行間を読む 82 半世紀の母子保健の変化

東北本線の車窓から見えた胆沢川扇状地の水田地帯は、稲穂がでる少しぐらい前の時期でしょうか、深い緑が一面に広がり、夏の風に揺れていました。 そして北上駅を出ると、国道に北上工業団地の表示がありました。 検索すると北上工業団地のホームページがあ…

記録のあれこれ 42 平和街道

夏のこの時期はあの戦争についての話題が増えるので、これも平和への祈りをこめた街道名かと思いますね。 北上川の堤防から駅へ戻る途中に、「平和街道」の説明が掲げられていました。 少し長いのですが、全文、記録しておこうと思います。 平和街道は、この…

散歩をする 155 北上と北上川

妄想の旅の計画ができ始めた頃、日帰りならどこまで行けるか考えながら地図を眺めていました。 北上川をたどって行くと、北上駅の手前でふたつの川が合流しています。 新幹線の駅からも歩いて数分でその合流点を見に行けそうなので、散歩の最終目的地に決め…

散歩をする 154 気仙沼から一ノ関、そして北上へ

バス( BRT)での気仙沼線の旅が終わりました。 バス専用路線の向こうに、線路があり列車が停まっています。 バスの旅も快適でしたが、列車と線路を見たらなんだかホッとしました。 気仙沼駅は小高い場所にあって、背後に小さな山がありました。 駅舎と山の…

行間を読む 81 気仙沼線

地図で見ると、南三陸町の中心部を過ぎると気仙沼線はいったん西側にある志津川中央団地内を回ってから本線に戻るように描かれています。 私が乗ったバスは団地の方へは向かわず、そのまま右折して気仙沼方面へと向かったように見えましたが、何れにしても「…

散歩をする  153 柳津から気仙沼へ

タクシーでぐるりと北上川の分岐点周辺を回ったあと、柳津駅に着きました。 ここから気仙沼を経由して大船渡線で一ノ関まで行き、北上まで北上川を見ようと思っていることを話すと、タクシーの運転手さんが「南三陸あたりは、ほんとうに何も無くなっちゃった…

記憶についてのあれこれ 145 災害の記憶

私自身がまだ東日本大震災のことをあまり思い出したくないぐらい、あの理不尽な日々のことが整理できていません。 2012年にこのブログを書き始めたのは、生きている間に遭遇するたくさんの理不尽なことをどうやって考えたらよいか、反対に何を避けたらよいか…

散歩をする 152 北上川を渡る

バスの車窓から見えた北上川河川歴史公園ですが、柳津駅からは徒歩でもまわれそうな距離にあります。 ところが、あらかじめ航空写真などで想像していた通り、現北上川の左岸は小高い山になっていて橋に行くまでに坂道を登るようになりそうです。 また、公園…

散歩をする 151 仙台から柳津まで

今回の最初の目的地北上川河川歴史公園に近い駅は、御岳堂と柳津があります。 最初、御岳駅で降りて河川歴史公園から柳津駅まで歩いてみようと思い検索して見たのですが、どうも乗り継ぎの時間がうまく行きません。 それで柳津駅に変更してみたところ、その…

散歩をする 150 北上川を見に行く

5月に八郎潟を訪ねた時に、新幹線の車窓から見えた阿武隈川と北上川の流れ方が興味深く、その後も地図で時々眺めていました。 東北の河川の中では、三面川と信濃川はだいたいその流れが頭の中に入っているのですが、他の河川については曖昧なままでした。 北…

水のあれこれ 108 水が癒してくれる

古賀淳也選手の「皆様へ」がnoteに公開されていました。 昨年4月に私の尿検体から禁止物質が検出されたと連絡を受け取ってから、1年以上の時間をかけて自身の身の潔白を訴えてきました。そしてこの度、CAS(スポーツ仲裁裁判所)での手続きにおいて、FINA(…

数字のあれこれ 52 「頑張って作っても50回」

昨年の倉敷の水害から1年が過ぎました。 西日本豪雨のその後の様子がドキュメンタリー番組になっていると、録画するようにしています。ただ、東日本大震災の番組もそうですが、観ようと思っても再生するまでに一大決心が必要になり、そのまま削除してしまう…

理不尽に共に耐える

ちょっと偉そうなタイトルですが、待ちに待ったニュースがありました。 8月2日付の日本経済新聞の「競泳・古賀、資格停止2年に短縮 五輪選考会は出場できず」です。 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は2日、競泳男子で2018年リオデジャネイロ五輪代表の古賀淳也がド…

記録のあれこれ 41 ビデオ判定システム

世界水泳2019の熱戦のあと数日を置いただけで8月2日から3日間、FINAスイミングワールドカップ東京大会が辰巳国際プールで行われています。 東京大会のあと8月中に中国、シンガポールで、そして10月、11月と7カ国で開催予定のようです。 いつもならワールドカ…

行間をよむ 80 温故知新

こちらの記事で「私にとってよりどころになる」と書いた「周産期医学必修知識」(東京医学社)ですが、最新のものは2016年に出版された第8版で、私が30年ぐらい前に初めて見た本の2倍ぐらいの厚さになりました。 ガイドラインや標準化された内容が紹介され…

