記憶についてのあれこれ 151 ショッピングモール

「ショッピングモール」という言葉も最近では珍しくなくなったのですが、日本で広がり始めたのはそう昔でもないのではないかと思い返しています。どちらかというとショッピングセンターの方が馴染みがあるかもしれません。 1970年代ごろには地方でも個人経営…

反動から中庸へ 10 市場と道の駅

「市場」は、「しじょう」ではなく「いちば」の方です。 長井市場食堂の横に、野菜や魚などを扱うお店もありました。 思わずふらりと立ち寄りたくなりますね。 1980年代に初めて東南アジアで暮らしてから、公設市場的な場所が大好きになりました。 市場に行…

食べるということ  47 漁港で食べる

横須賀からの帰り道は逗子までバスを乗り継いだのですが、路線バスに詳しくない地域でこれを可能にしたのは、さらに2ヶ月ほど前にその「林」からバスに乗ったからです。 昨年11月は晴れて気温が高い日が多かったので、突如として「海を見に行きたい」と思い…

客観的のあれこれ 6 失敗から学んだ方が生活の質は良くなる

ときどきうさぎ林檎さんの妖怪アンテナから刺激を受けに、twitterを読ませてもらっています。 最近は高齢者向けの、質・量ともに参考になる丁寧につくられた料理の写真にすごいなあと感心しています。 時々、「うさぎ林檎さん節炸裂」を感じるものがあります…

散歩をする  200 田浦から横須賀へ

近くに一足先に水仙が咲き始める庭があるので、12月になると「水仙がたくさん咲いている場所に行きたい」という気持ちが強くなるのも例年のこと。 ただし、人が少なくてイベントなどのない静かな場所が好みなので、今年はどこに行こうかと探していたら、田浦…

境界線のあれこれ 95 道を蛇行させる

蛇行する道が減っていることに対して、今日は反対に、人為的に道をくねくねさせる話です。 散歩をしていると、ごくごくたまにあえて道を蛇行させているところがあります。スクールゾーンとか、新しくできた住宅街で車を徐行させるためのものです。 あるいは…

境界線のあれこれ 94 蛇行する道

散歩をしていると、「なんでもう少しまっすぐな道にしないのだろう」と思う場所がたくさんありました。 「ありました」と書くのは、最近はむしろその蛇行する道をそのまま残しておいて欲しいなという気持ちの方が強くなっているからです。 以前は、土地の所…

数字のあれこれ 59 分母が増えれば偶然も増える

年末に路線バスを乗り継いで旅をするという番組を録画予約しておきました。 番組表に「境港」とあったからです。あの境港と境水道あたりが映し出されて、懐かしい気持ちになりました。そして、出雲市駅や斐伊川の中流域の風景も見ることができました。 2年ほ…

専門性とは 8 崖っぷちに立つ

なんだか心穏やかでないタイトルですね。 「非常に苦しい状態に置かれること」(Weblio類語辞書)という意味ですが、誰がどうやってこの言葉を編み出したのだろうと、最近考えています。 というのも、数日で河岸段丘がなくなった場所を見るたびに、削り取ら…

境界線のあれこれ 93 平地

小学生の頃だったでしょうか、授業で「日本は平地が少ない」あるいは「山が多い」と習ったのは。 そのころは、都内からとある山間部に引っ越した時期でしたからそれを実感したつもりでいました。それでも、少し沿岸部の街へ出たり東京へ行くと、平地がたくさ…

散歩をする 199 歩きまわりたくなる街・渋谷

10代から20代にかけて、最も身近だった街が渋谷でした。1970年代から80年代にかけて、DCブランドの服を探したり美容室に行ったり、あるいはワインの専門店に行ったり、ちょっと背伸びしたいと思わせる街でした。 その後、急に「若者の街」になり騒がしくなっ…

10年ひとむかし 56 数日で河岸段丘がなくなった

渋谷駅の再開発で桜丘が更地になったと12月初旬に書きました。 桜丘は渋谷川の河岸段丘だったのだとはっきりとわかる、なかなかこの機会でないと見られない風景になっています。 更地といっても傾斜しています。 ところが年末のわずか数日で、ごっそりとこの…

水のあれこれ 124 川は少ないけれど湖が多い

境港から米子に戻り、帰路の山陰線に乗るまで1時間ほどあったので、中海に面した遊歩道を歩いてみました。 米子駅の東側に流れる賀茂川沿いに遊歩道があり、小高い丘に挟まれた先に、中海が見えます。右手の丘は米子城跡で公園として整備されていて、そのふ…

運動のあれこれ 34 「中海・宍道湖の干拓淡水化事業の歴史的回顧」

宍道湖と中海の干拓について検索してすぐに目に止まったのが、昨年2月に松江市が開いた「第11回市史講座ミニレポート」の「中海・宍道湖の干拓・淡水化事業の歴史的回顧」(徳岡隆夫氏、島根大学名誉教授)でした。 私の忘備録として書き写しておこうと思い…

米のあれこれ 15 中海・宍道湖の干拓

ただひすら川と海を見にあちこち訪ねている理由のひとつに、全国の干拓地を見てみたいという壮大な夢があります。 専門的なことはとても理解できないのですが、せめて、いつ頃できた干拓地なのか自分の頭のなかに年表を作りたいという感じです。 宍道湖にも…

