平野の歴史に圧倒され、充実した時間でした。 藤田神社を出て、岡山駅行きのバスに乗った時には真っ青な夏空でしたが、駅に着く手前で突然土砂降りになりました。 陽が差してはいるので、す…

行間を読む 125 人を神とする

あちこちを散歩するようになって、現代でも「人を神として祀る」ことがあることに驚いています。 この出だしの一文でさえ、私の世代になると白を黒に、黒を白に変えさせられた父の世代の世俗の葛藤を思い出しますし、何か触れてはいけないタブーや批判めいた…

水の神様を訪ねる 42 児島湾干拓地の「守護神」

4年ほど前に岡山の干拓地を歩こうと思い立って資料を検索しているうちに、「藤田」という名前が明治以降の干拓の中では深い関わりがあることを何となく知りました。 てっきり岡山の地主かと思っていたら、大阪の豪商であり、「児島湾干拓ー藤田伝三郎の業績…

行間を読む 124 生本伝三郎の計画とムルデルの科学的な調査

明治初期に計画された児島湾干拓事業に利根運河を手がけたムルデルが関わっていたことを、今回児島湾干拓資料室を訪ねて知りました。 ムルデルは1879年(明治12年)に来日し、あのヨハネス・デ・レーケと同様、あちこちの土木事業でその名を目にします。 ム…

行間を読む 123 児島湾の「明治時代から昭和にかけての干拓」

長い時間をかけて児島から児島半島になり、その児島湾をさらに明治時代から干拓が行われたことが「干拓から始まる岡山平野南部地域の成り立ち」(農林水産省 中国四国農政局 岡山南土地改良建設事業所)に書かれています。 明治から昭和にかけての干拓 明治…

行間を読む 122 児島から児島半島へ

すでに築かれていた干拓地に淡水を供給するために締切堤防が造られたことについて、今回の散歩で頭の整理ができました。 その児島湾締切堤防の「堤防道路」を読むと、1974年に「堤防完成から15年を経て無料開放が実現した」と書かれていました。 ということ…

散歩をする 329 児島湾干拓地を歩く

2018年に児島湾干拓地を訪ねた時には、「彦崎駅から明治時代の干拓の跡を訪ねる」と書き、実際に駅の北側を流れる倉敷川の向こうに広がる干拓地を一時間ほど歩きました。 祖父の水田があった地域に似ていると感じましたが、あの頃はどこをどう歩いたらよい…

事実とは何か  83 祖父の水田は干拓地だったのか違うのか

岡山と倉敷周辺の水田地帯がいつ頃干拓されて用水路名は何かが、「児島湾とその周辺地域の時代別干拓」にまとめられていました。 帰宅してからじっくりと見ようと写真を撮りましたが、その時点では祖父の水田は江戸時代か明治初期の干拓だろうと思い込んでい…

米のあれこれ 29 児島湾干拓資料室

あっという間に岡山に到着し、駅前から10時に出発する両備バス・玉野渋川特急線に乗りました。 都内は雨だったのに、岡山は快晴の真夏のような日射しです。 この路線は2018年に乗っていて2回目なので、沿線の広い平地の風景も記憶があります。30分ほどで、児…

行間を読む 121 「一色町のうなぎの歴史」

東海道新幹線から見る車窓の風景の変化にはいろいろとありますが、その中でも印象深いのが浜名湖周辺の養鰻池の減少です。 空き地や太陽発電のパネルが広がった風景が増えました。 たしか1990年代には、JR東海浜松工場あたりを過ぎると浜名湖までずっと池の…

世界はひろいな  54 車窓の風景が好き

6月下旬、九州への二泊三日の遠出から戻って、一週間後にまた出かけました。 前回とは違って低気圧が通過中のため、都内の早朝は土砂降りの予報でした。5時過ぎに自宅を出る時にはちょうど雨足が弱くなった時で助かりました。品川に向かう電車の中で、また激…

散歩をする 328 ただひたすら川と水田を見に〜岡山から姫路へ〜

6月下旬に入って都内の感染者数は400〜500人から減らなくなり、九州から戻った日は619人に増えていました。もしかしたらまた緊急事態宣言の可能性がありそうと感じたので、帰路の新幹線で考えていた計画を、一週間後に実行することにしました。 10日間に2回…

鵺(ぬえ)のような 6 誰が「不満」を生み出しているのか

一週間ほど前までは数分歩いただけでも汗が流れ息が切れるような真夏日が続いていたのですが、一転して秋のような肌寒い日々が続いています。 「早く涼しくならないかな」と思っていたのに、もうあのギラギラとした太陽が恋しくなっているのですから、気分な…

発達する 35 唾液と「若者」

唾液というのは、医療の中では体液であり「血液や体液が付着したものは不潔、再利用しない」という感染症対策の基本です。 ですから、当初、洗って再利用することは不織布マスクだけでなく布マスクに対しても、仕事で一旦染み付いたこの原則を変えるのはとて…

数字のあれこれ 73 ヒトの距離2m

人と接する時には常にマスクをするような生活になりましたが、昨年3月までは医療従事者でも通常は症状がなければつける必要はないことが基本的でしたから、それ以降常時マスクをするようになって「こんなに唾液は飛ぶものなのか」と正直なところ驚いています…

散歩をする 327 帰りも水田三昧

筑前前原駅からJR筑肥線空港行きに乗ると、途中の姪浜(めいのはま)から福岡市地下鉄線になり43分ほどで博多駅に到着しました。 もう散歩も終盤でしたし、お腹が減りすぎて博多駅についたら何を食べるかばかり考えていたので、どこから地下に潜ったのか車窓…

食べるということ 76 旅先での食事

小さな水田をみておにぎりを妄想するほど、しょっちゅうお腹が減っていた今回の遠出でしたが、3日目のお昼ご飯は14時頃に到着した博多駅の駅ビルでようやく食べることができました。 いったん改札を出て、もうどこでもいいから入ろうと思ったのに、「ごぼう…

散歩をする 326 筑前前原駅と糸島平野

唐津駅で乗り換えた列車は筑前前原駅どまりですが、ちょうどこの辺りを歩いてみたいと思っていた場所でした。 地図で見ると駅の北西に丸太池公園があります。最初、この池と周囲にある溜池に目がとまりました。 そこから北側を見ると、あの邑知潟地溝帯に似…

水のあれこれ  191 松浦川の河川整備

松浦川が河口付近でぐいと西の方へと流れを変え、その向こうに自然堤防のような場所が続く風景をこの目で見ることができて満足しました。 国土交通省九州地方整備局 武雄河川事務所の「松浦川の概要」に以下のように説明がありました。 その源を佐賀県武雄市…

散歩をする 325 伊万里から唐津、筑前前原へ、筑肥線の車窓の風景

松浦鉄道西九州線の伊万里駅に到着し、道の反対側にあるJR伊万里駅に向かいました。 2階には両駅を結ぶ歩道橋があるはずなので階段を昇りましたが、なぜか行き止まりで、あわてて1階に戻りました。目の前にJRの駅があるのに横断歩道は少し離れていて、迂回し…