行間を読む 79 飯田線の歴史

数分歩いただけで汗が吹き出すような気温の中、飯田線のあちこちで保線工事が行われていました。 単線で片側は山や崖の斜面だったり、あちこちから湧き水や川が天竜川へと向けて流れ落ちるような状況で、厳しい天候でも安全のために働く方々に、心の中で頭を…

散歩をする 149 天竜川とダム

梅雨明けの晴天の日でしたから、内陸部は暑いことは想像できました。事前に見た岡谷あたりの天気予報でも33℃ぐらいありましたが、さすがに川のそばは涼しいだろうとたかをくくっていました。 結果、天竜峡のそばを木陰を選んで20分ほど歩いただけで着替えた…

散歩をする 148 天竜川と天竜峡

諏訪湖から流れ始める天竜川の姿がなんとも不思議でしたが、これが中流域の天浜線や、下流の東海道新幹線の車窓から見た天竜川の始まりだと思うと感無量でした。 川幅いっぱいにゆったりと流れるこの川が、その後どんな変化をしていくのか想像がつかないまま…

散歩をする 147 天竜川の始まりを見に行く

春に遠州から駿河へと歩いた時に、天浜線で天竜川の鉄橋を渡りました。 その時に、水源を辿っていくと諏訪湖だったことに驚きました。多摩川とか荒川、利根川のように奥深い山々のどこかに湧いた小さな流れをイメージしていたのです。 ということは、あの大…

ユリ

子どもの頃に引っ越した地域には、ヤマユリがあちこちに咲いていました。 ユリは庭で育ているというよりも、道端や野山のどこにでも自生している花でした。 ちょうど夏休みに入る頃に咲き始めてここかしこに良い香りが漂うので、いまでもユリの香りは大好き…

イメージのあれこれ  27 パンタグラフ

ここ3〜4年、少し遠出することが増えてあちこちの鉄道に乗る機会が増えました。品川駅にひっきりなしに入ってくる東海道新幹線や大宮駅のさまざまな新幹線を見ているだけでなんだか幸せな気分になっています。あるいは在来線のホームで、遠くから列車が近づ…

食べるということ 38 食べ物が国境を越える

7月初旬に、何気なくつけたテレビで外国の女性が日本のおにぎりにハマっているという番組がありました。 テレビ東京の「世界!ニッポン行きたい人応援団」の7月8日の放送だったようです。 インターネットで見つけたおにぎりに一目惚れし、1年半前におにぎり…

こんな地図があるといいな 3 静かに座れる場所がわかる

海や川、あるいは池などの水面をぼーっと眺めているのが好きです。 都内の川沿いの公園を訪ねるようになって、自然と安全とを配慮した場所が案外とたくさん整備されていることを知るようになりました。 大小さまざまな都内の河川も、遊歩道やサイクリングロ…

観察する 63 座れる場所がない街

あちこちを散歩するようになってだいぶ歩けるようになりましたが、たぶん、今の限界はおよそ2万5000歩ぐらいです。 最初の5000歩ぐらいを越えると、「どこかで座ってひと休みしたいな」と思い始めます。 最初の頃は無計画な歩き方をしていたのか、あまりこの…

こんな地図があるといいな 2 歩道がわかる

MacやiPhoneの詳細な地図でもやはり現地に行ってみないとわからない情報が、歩く人のための地図に書いたように「道はあるけれど歩くのには適さない」という情報です。 例えば、水郷田名へ行く断崖のような場所に通っている道路です。 つづら折りの道路をひっ…

水のあれこれ 107 多摩川と澤乃井園

水が美味しいところには美味しいお酒があることを、子どもの頃から知っていました。 その頃から飲んでいたわけではなくて、当時住んでいた水が豊富な地域に酒造工場ができたことで、大人の会話から知ったのだと思います。 あちこち遠出をすると、その場所で…

散歩をする 146 日原川

今日のタイトルの川名を正しく読めて、場所もわかるかたはどれくらいいらっしゃるでしょうか、特に東京に住む方々で。 私は最近、地図で名前を知りました。でも読み方は「ひはらがわ」だと思い込んでいて、現地に行って「にっぱらがわ」と読むことを知りまし…

散歩をする 145 羽を歩く

「羽」というのは、川沿いに出っ張った地形を表すというようなことを何かで読んだ記憶があります。 検索しても見つからず、手持ちの川に関する本だったのかもしれないとパラパラと探してみたのですが、何に書いてあったのかわからないままです。 その時に「…

つじつまのあれこれ 17 「車いす拒否で40分待ち」のニュース

「車いす対応バスなのに『次に乗ってくれ』 運転士『拒否』で40分待ち、『障害者は客として認識されていないのか』」(JーCASTニュース、2019年7月14日)というニュースを見かけて、まず思い浮かべたのがあの日のことでしたが、「乗車拒否」までする状況はど…

事実とは何か 65 ワンマン運転が負担になっているのではないか

3年ぐらい前のこと、当時父がお世話になっていた施設からの帰り道のことでした。 バス停で待っていると車椅子に乗った30代ぐらいの男性が来ました。 その地域では一家に車2台所有も珍しくないのか、車椅子どころかベビーカーでバスに乗る方もほとんど見かけ…