散歩をする 198 米子から境港へ

米子に到着したのは6時前でしたが、すでにあたりは真っ暗です。ホテルの窓は駅に通じる大通りに面しているのですが、夜9時にはほとんど車も歩く人もなく静かでした。 翌朝5時、まだ暗いうちからまた窓の外を眺めていました。夕日が宍道湖に沈むのを見て方向…

境界線のあれこれ 92 松江と米子

一畑電車で宍道湖の北岸沿いに走ると終点は松江しんじ湖温泉駅で、JR松江駅とは離れています。 どうせならJRの近くまで線路を伸ばせば便利そうなのですが、何か歴史とか地形とかの理由があるのでしょうか。 駅名に温泉とついていますが、宍道湖湖畔の平坦な…

散歩をする 197 宍道湖

地図で宍道湖周辺を眺めていたら、私のイメージにはなかったものを見つけました。 それはJR山陰線の通っている湖畔の対岸にも、電車が通っていたことでした。 ぐるりと対岸を走って、松江市内まで通っています。戦後、観光が庶民的になった時代にできたのか…

記録のあれこれ 56 水仙の記録

12月でもまだコートを手に持って歩くときもあり、寒さはつらくはない時期ですが、出勤時も薄暗くそして帰宅時には真っ暗になる日の短さがなんともどんよりとする季節です。 早起きして散歩に出かけても、見てまわれる明るい時間帯が5月や6月ごろに比べると3…

思い込みと妄想 43 偶然は暗示

時々利用する駅のホームから、東海道新幹線が通過するのが見えます。時間帯によっては3~4分起きに通過し、反対側からの新幹線も通過します。 これくらいの頻度だと、自分の列車を待っている間に絶対に1本ぐらいは新幹線を見ることができるはずなのですが、…

散歩をする  196 斐伊川放水路を訪ねる

岡山を10時4分に出発した特急やくもは、13時7分に出雲市駅に到着しました。 まだ薄暗いうちから新幹線に乗り、長い長い、でも充実の列車の旅が一旦終わりました。 ここからはいよいよ歩く散歩です。 11月下旬の山陰は検索すると雪が降る時もあるらしいので寒…

水のあれこれ 123 斐伊川放水路

斐伊川と書いてあっても、最初は自信を持って読めませんでした。 どこを流れているかというと、Wikipediaの冒頭にこう書かれています。 斐伊川(ひいかわ)は、島根県東部および鳥取県西部を流れる一級水系斐伊川の本流。 宍道湖はこの斐伊川の一部だと、今…

散歩をする  195 大山そして中海、宍道湖へ

分水嶺を越えて石見川を見ながらしばらく列車の旅は続きます。全国に「石見川」が数カ所あるようで、「いしみ」「いわみ」の呼び方があるようですが、この川は「いわみ」と呼ぶようです。 生山駅の手前で日野川と合流して日野町を流れ、このあたりから「日野…

水のあれこれ 122 分水嶺

こちらの記事に書いたように、母のところへ行く時にはちょっと山の中を通ります。 そこは県境にあたるのですが、川が流れていてちょっとした渓谷があるので、高校生の頃から好きな場所です。 この10年ほど頻繁に両親が住んでいる場所を往復しながらこの川の…

思い込みと妄想 42 偶然は偶然

遠出の散歩から戻って2週間ほど過ぎた頃、母の面会に行きました。 ふだんなら持っていったお寿司を食べながら、まずはたまった不満やら体調の変化やら母の話の聞き役になったり、頑張っていることを称えることから始まる面会なのですが、この日はなぜか母の…

散歩をする  194 高梁川沿いに山陽から山陰へ

この1年は人生で一番、新幹線に乗ったのですが、東海道新幹線から見える風景もだいぶ覚えました。 車窓から見える家とか田畑とか建物とか山や川とか、「あ、あれは見た記憶がある」と思い出せるのは不思議ですね。 今年は2回、3回と通過したり歩いた場所もあ…

散歩をする 193 ただひたすら川と海を見に〜山陰編〜

散歩の記録が追いついていないのですが、はらこ飯の10日ほど前に、島根から鳥取に行きました。 昨年の11月に倉敷を訪ねてから、とりつかれたようにあちこちに行った1年でしたが、決して無計画でもなく、一応、短期・中期・長期で考えているつもりではありま…

米のあれこれ 14 もち米のお菓子

早朝からもち米をついてお菓子を作っていた米沢のお団子屋さんに立ち寄ると、中では数人の方々が忙しそうにお菓子を作っていました。 店頭には、7時過ぎなのにすでに数種類の餅菓子が並んでいます。 子どもの頃から商店街に必ずあった伊勢屋さんを思い出しま…

散歩をする 192 福島市と阿武隈川

さて、今年に入って3回も素通りした福島市にいよいよ到着です。 最初はただひたすら川と海を見に東北をまわるために秋田新幹線に乗った時でした。 その時には、ただ阿武隈川の流れを追っていましたが、初めての福島を通過した後すぐに山のようなトンネルに入…

散歩をする 191 東北本線に乗って福島へ

早起きは三文の得ですね。はらこ飯を満喫して、鳥の海も阿武隈川河口も見て、そして資料館も訪ねても、まだ午後2時です。 計画の段階では、岩沼駅から東北本線の槻木(つきのき)駅で阿武隈急行に乗り換えて福島まで阿武隈川沿いに行ってみたいと思いました…